仁村紗和が「祈りのカルテ」第1話にゲスト出演。玉森裕太が担当する患者役2022/09/30
Kis-My-Ft2・玉森裕太が主演を務め、日本テレビ系で10月8日にスタートする連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」(土曜午後10:00)の初回ゲストとして、仁村紗和が出演することが分かった。
ドラマは、現役の医師でもある作家・知念実希人氏によるシリーズ累計17万部を突破したベストセラー「祈りのカルテ」が原作。患者のすべての情報が書き込まれた診療録=カルテを基に、純正医科大学附属病院の研修医・諏訪野良太(玉森)が研修先のさまざまな科で「人の顔色を読む」という特技と、カルテを読み解くことによって、それぞれに問題を抱えた訳ありの患者たちと真摯(しんし)に向き合い、彼らの抱えた秘密を見破るハートウォーミング・ミステリーだ。
仁村は「おちょやん」「青天を衝け」(ともにNHK)での演技が話題を呼び、「あなたのブツが、ここに」(NHK総合)では主演を務めるなど、頭角を現している。今回彼女が演じる山野瑠香は、立石聡美(松雪泰子)が指導医を務める精神科で諏訪野が初めて担当することになる患者。月に一度、過量服薬で入院してくるという謎を抱えたキャラクターだ。
自身の役どころについて仁村は「難しい役どころで演じていて心が痛みます」としつつも「諏訪野先生との出会い、人間同士の交流の中で瑠香自身がどう向き合い生きていくのか、瑠香のような思いをする人が少しでもいなくなるように願いを込めて、そして気付くきっかけになるように、丁寧にお芝居できたら良いなと思っています。温かい人間ドラマをお届けしたいです」と撮影が進む中での想いを語っている。
純正医科大学附属病院の研修医・諏訪野良太(玉森裕太)は、当直で急患の対応に追われてヘトヘト。仮眠をとろうと研修医室に行くも、親友で同期の冴木裕也(矢本悠馬)らが騒がしく、大事にとっておいた魚肉ソーセージもみんなに食べられてしまった…。まだ学生気分が抜けきらない同期たちの中で、曽根田みどり(池田エライザ)は“白衣を着たらベテランも研修医も関係ない”と意識が高い。
2年間の初期研修で、約1カ月ごとにさまざまな科を回り、将来進む道を決める研修医たち。第1話での諏訪野の新たな研修先は精神科だ。「今日から1カ月間、お世話に…」とあいさつする諏訪野の目の前で、指導医の立石は真剣な顔つきでタロットカードと向き合っている。立石は「愚者」のカードを引き当てると、「まさかあなたが?」と諏訪野の顔をジロジロ見る。
「精神科の診察は患者さんの話を聞くことから始まる」という立石から、諏訪野は早速、担当患者を任される。25歳の瑠香は「睡眠薬をいっぱい飲んだ」と自ら119番通報して搬送されてきた。右腕にはリストカット痕、左腕にはタバコのやけどの痕が。2年間、彼女は過量服薬で毎月入院を繰り返しているらしい。諏訪野は瑠香から話を聞こうとするが、瑠香はうつろな目で天井を見たまま無反応。瑠香が出す“それ以上聞くなという雰囲気”を察した諏訪野は、何も聞けなくなる。
医局に戻った諏訪野は、瑠香の初診からのカルテを見返す。21歳の時、働いていたキャバクラで知り合った岡部彰と結婚したが、岡部を強く束縛してけんかが頻発すると自傷行為を繰り返すようになり、2年前に離婚。以後、睡眠薬の過量服薬が始まった。現在は生活保護を受給している。立石が診断した病名は、誰かに依存して自傷行為を繰り返す「境界性パーソナリティ障害」。しかし、カルテを見ていた諏訪野は、瑠香の左腕のやけどの痕が、ある文字になっていることに気付く。
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