「鎌倉殿の13人」比奈役の堀田真由が出身地でトークライブ! 小栗旬は「そっとそばにいてくださる」2022/08/20
NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8:00ほか)の「トークライブ in 滋賀」が、滋賀県長浜市の長浜文化芸術会館で行われ、比奈役を演じる滋賀県長浜市出身の堀田真由が登壇した。
三谷幸喜が脚本を担当する本作は、源頼朝(大泉洋)の妻となる北条政子(小池栄子)の弟・北条義時(小栗旬)を主人公に、地方の豪族から頼朝の第一の側近となった義時が、その後いかにして頂点に上りつめたのかを、鎌倉幕府を支えた武士たちの姿を絡めて描くもの。
堀田演じる比奈は、比企尼(草笛光子)の孫で、義時の正室。権力闘争を繰り広げる北条と比企の間を懸命につなぐ人物だ。オファーを受けた際は、「何だか実感が湧かなかった」という堀田だが、「やっぱり大河ドラマというのは女優としての一つの目標でもあったので、いつか出られたらいいなと思っていたんですけど、思ったよりも早く、そして三谷幸喜さんの作品に出られるということが本当にうれしかったです。連続テレビ小説『エール』でご一緒させていただいたチーフ演出の吉田照幸さんとも今回またご一緒させていただきましたし、『わろてんか』の時に助監督だった中泉慧さんも今回は監督として演出チームに入られていて、再会することができました。自分自身も、またお会いできるようにならなきゃなと思っていましたし、再会できたら『わろてんか』の時よりもっともっと大きくなっていたいなと思っていたので、それも含めて思ったよりも早くて、うれしい気持ちでいっぱいでした」と大きな喜びを感じたことを明かす。
演じる比奈については「歴史上は『姫の前』という方がいらっしゃって、その方が今回は“比奈”として描かれています。もちろん歴史に沿ってはいますが、やっぱり三谷さんのオリジナルな部分もあるので、実際に台本を読んだ時はすごく小悪魔な女性だなと思いました。そしてとっても心(しん)が強くて、比企と北条の懸け橋となる方なので、やっぱり心が、思いがすごく強くて、圧も若干強い(笑)。そういった女性としての強さっていうところを出していけたらと思いました」としっかりと解釈しながら撮影に臨んでいるそう。
小栗との共演に関しては「とにかく緊張した」そうで、「義時さんと比奈の2人が初めて会うシーンが、本当に私のクランクインだったんです。その時に小栗さんが『ようこそ比奈』ってご自分のマスクに書いてくださっていて、それがすごくうれしくて、その話に触れたかったんですけど、緊張しすぎて何も会話もできず、ただ自分の心臓の音が聞こえるぐらいドキドキしていて。作品ですっごく緊張することってあまりないんですけど、『鎌倉殿の13人』はもう放送も始まっていて見ていましたし、『本当にやって来たんだな』という感じと、本当に目の前に小四郎殿がいて『ああ、これから比企と北条の懸け橋をしていかなきゃいけないな、全うしたいな』と思うとすごく緊張して。ただ、これではイカンと思って、小栗さんに初日に『私はすごく緊張してます』ってもう言いました(笑)。言った方がもしかしたら自分の心が落ち着くかなと思って、そのシーンの撮影前に言ったら、小栗さんが『そうだよね』って言ってくださって。でも最初の頃は本当に緊張していてあんまりお話ができなかったですね」と振り返る。
そして、現場では堀田の心情に寄り添った対応を見せる小栗に助けられている様子で、「私が『このシーンはどうしようかな』と悩んでいて、前室っていう、セットの外にある待機場所で1人で座って考えていても、そっと横に来てくださって、ただ私が質問するまで何も聞かないでいてくれるんです。私が『これどう思いますか?』と聞いたら、ここをこうしたらどうかな、とか言ってくださるんですけど、何か悩んでる時にそっとそばにいてくださるっていう感じで。イノシシに追いかけられるシーンの時は、下がりながら振り向かないみたいな動きだったんですけど、そこはお互いにリズムが合わないといけなかったので、『そこはやっぱりこういうふうにした方がいいんじゃないか』というのを小栗さんの方から言ってくださって、結構何度も重ねて練習しました」と話した。
また、比奈が、何がきっかけで義時を好きになったのかと尋ねられると「やっぱり初めて会ったシーンのところはすごく比奈にとっても印象的で、『懸け橋になるために行ってこい』と言われて義時のところに行ったんですけど、そこで義時に『帰りなさい』って言われて。『たらい回しではないですか』という比奈のセリフもありましたけど、『帰りなさい』って言うくせに、私に八重さん(新垣結衣)の話をするし、『この人は何なんだろう?』って、今まで出会ったことのないタイプの方に出会ったという感じを受けたと思うんです。前の妻、大切な方の話をしてくださるって、相当心を開いたりしないとその胸の内って聞けないものだと思うんですけど、初対面でお会いしたシーンでその話が出てくるっていうところにちょっと引っかかりを感じてはいました。そのあと、イノシシに追いかけられるシーンがあって、2人が倒れるんですけど、そこで目が合って『ドキッ!』っていうのをくださいと演出の吉田さんもおっしゃっていて、そこで2人が打ち解ける何かがあったんだろうね、というふうに話していました」と初対面から徐々に心を寄せていったのではないかと分析。
そして会場に集まった観客に向け、「本当にこんなにたくさんの方に来ていただけてうれしいですし、私のことをほかの作品で知ってくださった方、そしてこの『鎌倉殿の13人』を通して知ってくださった方に、こうしてお会いできたことを本当にありがたく思います。比奈の運命としてもこれからどんどん“あと少し”というところに来ているので、どうか最後まで比奈の運命も見届けていただけたらうれしいです」とメッセージを届けた。
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