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池田エライザ×田口トモロヲ、ファン待望の大阪編スタート! アドリブの質問には「無視するというのを習得しました(笑)」2022/08/12

池田エライザ×田口トモロヲ、ファン待望の大阪編スタート! アドリブの質問には「無視するというのを習得しました(笑)」

 テレビ大阪とテレビ東京で8月17日からスタートする「名建築で昼食を 大阪編」(テレビ大阪=水曜深夜0:00、テレビ東京=水曜深夜2:35)のオンライン記者会見が行われ、ダブル主演を務める池田エライザと田口トモロヲ、岡本宏毅プロデューサーが登壇し、見どころなどを語った。

 本作は建築、旅、暮らしなどを題材に独自の世界観で多数執筆している人気作家・甲斐みのり氏の「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」を原案に、今までにない「建築×グルメ」をテーマにした新ジャンルのドラマ。2020年8月に放送・配信された、池田と田口の名コンビによる「名建築で昼食を」が好評につき、テレビ大阪開局40周年記念SPドラマとして帰ってくる。

 今回は舞台を大阪に移し、前作のその後を描いた30分×6話の構成でおくる。関西で繰り広げられる2人の建築巡りはどうなっていくのか、期待が高まる。

 会見の冒頭で、岡本プロデューサーは「2020年の8月に第1作目の東京編、そしてその年末に横浜編を放送いたしまして、今回の大阪編は第3弾となります。テレビ大阪開局40周年記念ドラマということで、ドラマの舞台が大阪となったわけなんですけれども、今まで大阪が舞台のドラマや映画といいますと、道頓堀のド派手な看板が出てきたり、どぎついキャラクターが登場するといった、ステレオタイプな大阪の描かれ方をしてきたことが多かったかと思います。今回、そういった部分を一切、削ぎ落としまして、洗練された美しい大阪の部分のみを切り取って制作させていただきました。名建築を美しく見せるための映像の画角や、音楽にも非常にこだわって制作しておりますので、ドラマを見た視聴者の皆さんが、『え? ここ本当に大阪なの?』と感じていただければ、こちらの狙い通り。今まで見たことのないような、ちょっとおしゃれで新しい大阪を皆さんにお届けできればなと思います」と見どころを紹介した。

 今回の大阪編について、池田は「東京編が終わって、横浜を巡らせていただいた時に、まだ日本にはたくさんの名建築があるんだろうなと思って。あとは、見てくださった方々が『この県にはこういう建築があって、ぜひ来ていただきたいです』というようなお声であったりとか、そういうふうな意見をいただいたりもしていました。日本にある素晴らしい名建築を見てみたいと思っていたので、大阪編が決まった時はすごくうれしかったですし、見てくださっている皆さんのおかげだなと思いました」と感謝。

 田口は「一番最初にこの『名建築で昼食を』のお話をいただいた時には、『これはいいコンセプトで、いい番組になるだろうな』と思っていたので、大阪編ができるというお話をいただいた時は、うれしかったです。一番最初は作り手全員が手探りでやり始めたっていう部分がありますし、どこからどこまでをドキュメントっぽく、そして、その境界線が明確じゃないままに現場で進行していくっていう感じだったので、自分自身、植草千明を演じながら、自分自身のキャラクターと千明のキャラクターの線引きが不明のままに現場をやっていたので、その辺のことが新シリーズでは更新できるかなと思いました」と前作を振り返り、今作への意欲を語った。

 また、現場でのアドリブについて、池田は「植草さん(田口)は、その建物にすごく詳しいという設定なので、セリフ量もアドリブだけでなくて、こういう建物で何年に建てられて、どういう人が関わって、ということが台本に書かれているんですけれど、そういう意味で植草さん大変ですし。私は私で、セリフが(台本に)書かれていないので、初めて行った場所で素直に思ったことを言えばいいので、そういう意味では私がすごい楽をしているというか(笑)。それでまた、その建物にいる時にふと湧いた素朴な疑問であったりとかを、田口さんに聞いてしまったりして。田口さんは本当にそこに詳しい方というわけではないので、それで困らせてしまったりとか(笑)。なので、田口さんがすごく努力なさっているアドリブだと思います」と明かした。

