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「階段下のゴッホ」に朝井大智、田辺桃子、美波、利重剛らが出演2022/08/29

「階段下のゴッホ」に朝井大智、田辺桃子、美波、利重剛らが出演

 TBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の4作目の作品として、9月20日にスタートする連続ドラマ「階段下のゴッホ」(火曜深夜0:58、関東ローカル)に、朝井大智、田辺桃子、石川瑠華、高橋侃、秋谷郁甫、田中隆三、美波、利重剛が出演することが分かった。

 SUMIREが主演を務める本作は、美人、勤勉、成績優秀で、大手化粧品メーカーに勤める人望厚き働き盛りの30歳・鏑木都(SUMIRE)が主人公。年収1000万円超えの“高収入バリキャリ女子”である都は、ある絵画に出合ったことで一念発起し、画家になるという夢をかなえるべく東京藝術大学を目指すことになる。都は美術予備校で、“ザ・才能の塊”である6歳下の青年・平真太郎(神尾楓珠)と出会う。格差や壁も乗り越え、自分らしく生きる都の姿を描くヒューマンラブストーリーだ。

 朝井が演じるのは、都の勤務する大手化粧品メーカーの先輩社員・源洋二。無謀ともいえる挑戦を続ける都を見守り、時には導き支える、柔和で誰の懐にもするすると入っていける気さくで優しい上司だ。フランクでありつつも、時に都を優しく大人として諭し見守る。そして、ひょんなことから、都や洋二と関わることになる新進気鋭のカメラマン・夏目きいろ役を田辺が務める。カメラマンとして活躍し、その堂々たる振る舞いや仕事ぶりが支持を集める若者に人気のインフルエンサーの夏目。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いが目立ち竹を割ったような性格の夏目だが、その心(しん)にはある強い信念がある。最初はぶつかり合っていた都と次第に意気投合していく夏目の、鋭く物事の本質を突く発言も本作の見どころの一つとなる。

 朝井は「源洋二を演じるにあたって特に意識していたのは、大人の優しさを表現できたらと思っていました。僕自身はよく子どもっぽいと言われるので、素が出ないように気をつけながらも、洋二にも少し天然な子どもっぽいところがあるので、そこは素で演じさせていただいています」と意気込む。

 加えて「多くの方は子どもの頃に抱いた夢が少なからずあると思います。たださまざまな理由により、実現や夢を追うことを諦めてしまっている人も多い中、この作品の登場人物はいろんな環境と戦いながら、自分の夢や信念に向かって進んでいく姿が心に響くと思います。今を必死に生きている都や真太郎たちが、どう変わり成長していくのかを注目して見ていただきたいです」と見どころを語っている。

 田辺は「私が演じた夏目きいろというキャラクターは、自分の『すき』な人・ものを心から大切にしていて、ものづくりへの強烈なパッションや、思ったことをそのまま言葉にできる素直さを持っています。そのまま過ぎて人付き合いがちょっとポンコツだったり、都たちをガンガン振り回すというような奇想天外さもクスッと笑えて愛くるしいです。とは言いつつ、自分と結構似ている部分があるので、こう書くと少し恥ずかしいのですが(笑)。なのであまり構えずそのままで、きいろだったらこっちだな、と思い切り自由に演じさせていただいています」と役柄と役作りについて触れる。

 続けて「『美術』と聞くと少し堅苦しく感じる方もいるかと思いますが、この作品はそのイメージがちょっと変わるのではないかと思います。少なくとも私はそうでした。美術品だけでなく作品を通して、色味や“個性の色”がきらめき合っています。年齢は関係ない! 都やきいろたちの青春をぜひ楽しんでもらえたらうれしいです」とアピールする。

 さらに、寡黙で職人気質なところのある、本作の第2の舞台として登場する喫茶「ついんず」のマスター・芦屋博康役を田中、予備校生に向き合い、距離感を保ちながらもさまざまな切り口からそれぞれが抱える悩みへの考え方を示す、美術予備校の講師・綿貫明世役を美波、ある人物の人生を大きく変えることとなるギャラリーの画廊主・綿貫豊役を利重が務める。豊は広い知識を持ち、美術というものがなぜ愛されるのか、なぜ人に必要なのかを教えてくれる水先案内人として、本作の鍵を握るキャラクターだ。

 田中は「私自身、ゴッホの絵が好きです。(ゴッホの代表作の一つ)星月夜なんて、たまりません。ゴッホが生前、生活苦だったことは有名ですが、それでも好きな絵を描き続けたのです。作者によらず絵の持つ魅力は、いろんな感動を与えてくれます。そんな題材を扱ったこのドラマは希少だと思いました」と作品に対する思いを伝え、「『好きなことと生きていく(働く)ことを二刀流で考えてもいいじゃないか?』と思う主人公と取り巻く若者をいつの間にか応援したくなっている喫茶店のマスター、それをありのまま演じている私がいました(笑)」と撮影を振り返る。

 美波は「私はもともと絵を描くのが好きで、美術や表現に対する情熱を題材にしたこの作品に参加できることがうれしかったです。私が演じた明世は、独特な世界観と鋭い洞察力をもっていて、時には厳しく、生徒たちをよりよい将来へ導いていく予備校の教師です。決して甘い道を歩んでいない、人生経験が豊富な女性画家をイメージして演じています」と役柄と演技プランについて明かし、「『階段下のゴッホ』は、夢を諦めきれない方、まだ見ぬ夢を見つけたい方におすすめのドラマです」と訴える。

 利重は「好きなものを好きと素直に言える世界であってほしい。制作・演出チームの思いが柔らかく優しく詰まっている作品ですね。いただいたセリフもどれもこれも腑(ふ)に落ちる言葉ばかりで、声に出すのが心地よかったです。皆さんの背中をそっと勇気づける作品になったらいいな」と魅力的な作品であることを話している。

 また、都と真太郎が通う美術予備校の生徒・高尾ハナ役を石川、栗林一人役を高橋、早川草介役を秋谷が担当する。

 なお、本作は、9月13日午後0:00からParaviで先行有料配信を開始。地上波放送後には、TVer、TBS FREE、GYAO!、Yahoo!で無料1週間見逃し配信される。


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