「24時間テレビ45」ジャにのちゃんねるが車いすの少年と圧巻のパフォーマンスを披露!2022/08/28
日本テレビ系では2日間にわたって「24時間テレビ45『愛は地球を救う』」(8月27日午後6:30~28日午後8:54)を生放送。「ジャにのちゃんねる」(https://www.youtube.com/c/jyanino/featured)で活動する、二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨がメインパーソナリティーを務め、「会いたい!」をテーマに東京・両国国技館からさまざまな企画を実施した。昨日27日には、橋本環奈と聴覚障害のある東京・立川学園の生徒たちが応援団パフォーマンスを披露する姿や、劇団ひとりと浅野忠信がタッグを組んだスペシャルドラマ「無言館」、20年ぶりに復活した同系の伝説的歌番組「THE 夜もヒッパレ」のスペシャルライブなどが届けられた。チャリティーマラソンでは、番組終盤にEXIT・兼近大樹が100kmを見事完走し、ゴールテープを切った。
「ジャにのちゃんねる」の二宮、中丸、山田、菊池の4人は、「ダンスをしてみたい!」と語る車いすの少年と集団フォーメーションダンスに挑戦。4人も車いすダンスに初挑戦となったが、車いすダンサーチームやバスケチーム、学生ダンサーなど、さまざまなパフォーマーも参加し、フォーメーションダンスを国技館で披露した。
パフォーマンス前、二宮は鳥取県に住む中学3年生の長谷川奨さんのもとを訪ねた。温かく歓迎しながらも少し緊張した面持ちだった奨さん。そんな奨さんを見た二宮は「スターだもんな(笑)」と場を和ませながら、早速距離を縮めていく。
奨さんは生まれつき上半身の重さを支える腰椎がなく、9歳の時に大腿(だいたい)骨を腰椎の代わりに移植。「もう二度とこんなことはやりたくない」と、10年間近く自分の体にあった足を失った当初は悲しみに襲われていたという。それでも、しんみりした空気は好きじゃないと話す奨さんは、家族の前では「僕は大丈夫」という雰囲気を出したそうで、その話を聞いた二宮も「それを出せるってすごいことだよ」と感銘を受けた。
家族の愛情を受け明るく人懐っこく育った奨さんは、リハビリにも前向きに。そして、手術を受けた翌年には車いすバスケを始め、地元の車いすバスケットボールチームに入団。さらに、兄・新さんも「弟と同じコートに立ちたい」と同じチームに入団し、奨さんと一緒にプレーを始めたそうで、「障害って不幸ではないけど、生活に不便がある中で個性として前向きに、『自分にはこういうことができる』と思っているところはすごく尊敬できる」と明かし、奨さんの前向きな姿勢は、家族にも大きな影響を与えていた。
その後、本人の明るく前向きな性格で車いすバスケに続き、車いすマラソン、ボルダリングなどのスポーツに挑戦。そして、昨年の東京オリンピックの聖火ランナーにも選ばれ、100mの走行という大役を果たした。
「障害は自分を強くするためのもの。障害があることで人よりできないことは多いけど、それでもなんとか工夫してできるようにする」と自らの障害について語る奨さん。そんな彼には、「小児科医になりたい」という夢があった。それは、手術の時に励ましてくれた小児科の医師の存在、そして「障害がある自分だからこそ、経験者として支えられるのではないか」という思いがあってこその夢だった。
しかし、そんな夢を抱きながらも「自分はどこでも働けないんじゃないか」という漠然とした不安を奨さんは抱えていた。それでも、車いすバスケや学校で出会ったたくさんの人が勇気づけてくれるという。「人と関わるのは楽しい」――そう感じる奨さんが、新たな出会いを求め選んだのが、今回のダンスパフォーマンスだった。
実はダンスにはちょっと自信があるという奨さん。その軽快な動きを見た二宮は「すげえ!」と驚きながらも「もうちょっと動けないかと思ってた…」と、自身の動きに不安を覚える場面も。
今回、「ジャにのちゃんねる」の4人と奨さんが挑戦するフォーメーションダンスのテーマは「踊りを通して『出会う』」。1部の「車いすダンス」から始まり、2部の「バスケットボール」、そしてラストの「フォーメーションダンス」で締める全3部構成となった。うまくいかないことも多い中、「踊ることが楽しいのが一番」(二宮)、「一緒にいいステージに」(山田)とそれぞれが思いを口にし、奨さんも3週間の猛練習の中で、あらためて仲間の大切さを感じていた。
迎えた本番、奨さんが「チャレンジしてみようと、前を向ける」という歌詞が特徴のSEKAI NO OWARIの「RPG」に合わせて「車いすダンス」パートのパフォーマンスがスタート。続く「バスケットボール」パートでは、車いすバスケットボールチーム・東京ファイターズB.Cのメンバーと共に、ボールをつないでいく。そしてラスト、再び「RPG」の楽曲に合わせて総勢40人のメンバーのフォーメーションダンスを展開。注目されていた「全員で作る一文字」は、今年のテーマ「会いたい!」にも入っていた“会”。一糸乱れぬパフォーマンスが完結した。
パフォーマンスを終えた奨さんは、「皆さんのおかげでこのパフォーマンスは成功したと思います。皆さん本当にありがとうございました!」と感謝の言葉を述べ、二宮も「これ以上にいいコメントはありません。僕らの思い出を共有できてよかったですし、家族にとってもいい思い出になったんじゃないかと思います」と涙ぐみながら振り返った。
最後に、奨さんから「ジャにのちゃんねる」の4人へサプライズで手紙を読み上げた。「楽しいステージになるためにいつも僕を気にかけてくれた『ジャにのちゃんねる』の皆さん、本当にありがとうございました。初めて踊ったダンス、初めて出会ったみんな、初めての『24時間テレビ』、すべてが初めてずくめでした。仲間のおかげで今回のダンスは成功したと思います。これからもいろいろなことに挑戦し続けます」と感謝と誓いを伝え、二宮は「いろいろな夢があると思うし、いろいろな出会いがあると思う。その先でまた出会えたらうれしいなと思います」と締めくくった。
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