吉田鋼太郎&吉岡里帆が「監察の一条さん」で“ゆるふわバディ”に。新感覚ミステリーが誕生2022/06/14
テレビ朝日系では6月29日に、ドラマスペシャル「監察の一条さん」(午後8:00。一部地域を除く)を放送。吉田鋼太郎と吉岡里帆が、最高にキュートでポップなゆるふわ監察官バディを結成し、ほっこり事件を解決する異色のハートフル刑事ドラマが誕生する。
脚本は「名探偵ステイホームズ」(日本テレビ系)など話題ドラマの脚本を次々と執筆し、映画「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ」(2014年)の脚本も執筆した森ハヤシ氏。さらに、監督はミステリーやコメディー作品を多数手掛ける一方、近年は映画「ハニーレモンソーダ」(21年)などキラキラした作品でも頭角を現している神徳幸治氏。また、劇中音楽はドラマ「カルテット」(TBS系)や「コンフィデンスマンJP」シリーズ(フジテレビ系)でもおなじみのfox capture planが担当など、数々のヒット作を生み出してきた気鋭のスタッフが集結している。
吉田が扮(ふん)する主人公・一条善太郎は定年間近、仕事をサボってばかりの“ゆるふわ監察官”。監察官といえば、同じ警察官の不祥事を内偵する役職で、いわば嫌われ者だが、一条はとにかく人懐っこくてミーハー。全力でテヘペロしたり、ちょいと古めなJK用語も乱発する、一見ヤバめのおっさんだ。しかし一皮むけば、実はすご腕監察官!? 人や物事の本質を見抜く力がズバ抜けている上に、「世の中に悪い人なんていない」という性善説に基づき、気付かないうちに人の懐に滑り込む天才だった。
そんな一条とバディを組むことになるのが、吉岡が演じる“毒舌美人監察官”の結城まりあ。警視庁捜査一課で華々しい実績を積んできたキャリア組のまりあは、結婚に向けて管理部門への異動願を提出。ところが、未来の夫から結婚式を当日ドタキャンされたばかりか、異動願だけはしっかり受理され、監察係へ異動することに。しかも、相棒となったのは階級が自分よりも下の一条だった。
一見ふざけているとしか思えない一条の行動にガンガン振り回されブチギレる一方、少しずつアンコントローラブルな一条が隠し持つ“唯一無二の才能”に気付いていくまりあ。2人はぶつかり合いながらも、やがて一条流の性善説ありきのほっこりアプローチで、監察対象の警察官が被疑者として浮上した連続殺人事件の真相にたどり着く。
警視庁警務部監察係の監察官で巡査部長・一条役の吉田は、「今回は警察が舞台のドラマではありますが、刑事ではなく、刑事を内偵する監察官が主体のドラマということに新鮮味を感じました。監察官は、自分たちと同じ仕事をしている人たちを裁く、中途半端な気持ちではできない職業。ともすれば、ちょっと重たくて暗いテイストのドラマになってしまうのではないか…と思っていたのですが、台本を開いてみたら、監察官の仕事はちゃんと描きつつも、軽いコメディータッチでとてもすてきだなと思いました!」と作品の印象を明かす。
役づくりについては「一条はひょうひょうとしていて、つかみどころがなく、ふざけてるのか真面目なのか分からない人物。僕は普段、イメージに合う誰かを想像して役作りをしていくのですが、一条さんはあまりにもつかみどころがなくて、モデルを特定できませんでした(笑)。なので出たとこ勝負、その時々で感じたことを演じようと思って、撮影に臨みましたが、苦労はなかったです。なにせ、吉岡里帆ちゃんが本当に清楚で美しく、純粋で、ひたむきで!」とタッグを組む吉岡を称賛。
さらに、「今回はほぼ即興劇に近い形で撮影したので、僕は楽しかったけど、一条のようなつかみどころのない人と絡み、その一挙手一投足を受けて立ち回らなければならない里帆ちゃんは本当に大変だったと思うんですよ。でも、ちゃんと食らいついてきてくれた! その姿がとてもいとおしかったです。今回が初対面でしたが、里帆ちゃんも舞台から入った方なので、ちょっと似た者同士感と安心感を覚えまして…。お芝居の上でも、最高のバディでした! 今回はやりたい放題やっている僕を見て、困っていたり、笑っていたり、右往左往している吉岡里帆も見どころです(笑)。ぜひともご覧ください」と見どころとともにアピール。
一方、まりあ役の吉岡は「このドラマは刑事ものとは思えないくらい、キュートでポップ! 事件を追っていく人たちの人間性や掛け合いの面白味が見どころです。一条さんという“とんでもない自由人”との出会いで生まれる化学反応、振り回される感じを一番に意識して現場に臨みました。今回、私はずーっと細かくツッコミを入れる役回りなのですが、ここまで全カットを通してツッコミを入れていく役は初めてで。しかも吉田鋼太郎さんが毎カット、想像を超える新しいアドリブを繰り出されて、無視できないほど面白かったです。鋼太郎さんのお芝居を心から楽しみながら、まるでスポ根のように『全部返さなきゃ!』と、片っ端から瞬発力でツッコミを返していました(笑)」と笑顔で振り返る。
続けて「今回は真逆の2人がタッグを組んだ時のおかしさや、意外性を突いた謎解きシーンなど、撮影している時もどんな物語になるのか未知数な部分が多かったので、私自身もオンエアを見るのが楽しみです。また、今回は監督が現場で毎回撮影したばかりのシーンに曲を合わせて、音のイメージを確認されていました。かわいい曲ばかりなので、こちらも見どころです。音楽も相まって、楽しんでご覧いただける“新しい刑事ドラマ”に乞うご期待です」と呼び掛けている。
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