 それを受けて田口も「大阪編の方は、多少いろんなことが整理できてから現場に入れたんですけど、シーズン1の時は本当に、春野藤さん(池田)に質問された時に『俺も知りたいよ』と(笑)。『俺が聞きたいんだよ』っていうような。でも、役としてそういう発言はしないだろうなっていう葛藤があった後の大阪編ですね」と打ち明けた。

 さらに、大阪に関して感じたことについて、田口は「本当に大阪の方の大阪人気質というか、オープンなマインドが建物にも反映されてるっていう印象が強かったですね。東京で見た建築とは本当に違っていて、すべてが大箱、デカいという印象で。ずっと見上げてる名建築が多かったので首が痛くなりましたね(笑)。あと、アーチがすごく多くて、多分、一生分アーチを見たんじゃないかというくらい、見させていただきましたね」と語った。

 池田は「私は大阪は中学生のころからよくお仕事で行かせてはいただいていて。本当にイメージとしては活気のある街だなあと思っていたんですけど、名建築ももちろん、すごく豪華な場所が多かったです。アーチや東京とはまた規模の違うサイズ感のシャンデリアだったりとか、派手という部分もあったんですけど、日本銀行や中央公会堂とか、中に入って見るとすごくしんとしていて、厳かな空気が流れていて、それでまた大阪の新たな一面を見たなという感じがしました」と新たに感じた印象を述べた。

 シリーズを重ねてきた2人の息の合い方を問われ、池田は「撮影が基本、われわれが好きに動いて、カメラが付いてきてくださるので、しゃべりながら建築がよく見えるように2人で立ち位置を調整するというのがどんどんうまくなりました(笑)」と答えた。

 田口は「主役が名建築なので、われわれはバイプレーヤーとしてカメラの中で動くというのは心得てできるようになったかなと思っているのと、エライザさん扮(ふん)する藤さんが純粋に名建築を見て疑問に思ったことを千明にぶつけてきて、それをたまに無視するという作戦を覚えました。ほかのことに集中しているフリをして、分からない質問は無視するというのを習得しました(笑)」と暴露し、「もう、何も考えずに見ていただいて、登場する名建築の世界観に酔っ払っていただければと思います。よろしくお願いします」とアピール。

 池田は「第1話でもお話があるんですけども、大阪の“大大阪時代”というものが非常に興味深くて。そういう歴史的背景であったりとか純粋に建築の一つ一つの美しさであったり、あとは、植草さんが今回ちょっといじらしい部分があったりするので、またさまざまな要素で楽しんでいただけるんじゃないかなと思っております。ぜひ癒やされてください」と視聴者へメッセージをおくり、会見を締めくくった。

 藤(池田)の大学時代の友人の堀川美和(佐藤玲)は、大阪で一人暮らしをしているが、事情により一時的に滋賀の実家に帰ることに。そこで美和は大阪で飼っている亀の世話を藤にお願いをする。藤自身も仕事の都合上、長期の有休消化が必要だったためこれ幸いと、美和の家で過ごすことになる。また、SNSで千明(田口)が関西の名建築巡りをしていることを知っていた藤は、千明に大阪にいることを伝え、一緒に名建築でランチをすることに。

 2人が久しぶりの再会を果たしたのは、昭和7年に日本綿業俱楽部の建物として開館した「綿業会館」。昭和初期、大阪では紡績業が栄え、人口は東京よりも多く、世界でも第6位の巨大都市だった。その頃を“大大阪時代”と呼び、当時建設された多くの建築が今もなお残っている。藤は綿業会館の繊細かつ壮大な造りに感銘を受ける。


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