木村拓哉とキンプリ・髙橋海人が「未来への10カウント」会見でサプライズのパフォーマンスを披露2022/04/13
テレビ朝日系で4月14日からスタートする連続ドラマ「未来への10カウント」(木曜午後9:00。初回は15分拡大)の記者会見が行われ、主人公・桐沢祥吾を演じる木村拓哉、ヒロイン・折原葵役の満島ひかり、桐沢の親友・甲斐誠一郎役の安田顕、ボクシング部の部長・伊庭海斗役の髙橋海人(King & Prince)、唯一の女子部員・水野あかり役の山田杏奈が登壇。ドラマの見どころや、撮影秘話をたっぷりと語った。
ドラマは、木村と脚本家・福田靖氏が7年ぶりにタッグを組み、生きる希望を完全喪失している桐沢が、図らずも高校ボクシング部のコーチになったことで徐々に熱を取り戻し、再生していくさまを描く青春スポーツ・エンターテインメント。青臭くもがむしゃらな熱を秘めた高校生たちと真剣に向き合う中で、自らも変化を遂げ、新たな未来に向けて走り出していく、世代を超えた青春群像劇だ。
劇中では“失意の男”を演じている木村だが、会見では一転、力強い光を両眼にたたえながら、撮影現場の雰囲気を聞かれると「スタッフ・キャストが同じ方向を向いて、時に真剣に、時に和やかに、撮影を進めさせていただいてます」と話し、手応えを感じている様子を伝えた。
木村との共演は12年ぶりで、本格共演は今回が初めてという満島は、木村の印象について「以前お会いした時にもお話が面白くて楽しい方だな、と思っていました。今回、現場では校長役の内田有紀さんと『木村さんって実は癒やし系だよね!』とお話しています。木村さんは“ファイト”なイメージが強いと思っていたんですけど、実際にお話すると意外と癒やし系なんじゃないかな、と日々撮影しながら感じています。いつも内田さんと2人でワチャワチャと木村さんに話し掛けているんです(笑)」と語った。
そんな満島に関して、木村も「満島さんはとにかく真っすぐな方。真っすぐな方が真っすぐな役をやってくださるので、適材適所というかすごく作業しやすい。それに、満島さんは基本あったかいです。表現もそうですが、ほかのキャラクターへの向き合い方も…。“満島ひかりさん”というパーソナルが今回の脚本を読んで感じたことを、そのまま現場で“折原葵”として表現してくださっています。満島ひかりさんじゃなかったらこういう読解、解釈はされないだろうな、というような“彼女らしさ”を毎回現場で感じさせてもらい、僕も『こうであってほしい』と思う折原葵が現場にいてくれるのでありがたいです」と絶賛。
この言葉に、満島は「うれしいです! とにかく木村さんと一緒に過ごす場面が多いので、台本を読みながらずっと『どうふざけようかな?』と考えています」と頬を緩ませ、「もちろん葵は真面目で真っすぐなんですが、自分の中ではちょっとファニーにしたいと思っています。ナンセンスにならないよう、でも葵としてできるだけ弾めるように、木村さんにやっちゃいけないこととかをいっぱいやりたいなと思っています(笑)」と撮影中のひそかな企みを明かした。
さらに、安田は「第1話のミット打ちのシーンでは、撮影に臨む前の段階で木村さんがいろいろなことを考え、『僕はこう思うんだけど、こういうアイデアはどう思いますか?』と、すごく丁寧にアドバイスをくださったものですから、それをありがたく頂戴(ちょうだい)して臨ませていただきました。木村さんは全体を俯瞰(ふかん)で見れる力がものすごいので、物語をどう膨らませればどう面白くなるかをすごく考えていらっしゃるんです。自分が光るだけではなく、相手が光るためにはどうすればいいか、そういう提案をしてくださるので、すごくラッキーです(笑)」と絶大な信頼を寄せている様子。
髙橋も「木村さんって僕たちからすると憧れの存在で、ドラゴンとかツチノコのような、幻獣みたいに“本当に存在するのかな?”と思うくらいの存在じゃないですか。でも、いざ現場でお会いして、現場での立ち振る舞いとか役に臨まれる姿勢を見ていくと、憧れというところから“なりたい存在”に変わって。それは僕だけじゃなくて、きっと生徒役みんな同じだと思うんですよ。そういうところが、お芝居としてもリアルに生徒と桐沢コーチとの関係性に出てくるんじゃないのかなと思うので、全話を通して注目していただきたいなと思います」と木村への敬愛を表した。
