仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」主要キャストが本音を激白!2022/10/18
テレビ朝日系で10月22日からスタートする、仲野太賀主演の連続ドラマ「ジャパニーズスタイル」(土曜午後11:30)の囲み取材が行われ、主演の仲野をはじめ、共演の市川実日子、要潤、しずる・KAƵMA、檀れい、石崎ひゅーい、柄本明の主要キャスト7人が、見どころとともに驚異の過酷撮影への本音を激白。キャストの面々が仲むつまじい姿を披露し、笑いの絶えない取材会となった。
コメディーからシリアスまでこなす演技派の仲野が、脚本・金子茂樹氏、監督・深川栄洋氏とタッグを組んで、同局初のシットコム(シチュエーションコメディー)で新境地を開拓する本作。物語の舞台となるのは、さびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみ。その限られた空間で、30分間ノンストップの群像劇が繰り広げられていく。もちろん、撮影自体もほぼ本番一発の長回し。毎回、何が飛び出すか分からない展開から目が離せなくなる。
「虹の屋」の3代目である父親に反発し家を飛び出したものの、うだつの上がらない毎日を送っていた柿丘哲郎(仲野)が10年ぶりの帰宅を果たすところから始まる。そんな彼を待ち構えていたのは、口が悪い流しのフラメンコダンサーの寺門・ルーシー・数子(市川)、温泉嫌いで潔癖性の支配人・影島駿作(要)、UNO依存症の料理長・浮野奏太(KAƵMA)、息子と占いに人生を捧げるシングルマザーの仲居・浅月桃代(檀)と、その母親と一輪車を愛する少年のような従業員・浅月凛吾郎(石崎)、省エネ仕事で40年も旅館にしがみつく古株・梅さんこと梅越一二四(柄本)という一癖も二癖もある猛者たちだった。彼らに翻弄(ほんろう)されながらも、哲郎もまた持ち前の“クズっぷり”を見せて、ドタバタ劇はより加速していく。
取材会の冒頭、“本格シットコム”ということで、従来のドラマとの違いを質問された仲野は「日本ではあまりなじみのない本格的シットコムに、僕自身も初めて挑戦しています。もちろんとても大変ですが、演じていてとても楽しいです。お客さんの目の前でお芝居して、それを撮影することも普段のドラマではないことですし、かといって、舞台ともまた違います。“新しいお芝居の表現”に挑戦している感じ。こういった選択肢があっても、僕はいいと思っています。どこにカテゴライズされているのか、分からないところを、楽しみつつ、一生懸命にやっています。とはいえ僕は、本番までセリフが言えないことも結構あって直前までボロボロなのですが、今のところは、何とかぐらつきながらも着地できています(笑)」と、座長らしく真摯(しんし)にコメント。
それを受けて、檀は「普段の舞台だと、長いお稽古期間があって初日を迎えるという形で、じっくり腰を据えて一つの作品を作るんですけど、台本をいただいて一生懸命にセリフを覚えたら、ワッとみんなでリハーサルをしてすぐに本番という、とても短い時間で30分間のドラマを作り上げないといけないので、緊張感があります。でも、回を重ねるごとに、この7人のメンバーの気持ちがどんどん一つになっていくのを、芝居をしていても感じます。日々、とても楽しんでお芝居をしています」と、楽しみながら挑んでいることを明かした。
「現場の合間はどんな話をされていますか?」と聞かれると、仲野が「基本的には、KAƵMAさんのお笑い談義」と語ると、KAƵMAは役柄である“浮野スイッチ”が入って、「お笑いを知らないメンバーだから、一から教えてんだよ!(笑)」とかみついて、さらに「長回しの撮影で、プレッシャーに負けてしまっている方はいらっしゃいますか?」との質問にも、キャラのまま「付け入る隙がないですから。質問がナンセンスです! 僕は、プレッシャーにめちゃくちゃ強いよ! 正直、1話から、柄本さんはリハーサルでやっていないことをするんですよ。柄本さんのアドリブにみんな動揺していたくらいなんですけど(笑)、それでも僕はブレずに“浮野奏太”ができていますから!」とまくし立てて、会場を笑いに包み込んだ。
そして、仲野の“座長ぶり”を聞かれると、仲野は「褒めてください!」と懇願。市川は「仲野さんは、セリフが一番多い中で、集中力がとても高く、それで引っ張っていってくれていると感じています。本当に頼もしくて、リハーサルを重ねるごとに、ここをもっと面白くできるとか、作品を面白くしよう、見てもらう方に楽しんでもらおうという気持ちを持ってやってらっしゃいます。それに、本番に入った時のスイッチの入り方がもう全然違います。グーッと引っ張っていってくださる感じです」と本番で脅威の集中力を発揮する、リーダーとしての資質を明かした。
