竹内涼真主演で「梨泰院クラス」の“ジャパン・オリジナル版”が放送決定2022/04/25
テレビ朝日系では7月に、竹内涼真が主演を務める連続ドラマ「六本木クラス」(木曜午後9:00、開始日未定)がスタートすることが分かった。大ヒット韓国ドラマ「梨泰院クラス」が日韓共同プロジェクトでリメーク。“ジャパン・オリジナル版”として、この夏に幕を明ける。
「梨泰院クラス」は、2020年1~3月に韓国で放送され大ヒットを遂げ、20年3月からNetflixで配信されると日本でも大ブームを巻き起こした。絶望の淵に立たされた青年が復讐(ふくしゅう)を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく“下剋上”を主軸に、“ラブストーリー”そして“青春群像劇”が交錯した、究極のエンターテインメントは、配信から2年経った現在まで常にNetflixでトップ10に君臨している。
“ジャパン・オリジナル版”の舞台は、東京・六本木。原作は「梨泰院クラス」の漫画原作を日本の設定に置き換えて翻案された、漫画「六本木クラス」だ。さらに、原作漫画の作者で、ドラマ「梨泰院クラス」の脚本も担当したチョ・グァンジン氏や演出を担当したキム・ソンユン監督をはじめ、ドラマを制作した「SLL」、原作漫画の版元である「カカオエンターテインメント」、その子会社で現在大ヒット中の「社内お見合い」を手掛けた「クロス・ピクチャーズ」という、錚々(そうそう)たるチームの協力の下、今回のドラマ制作が実現した。そんな強力タッグのもと、本家にも劣らぬ壮大なスケールで描く「六本木クラス」は、連ドラとしては異例となる六本木での大規模撮影にも挑む。圧倒的な映像とともに、日本で新たに誕生する本作に期待が高まる。
竹内が演じるのは、復讐を誓って絶対権力者に立ち向かう宮部新。新は、日本最大の巨大外食産業「長屋ホールディングス」の跡取り息子が引き起こしたある事件により、絶望の淵に立たされる。この跡取り息子に罪を償わせること、そして息子のために強大な権力を駆使して事件を揉み消した「長屋ホールディングス」会長に「土下座して罪を償わせる」という“復讐”が人生の目標になり、父から教えられた信念を持って貫くことを胸に、突き進む。
竹内は「『梨泰院クラス』は日本ですごい話題になっていたのはもちろん知っていましたし、僕も見ていて本当に素晴らしいドラマだと思っていたので、今回『六本木クラス』のお話をいただいた時はびっくりしました。そういった作品の舞台を東京に変えてリメークできることはすごいことですし、僕を選んでいただけたことも光栄ですので、全力で頑張りたいなと思いました」と意欲をにじませる。
また、役どころについて「僕が演じさせていただく宮部新という役は、原作漫画や台本を読んだり、スタッフの皆さんとたくさんコミュニケーションをとって、クランクインまで一つ一つ整理しながら、今まさに丁寧に作り上げている途中なのですが、とてもすてきなキャラクターだと思いますし、無骨な感情を爆発させる面も持ちながら、ユニークでもあり、甘えん坊だなという印象も受けます。新の魅力を上げたらきりがないほどあるのですが、今は“新”像を作っていく過程がすごく楽しいです」と明かす。
続けて、「ヘアスタイルについてはスタッフの皆さんといろいろ相談しました。原作漫画や『梨泰院クラス』でのパク・ソジュンさんがとても印象的な髪形をされていてトレードマークになっていましたが、今回全く同じ髪形にする案もあり、切っている途中で一度はその髪形にしたり、また丸刈りという案も出たり、さまざまな案が出ました。そんな中で、僕の中の宮部新のイメージやスタッフさんが持たれるイメージのいいところをすり合わせていったら、この髪形に至りました。髪形が全てではないのですが、人物像を作る一つのアイテムとして、自分や監督、スタッフの皆さんたちが腑(ふ)に落ちて、一本筋が通った共通の認識が大事だと思うので、この髪形でその一つにたどり着いたかなと思います」と役づくりの経緯を報告。
さらに、「ほかにも役づくりするためにすべきことはたくさんあるのですが、一番大事にしたいのは、共演するキャストの皆さんやスタッフの皆さんとの人間関係です。どれだけ作り込んでいってもいい関係が築けなかったら作品として成り立たないので。素晴らしい原作があり、その土台がある中で、現場に入ってどれだけ濃密ないい人間関係を築いて、作品を作り上げられるかということが一番の勝負だなと思います」と現場の雰囲気を大切にする姿勢を見せた。
そして、最後に「今はとにかく楽しみです! しかも六本木で撮影するんですから! これまでのドラマでは見られなかったような光景もたくさん出てくると思いますし、すごくすてきな画(え)になるんだろうなと期待しています。7月の放送までキャストの皆さん、スタッフの皆さんと、いい作品をお届けできるように、これから撮影を頑張りますので、ぜひ楽しみに待っていてください」とアピールしている。
原作者のグァンジン氏は「今回、日本でドラマが作られることができて、とてもうれしく、楽しみにしております。本当にありがとうございます。スタッフの方々全員が無事に完成できることを心より願っております。2022年『六本木クラス』ファイト!!」と直筆でコメントを寄せている。
ドラマを手掛ける大江達樹プロデューサーは「2年前、超人気原作『梨泰院クラス』の日本版リメークのパートナーにテレビ朝日を選んでいただき、われわれ制作スタッフはこの最高に面白いストーリーを、六本木を舞台にしたジャパン・オリジナルとして映像化できる喜びとともに、身の引き締まる思いでした」と喜び、「原作漫画の日本版『六本木クラス』の実写版の主人公として、信念と気合いの男・宮部新を演じられるのは竹内涼真さんしかいない、という確信を持ってオファーしました。竹内涼真さん自身が体育会系で信念と気合の男ですので、髪形もいがぐり頭にカットして、衣装合わせに現れた時には、まさに宮部新の生き写しだな、と胸が熱くなりました。『梨泰院クラス』を見たことがある方にもない方にも、座長である竹内涼真さんを中心にキャスト・スタッフ一丸となって信念と気合で、熱い人間ドラマをお届けしたいと思っております」と意気込みを語っている。
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