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新生「科捜研の女」が始動。 沢口靖子、内藤剛志、小池徹平が見どころを紹介!2022/10/13

新生「科捜研の女」が始動。 沢口靖子、内藤剛志、小池徹平が見どころを紹介!

 テレビ朝日系で10月18日からスタートする連続ドラマ「科捜研の女 2022」(火曜午後9:00。初回は午後8:00から2時間スペシャル)の会見が行われ、主演の沢口靖子、レギュラーキャストの内藤剛志、小池徹平が、作品に懸ける思いや見どころなどを語った。

 科学捜査ミステリーの原点にして最高峰に君臨する本シリーズは、1999年のスタート以来、ミステリーファンから熱烈な支持を受け、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている。この秋、同局に誕生する新ドラマ枠「火曜よる9時」の幕開けを飾り、新たなステージにふさわしく、大胆に変貌を遂げ、さらに、高度な科学捜査を追求し、よりスタイリッシュで、よりハイクオリティーな大人の科学ミステリーに進化。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員である榊マリコ(沢口)が、新たな“科捜研ワールド”に視聴者をいざなう。おなじみのキャストに加え、今シーズンから君嶋直樹(小池)が科捜研研究員として加入するほか、天才物理学者・古久沢明(石黒賢)が“史上最強の敵”としてマリコの前に立ちはだかっていく。

 新シーズン初回2時間スペシャルでのスタートが迫る中、東映京都撮影所に組まれた科捜研の新セットで行われた今回の会見では、沢口が「“またマリコに息を吹き込むことができるんだ”…と、うれしい気持ちになりました」と率直な心境を語り、「さまざまリニューアルをしていて、科捜研セットも新しくなりました。鑑定場所はフリースペースとなり、“今どきの科学ラボ”という印象です。私の一番のお気に入りは、マリコのラボを囲むオレンジ色のスモークガラス。クールな空間の中にも温かみを感じさせる色味が、マリコの人間味を表している気がします。このガラスはワンタッチで視線を遮ることができる上、巨大スクリーンにも変身するので、迫力ある映像を投影することもでき、それが演出にも生かされています」と最新鋭の設備がそろった科捜研の新セットも自ら紹介し、「演出、カメラワーク、照明、衣装など、すべてにおいてクールで硬質でスピード感あるドラマを提示しようと挑戦しています」とスタッフも含めた全体の熱量を伝えた。

 加えて、「私自身も作品に向き合う基本的な姿勢は変わりませんが、放送時間が繰り下がることもあり、“大人モード”を醸し出していきたい。ファッションもシックになり、“マリコが大人になった”と感じていただけたらうれしい」と、マリコの“大人度”をアピール。

 また、新メンバー・小池徹平の印象については「同じ大阪出身で、お会いする前から親しみを感じていたのですが、実際にお話したら爽やかな好青年で、まるで少年漫画から飛び出してきたヒーローのよう!(笑)。しかも、お芝居がとてもしっかりしていらっしゃるんです。登場シーンは専門用語でバトルしながら自己紹介する…といった、緊迫感漂う科学者同士らしい場面でしたが、やりとりをしていてとても気持ちがよかったです」と絶賛し、頼もしさを感じていることを明かした。

 続けて、この24年を振り返って「当時はまだ、科学捜査研究所の存在が世の中に浸透していない時代だったので、企画をうかがった時、真っ先に『そこは何をするところですか?』と質問したことを覚えています(笑)。科学の進化に伴い、作品全体も進化してきたことが、長く続いてきた理由の一つだと思いますし、科学だけでなく人間も描いてきたところが作品の魅力であってそこは変わりません。その上で今作では今までの“明るく身近な科捜研”ではなく、クールで高度で上質な世界観を目指していきます」と新シリーズの魅力を話した。

 長年、沢口とタッグを組んできた土門薫役・内藤も「『木曜ミステリー』は伝統の枠でしたから、やっちゃん(沢口)と同じく、寂しさはもちろんあります。でも今回のシーズンでは火曜9時のドラマ枠のスタートを飾るチャンスをいただいたわけで、そういう場をもらえた、という喜びの方が大きいですね。やっちゃんとも『いろいろ新しくしていこう!』と細かく話しています。前シーズンとはまた違うものをお見せしたいですね」と意欲を見せる。

 小池に関しても「小池くんとの共演は3回目で、やっちゃんが言うようにお芝居がしっかりしているし、現場での真摯()しんしな姿勢もよく知っています。化学変化を起こしてもらいたいなとは思っていますが、この現場では新メンバーか先輩かなんて全く関係ありません。いつもやっちゃんと話しているのですが、科学がどんどん新しくなるので、私たちも毎シーズン、ドキドキしながらやらせていただいているんです。だから、全員が毎回ゼロからのスタート。小池くんには撮影初日からセリフのタイミングについて相談しちゃいましたし、小池くんと一緒にみんなで作っていこうと考えています。今後、小池くんが演じる君嶋と土門も、これまでのキャラクターたちにはない関係性を培っていけたら面白いですね!」と“ワンチーム”であることを強調した。

新生「科捜研の女」が始動。 沢口靖子、内藤剛志、小池徹平が見どころを紹介!

 小池は「僕は16歳の時に大阪から上京して転校したのですが、まさにその時の気持ちを思い出しています。“転校生”として科捜研の現場に入らせていただき、息つく間もないまま怒濤(どとう)のような日々を過ごしています。でも、現場には長く続くシリーズゆえのチームワークがあり、非常に温かく居心地がよいですし、逆に、“転校生だから”という遠慮が一切ない空気にものすごく救われている部分があります」とプロ同士の現場の雰囲気を説明。

 さらに、「科学用語って自分の耳になじんだ言葉ではないし、理解という領域まで到達しきってない部分もあるので、皆さんのお芝居のテンポが早く感じてしまうこともあって、必死にすがりついている感覚です。でも、監督から『“3年前からいたんじゃない?”と思うぐらい現場になじんでいる』という言葉をいただいて、それで一気に肩の力が抜けたところもありますね」と明かし、沢口、内藤との共演には「当たり前ですが、沢口さんは“マリコさん”にしか見えず、真にマリコさんとして存在されているんです! ずっと見てきた世界に入ってお芝居させていただいているのは、不思議な感覚ですね。内藤さん演じる土門さんとも、これから深く絡むことができたら面白そうだなと思っています! 僕にとっても、この作品はものすごいチャレンジ。毎日たっぷり刺激をいただいています」と目を輝かせた。

 初回2時間スペシャルでは、君嶋の元上司に当たる京都環境生態研究センターのセンター長・奥崎譲(小宮孝泰)が火の気のない公園で突然、焼死するという不可解な事件が発生。これは、いわゆる“人体自然発火現象”なのか? それとも奥崎を憎悪する物理学者・古久沢がなんらかの手段を用い、奥崎の体を発火させ、死に至らしめたのか!? マリコは事件の真相を解き明かすべく奔走するが、古久沢はマリコの捜査方法を「科学者として醜悪」と冷たく非難。果たして科学者 VS 科学者の壮絶バトルの行方は? そしてミステリアスな事件の真相とは…。さらなる高みを目指す本シリーズの新たなスタートに期待が高まる。


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