「相棒 season21」相棒は寺脇康文!“亀山薫”が約14年ぶりにカムバック!2022/06/23

テレビ朝日系では10月クールに連続ドラマ「相棒 season21」(水曜午後9:00、開始日未定)の放送が決定。前シーズンで卒業した冠城亘(反町隆史)の後を継ぐ“5代目相棒”が、寺脇康文演じる亀山薫であることが発表された。水谷豊が扮(ふん)する主人公・杉下右京と薫が、約14年ぶりにタッグを組むことになる。水谷は「亀山くんが帰ってくる。そんな日が来ることを、杉下右京は何度か夢見ていたに違いない。過去に戻るのではなく、新たな未来にまた2人で向かうための再会を、右京は淡々と待っていたに違いない」と胸が熱くなるコメントを寄せている。
スペシャルドラマとして誕生して以来、国民的ドラマとして定着した「相棒」は、シリーズを通じて挑戦を続け、進化してきた。右京と薫の出会いは、2000年6月3日放送の “プレシーズン”第1弾。警視庁刑事部捜査一課の刑事だった薫が、偶然出くわした指名手配犯に人質にされる失態を犯し、“人材の墓場”とやゆされる特命係に左遷される。それが、2人のファーストコンタクだった。その後、02年10月から連ドラ化され、足掛け9年、124話にわたって、薫は右京の“相棒”を務めた。

薫が特命係を離れたのは、08年12月17日放送のseason7・第9話。高校時代の友人の死をきっかけに、彼の遺志を継ぎ、子どもたちに“正義”を教えるため、薫は不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)に移住することを決意した。右京は薫の思いを尊重し、「どうか、気を付けて行ってください。以上です」という、はなむけの言葉をおくった。そのシリーズ卒業後は、回想シーンや登場人物の会話に何度か登場することはあったものの、右京と薫が直接連絡を取ったり、帰国時に会うなどの描写は皆無だった。
曲がったことが嫌いで、超が付くほどの熱血漢である薫。ただ、お人よしで楽天的な性格が災いし、面倒事に巻き込まれたり、自らトラブルを引き起こすこともしばしばという、愛すべきキャラクターだ。当初は、一課への復帰を願って手柄に固執しており、論理的な右京とぶつかることも少なくなかったが、数々の事件を解決していくうちに自分なりの正義に目覚め、それを貫くことに心を砕くようになっていった。そして、2人は強く揺るぎない信頼関係で結ばれた。
14年の時を経て、再会することになる右京と薫。この巡り会いによって、「相棒」の世界に何が起こるのか? 原点を超えていく新シーズンに、期待せずにはいられない。

寺脇は「まず初めに、大好きな『相棒』に出演させていただくこと、そして14年ぶりに、僕の分身“亀山薫”を演じる事ことができる機会をいただけることに、感謝の気持ちでいっぱいです。何より役者人生の師匠と言っても過言ではない、水谷豊さん演じる“右京さん”と、また“相棒”として、夢のような時間を共にできることを本当にうれしく思っております」と喜びをかみ締める。
続けて、「仮面ライダー1号が帰ってきたように、相棒1号も帰ってまいります! 今、はやりの言葉にすると、“シン亀山薫”でございます! 特命係を去って、サルウィンに渡った薫ちゃんが、どうやって戻ってくるのか! 皆さん! 楽しみに待っていてくださいね!」と力強くアピールしている。
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