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ジャニーズWEST・重岡大毅主演で「雪女と蟹を食う」が連ドラ化!2022/05/09

ジャニーズWEST・重岡大毅主演で「雪女と蟹を食う」が連ドラ化!

 ジャニーズWEST・重岡大毅が、テレビ東京系で7月8日にスタートするドラマ24「雪女と蟹を食う」(金曜深夜0:12)で主演を務めることが分かった。

 ドラマの原作は、新進気鋭のGino0808(ぎのぜろはちぜろはち)氏による同名漫画。えん罪によって人生が狂い自殺を決意した男と、時に雪女を彷彿(ほうふつ)とさせるような謎多きセレブ妻による奇妙な2人旅を描く、文学的でサスペンスフルなラブストーリーだ。

 監督には「全裸監督」(Netflix)や日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画「ミッドナイトスワン」(2020年)など、話題の作品を手掛ける内田英治氏を迎え、東京、日光、会津若松、青森、函館、札幌などの各地で撮影を行い、原作のロードムービーを忠実に再現。「愛」と「死」が融合する文学的なロードムービーに期待が高まる。

 同局ドラマでは初主演となる重岡が演じるのは、元はサラリーマンだったが痴漢のえん罪をかけられ失業した北という男。家族や婚約者にも見放され人生に絶望し、自殺を図ろうとするも一歩踏み出せずにいる北は、テレビ番組を見て、ふと「北海道でカニを食べてから死のう」と思いつくが、金がないため強盗を決意する。

 図書館で偶然出会った裕福そうな人妻を家までつけていき襲い掛かるが、その人妻の反応はなんと「乱暴さえしなければお金も性的欲求も満たして差し上げる」というものだった。そんな謎のセレブ人妻・雪枝彩女に入山法子が扮(ふん)する。

 あまりにも浮世離れした態度と美しさに圧倒され、北が「死ぬ前に北海道でカニを食べるために強盗に入った」と事情を話すと、「いいですね、カニ。私も一緒に北海道に行きたい」というまさかの反応。こうして2人は、北海道まで旅をすることになる。死を決意した男と謎にまみれたセレブ人妻。2人の行きつく先にあるものとは?

 重岡は「死にに行く話であるとか、彩女との深いシーンであるとか、今までやったことがないテーマなので、チャレンジしなさいってことだなと思いましたし、こうやって僕にオファーをしてくださったということだから、腹を決めていかないといけないと思いました」とオファーを受けた時の心境を明かし、「テレビ東京さんは、グループとしても以前から挑戦的な企画をやらせてくれていて、今回の『雪女と蟹を食う』もドラマとしては珍しい撮り方をしているし、チャレンジさせてくれています。僕は、そういうチャレンジって結構好きなので、本当にありがたいし、うれしいです。『一緒にやりましょうテレビ東京さん!』って感じです」と意欲的だ。

 また、役づくりについて「死のうと思うくらいなので、すごくつらくて、大変で、どん底なんだろうなと思います。自分はそこまでどん底になった経験がないので、どうアプローチしていこうかなというのはすごく考えました。撮影も始まりましたが、自分なりに手応えはあります」と自信をのぞかせ、「中途半端なことはしたくないので、自分がやれるだけやったなという状態でクランクアップできるように、積み重ねていきたいと思います。そのためにまず、けがなく元気で。そして、この現場で吸い尽くせるところは全部吸い尽くしたろうかなと思っています!」と意気込む。

 続けて「エッジの効いたドラマになっていると思います。見慣れた感じのドラマではないと思う。特別なドラマって見たくないですか?(笑)。皆さんも日々チャレンジしていると思いますけど、同じ時代に生きている人間がチャレンジしている姿、見てみてください。よろしくお願いします」と呼び掛けている。

ジャニーズWEST・重岡大毅主演で「雪女と蟹を食う」が連ドラ化!

 謎多き人妻・彩女役の入山は「毎クール楽しみにしているドラマ24、内田監督でと伺った時点で、原作や準備稿を拝読せずともやりたいと思いました。漫画には漫画の、ドラマにはドラマの魅力があり、共通して流れている文学的な香りや、過去にとらわれてしまう人の葛藤、誰かをいたわり慈しむ気持ち、また大きなテーマである死生観というものは、今、多くの方に響くものだと思いました」と見どころを紹介。

 加えて「いつもは、人生に寄り添ったり感情を受け入れたりすることで演じる役の人となりを手繰り寄せますが、彩女はとてもつかみどころのない人に見えるかもしれません。私自身も、彩女の強い思いや、ふと見えるゆらぎに振り回されながら、彼女の人生と向き合っているからです。北さんや彩女と共に、旅を通して、他者を理解し、見てくださる方にも、そんな気持ちを促せるようなキャラクターになれればな、と思っています」と語り、「実際にその場所の空気を感じながらの撮影はとてもせいたくだと思いますし、ありがたいです。いい人、いい空気、おいしいごはんをたくさん注入して、彩女のいう大人の夏休みを過ごしたいと思います。精いっぱい務めさせていただきます。このドラマが、あなたの生きる力になりますように!」と期待を込めた。

ジャニーズWEST・重岡大毅主演で「雪女と蟹を食う」が連ドラ化!

