「刑事7人」小瀧望“坂下路敏”が解雇の危機。感情的に思いを吐露するシーンに注目2022/08/17
テレビ朝日系の連続ドラマ「刑事7人」(水曜午後9:00)は、本日8月17日に第6話が放送。警視庁刑事部新専従捜査班に新風を吹き込んでいるZ世代の新メンバー・坂下路敏(小瀧望)が、解雇の危機を迎える。
東山紀之が演じる天樹悠を中心に、深い人間模様とサスペンスフルなドラマが共存する人気刑事ドラマ作品として支持を集めてきた同シリーズ。season8となる今作も、天樹をはじめ、新専従捜査班の海老沢芳樹(田辺誠一)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)のスペシャリストが集結し、そこに小瀧が扮(ふん)するキャリア刑事・路敏が新たに配属され、新展開を迎えている。
警視庁・首席監察官室に呼び出された新専従捜査班班長・片桐は、そこで驚くべき事実を首席監察官・正木哲也(山田純大)から聞かされる。ある傷害致死容疑で路敏が逮捕した近藤善治(松田洋治)には、犯行当日の揺るぎないアリバイがあり、しかも彼は路敏に自白を強要されたと告白しているというのだ。自白の強要は憲法違反であり、冤罪(えんざい)での誤認逮捕となると、マスコミも黙ってはいない。正木は片桐に、路敏のクビを差し出すか、新専従捜査班の解散の2択を迫る。
一方の路敏は、片桐の勤務態度やリーダーとしての資質、部下の扱いなどに対して、不信感を募らせていた。脚光を浴びている文部科学大臣の言動を引き合いに出し、片桐を非難する路敏の姿を、天樹は無言で静かに見つめる。やがて、片桐は新専従捜査班メンバーにも詳細を隠して単独で再び捜査を行い、路敏の疑惑を晴らそうと奔走。そうとは知らない路敏は解決したはずの事件の再捜査に激怒する。だが、この事件の背景には国家も揺るがす、見えない力が働いていた…。
毎回、物語の中心で台風の目となっている路敏は、東大卒のキャリア組のエリートで、捜査は効率を優先するあまり、足を使うタイプの刑事がそろった新専従捜査班メンバーとは何かと衝突を繰り返してきた。第6話でもプライドが傷つき、思わず感情を爆発させて部屋を飛び出し、その後、先輩の青山を相手に感情のこもった正直な気持ちを吐露。効率やコストパフォーマンスだけでは見えてこない、複雑な背景が事件にはあること、それを遠回りしながらも緻密に調べ上げることこそが刑事の使命だと分からせようと、天樹らメンバーは路敏を見守り続けてきた。
そんな路敏が解雇される危機の行く末を担うのは、自白強要だと語る近藤のアリバイを証言した小料理店のおかみ・藤島夕美(雛形あきこ)と、背後でうごめく文部科学省の桑井茂(駿河太郎)。少しずつ成長を遂げている路敏は、この窮地を脱し、さらに刑事として一回り大きくなり新専従捜査班の中枢を担う存在となっていくことができるのか?
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