要も「仲野さんは、一番負担が大きい中で、“引き”で物語を見てらっしゃって。細かい部分にも目が届いていて、一つ一つのセリフを絶対に笑いに変えたり、雰囲気をよくしたりといったふうにもっていってくださるので、そういう姿勢を見ていて、僕たちは頑張らなきゃなと思えますし、元気をもらいながらやっています」と、仲野が率先して現場を引っ張っている様子を語った。
さらに、石崎が「本当に人間のやることじゃないなって思っていたので、それをこなしている太賀を見ていると勇気が湧いてきて、『僕も頑張ろう!』という気持ちになるといいますか、あらためて尊敬しました。こういうことができる俳優って、日本に太賀しかいないんじゃないかなと思いましたね。たぶんですけど…今、考えても太賀しかいないですね」と称賛するも、「でもこのあいだ、一緒にサウナに行ったんですけど、外気浴をしている時の太賀はクズ感が出ていました。何も隠すことなく全開で…僕の方が『大丈夫かな』って心配になるほどでした(笑)。あと、太賀が座長なのに、肉を食べに行った時は、僕がおごりました(笑)」と暴露。
柄本も「座長は大変です。あんなにセリフが多くて…本当に覚えられない! 僕は少ないのに覚えられないですから。とにかく大変ですよ! 本当に偉いと思います」と絶賛すると、仲野は「大見出しでお願いします(笑)」と記者にアピール。続けて、本作での見どころについては、「バラバラな個性を持ったキャラクター7人が、団体芸をすることが時々あるのですが、その時の一致団結感です!(笑)。全員がキッカーといいますか、他キャストの皆さんが強烈な個性を持って存在してくれるので、とにかく頼もしくて、みんなで一つのことをやることがとても楽しいです」と、一丸となった際に生まれる強力な化学反応を挙げた。
市川は「見どころポイントはいろいろありますが、ほかのドラマでは絶対に見られないと思うのは、皆さんのキラキラと輝く大量の汗です!(笑)」と笑顔で答え、要も「僕のキャラは設定として、2時間ドラマの刑事ものマニアというキャラクターで、毎回、推理のモードに入る瞬間があるんです。その時、つらつらしゃべるのですが、汗をかき出す瞬間でもあります(笑)。そこも注目して見てほしいですね」とアピール。
KAƵMAは「見てほしいポイントは、セットの自販機もリアルに買えるし、エレベーターなども細かく作り込まれているし、衣装もすごい。裏方さんもうごいということも、ぜひ見てほしいです!」とスタッフの努力を称えた。
石崎は「見どころは、個人的なことで言うと『凛吾郎ピンク』という技です。まだ詳しくは言えないんですけど、まさにポイントだと思うので、『凛吾郎ピンク』という言葉だけ覚えておいていただけると!」と気になるコメント。
また、檀は「本当に誰を見ても面白いと思います。ドラマで放送する時にはすべての人は見られないかもしれないですけど、しゃべっている後ろの人のお芝居であったりとか、みんな何かしらお芝居をしているので、そこは楽しんで見てほしいですね」とポイントを伝えた。
柄本は「見どころのポイントは、『この人、セリフ大丈夫かな?』と思いながら見てください。特に僕なんですけど、『この人セリフ忘れたな…あ、出た!』という感じで楽しんでいただければ(笑)。しかし、本当にセリフを覚えるのが大変で、必死です。1話全部を通してやりますからね、太賀さんは特に大変だと思います。僕は結構、セリフも少なめなんですけど、『いつくるのかな…』というのがありますから(笑)。みんなもロシアンルーレットみたいな順番待ちの恐怖があると思います(笑)。そんなリアルなところも見て楽しんでいただければと思います」と語った。
最後に、仲野が「主題歌はVaundyさんが書き下ろしてくださいました。とてもおしゃれで、聴いていると踊りだしたくなるような、そんな楽曲で。僕たちも楽曲に負けないように、しっかり面白いドラマを作っていこうと思いました。歌詞もすてきで、このドラマにもぴったり合っていて、すごい才能だと思いました。『Vaundy、恐るべし!』です。まだ年齢も若いのに、この先どうなっていくんだろう?と感じざるを得なかったです」と主題歌の素晴らしさに触れつつ、「シットコムというあまり聞きなれないスタイルのジャンルのドラマですが、土曜の夜11時30分に見やすい、とにかく楽しいドラマになっていますので、気楽に見ていただけると幸いです。よろしくお願いします!!」と力を込めて、取材会を締めくくった。
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