また、山田からも「ボクシング部のみんなは結構ずっとこのセットの中にいるのですが、撮影の合間も筋トレをしたり、ボクシングをずっとやっている感じなんです。木村さんがパンチの練習を付き合ってくださったりして、充実した環境の中でボクシングをずっとしています。私は筋トレというよりも、サンドバッグをよく打っています」との証言。木村に対するリスペクトの言葉が続々語られ、木村を中心に最高の現場が作られていることが判明した。
そして、先日4月3日に誕生日を迎え、共演者から現場で祝福された髙橋は「本当にうれしかったです。学生時代は春休み期間中で学校が始まってなかったんですよ。だから同世代の友達に祝ってもらった経験がなかったので、今回祝っていただいた時は『いい学校に入学できたな!』って思いました。チームの皆さんからは赤いボクシンググローブをいただいたのですが、練習の時からボクシングの魅力にどっぷりハマっていまして、いつかグローブを買いたいなって思っていたので、いただけて本当にうれしくて、家宝にしようと思いました」とあらためて喜びを口にすると、スタッフからグローブを着けるよう要請が。
グローブを着けながら、髙橋は「自分でグローブを買うとしたら赤はカッコよすぎて…戦隊ものでもレッドって真ん中ですし、まだ僕はそこには当てはまらないかなと思って避けちゃうんですけど…」と話すと、木村が「King & Princeの中では、一応“ひまわりイエロー担当”なんです」と補足し笑いを誘った。木村からファイティングポーズをとるように言われ、急きょフォトセッションが始まる流れに。リング前でファイティングポーズをとる高橋に記者たちが撮影する様子を見て満島が「まるで試合に出るみたい!」と笑顔を見せ、高橋も「主演みたい!(笑)」と喜んだ。
グローブを着けたところで、ボクシング指導スタッフを相手に華麗なパンチを披露。司会を務める同局の島本真衣アナウンサーからのリクエストを受け、超豪華な木村と髙橋のミット打ちも行われることに。しかも木村が、練習後に必ず全員が実施するメニュー“腹打ち”も髙橋から受けるというサプライズ・パフォーマンスも展開された。
一戦交えた直後、髙橋は「フルパワーでいかせていただいたんですけど、木村さんが全然痛がってくれなくて…。半年ボクシングに臨んでいた僕のプライドが傷つきます(笑)」と凹むが、そのパンチはボクシング指導者も「リアルに人を倒せるパンチ」と太鼓判を押すレベルとのこと。涼しい顔で“腹打ち”を受け止めていた木村も「さっき食べたお弁当がちょっと上がってきました(笑)」と髙橋のセンスを称えた。
会見では10カウント数える間に、さまざまなお題の回答を考えて披露していく「『みらてん』キャストがまるわかり! 10カウントチャレンジ!」と題した企画で、キャスト陣の素顔にも迫るコーナーも実施。「この中で、実は一番強そうな人は?」というテーマでは、木村も「メンタルの部分は一番強そうな気がします」と評した満島が3票を獲得。「この中で、癒やし系の人は?」というテーマでは、髙橋が圧倒的大多数の4票を集めて独走する結果となった。会見でも事あるごとに、山田が「実は天然…? すごく面白い」とハマる“言葉の選び方”や、安田もほんわかする「思わずほほ笑んでしまうような独特な空気感」をさく裂させ、いつもはクールな木村を何度も笑わせていた。
最後に、木村が「新しいオリジナルのドラマがスタートいたします。今回のドラマのタイトルの文字なんですけど、実はあるキャストの方が書いてくださっています。『この人が書いたということが分かるだけでも、視聴者の皆さんにドラマに向けての熱を抱いていただけるかな』と思い、スタッフに提案させていただきました。どなたが書いてくれたのかは、初回のオンエアで分かることになっていますので、そちらも楽しみにしていてほしいと思います。最後までなんとか踏ん張ってやり抜きたいと思いますので、ぜひ皆さん、受け取ってください。お願いします」とタイトル文字の秘密に触れ、会見を締めくくった。
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