 また、そんな彩女の夫で、小説家・雪枝一騎役を務めるのは勝村政信。「タイトルを聞いた時から、楽しい気持ちになりました。不思議で面白く、哀しいロードムービーで、死に向かっているのに、切ないだけでなく、明るく楽しいエンターテイメントで、しかも純文学が並走している。あっという間に読んでしまいました」と語る勝村は、「純文学に憧れ、それほどの才能もない人。彩女への思いが強まるほど、自分には手に負えないと理解する。でも離れられない。この距離感がとても好きです」と役どころに触れる。

 続けて「監督たちが、とても楽しそうに撮影している現場です。そのすてきな雰囲気が現場に浸透していて、とても心地よくやらせていただいています。後半戦は僕もロードムービーの仲間入りができるので、また現場の雰囲気を楽しみたいと思っています。彩女役の入山さんがとてもすてきです。入山さんに当て書きなのでは?と思ってしまうくらいすてきです。そして、入山さんの彩女に振り回される、男たちの振り幅を楽しんでいただければと」と話す。

ジャニーズWEST・重岡大毅主演で「雪女と蟹を食う」が連ドラ化!

 さらに、北と彩女がカニを食べに向かった北海道の地で出会うホステス・マリア役の久保田紗友は「台本を初めて読ませていただいた時、欲望や絶望、孤独がリアルに描かれているのと同時に、どこか美しく、ミステリアスな魅力にひきつけられどんどん読み進めてしまいました。私自身にとっても必ず何かを得られる作品だと感じましたし、マリアとして生きられることがとてもうれしかったです。物語でも重要な人物だと思うので、しっかり演じ切りたいという思いが強かったです。そして私の地元でもある、札幌で暮らしている登場人物ということも純粋にうれしかったです」と出演を喜び、「ドラマの現場には途中から参加させていただいていて、緊張もしていますが、ものすごくいいチームで、幸せと感謝の気持ちでいっぱいです。かき立てられる感情に身を任せて、スタッフ、キャストの皆さまを信じて、愛を持って最後まで駆け抜けていけたらと思います。作品を通して高い熱量を受け取ってくださるとうれしいです」と現場のムードを報告。

ジャニーズWEST・重岡大毅主演で「雪女と蟹を食う」が連ドラ化!

 原作にはないドラマオリジナルのキャラクターで、一騎の担当編集者・巡健人を演じる淵上泰史は、「ドラマ『フリンジマン』以来のプロデューサー・松本拓さん、今回初めてご一緒します同い年の柴田(啓佑)監督、とある映画人たちの酒場で『いつか一緒に仕事しましょう』と話していた松本(優作)監督、そして映画『ダブルミンツ』(17年)以来約5年ぶりの内田監督。楽しみでしかありません。体調を崩さないよう、役を楽しみたいと思います」としつつ、役柄に関しては「裏方なのにわりと大胆な行動をする人だな…というのが印象」と明かし、「北海道の大自然やすてきな街並みも併せて、ドラマも楽しんでいただけたら幸いです」とコメント。

 そして、原作者・Gino0808氏は「夢にまでみた『雪蟹』映像化です! 原作ファンの皆さまも待望の実写化が最高のスタッフとキャスティングでかないましたことを、今でも夢なんじゃないかと頬をつねる毎日を過ごしております。ひとえにプロジェクトの実現のために尽力してくださった監督、プロデューサーさま、スタッフの皆さま、出版社の皆さま、この場を借りて感謝を伝えさせてください。ありがとうございます! 主演の重岡さん、入山さんの熱演と最高のひと夏のラブストーリーを作者、スタッフ一同楽しみにしております!」と喜びの言葉を寄せている。

 ドラマを手掛ける松本プロデューサーは「約2年前、この原作と出会った時、今、テレビ東京で映像化すべき恋愛ドラマはこれだと確信しました。テーマは『死生観』です。言葉で表現するのが難しいこの原作の面白さは、実写ドラマの台本にしていくハードルがとても高かったですが、今、撮影をしていて非常に手応えを感じています。人が生きる意味、そして、人の温かみを感じて頂ける作品に仕上がっていくと思いますし、『生』と『死』という人間の普遍的な要素を表現しながらも、その世界観はとても現代的なものになっていくはずです」と企画意図を述べ、「何より、重岡さん、入山さんはじめ、役者の皆さんがとてもすてきで、作品を愛し、作品に入り込んでいただいているのが、現場で強く感じられます。そして、長年ご一緒したかった内田英治監督の感性がそこに融合され、間違いなく今まで見たことのない、斬新かつとても不思議なドラマが出来上がると思います。原作を託してくださったGino0808先生、講談社の皆さま、そして、この企画に集まってくださった、すべての役者スタッフの皆さまの感謝を忘れずに、最後まで思いを込めて制作に臨んでいきます。ぜひご覧ください」と実写化の実現に感謝している。


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