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増田貴久、「吉祥寺ルーザーズ」セリフ量の多さに「『マジか、騙された』という感じでした(笑)」2022/04/11

増田貴久、「吉祥寺ルーザーズ」セリフ量の多さに「『マジか、騙された』という感じでした(笑)」

 テレビ東京系で本日4月11日にスタートするドラマプレミア23「吉祥寺ルーザーズ」(月曜午後11:06)のオンライン記者会見が行われ、主演のNEWS・増田貴久はじめ、共演の田中みな実、片桐仁、田島芽瑠、濱田マリ、國村隼が顔をそろえた。

 同作は、秋元康氏が企画・原作を務める完全オリジナルドラマ。東京・吉祥寺のあるシェアハウスに引っ越して来た、高校教師の安彦聡(増田)や、女性誌編集長の大庭桜(田中)、自称芸人の秦幡多(片桐)、キャバ嬢の望月舞(田島)、公務員の胡桃沢翠(濱田)、元広告代理店勤務のエリート・池上隆二(國村)という人生の“負け組”(ルーザー)が、一つ屋根の下シェアハウスで暮らす日々を描いたシチュエーションコメディー。なぜか安い家賃に、不可思議な募集方法、そして、謎の開かずの扉…。そんな謎めいたシェアハウスで、性別も年齢も職業もバラバラのルーザーたちが奇妙な共同生活をおくる。

 本作への出演が決まった時の気持ちを、増田は「最初は作品の説明が書かれた紙を見てお受けしたんですけど、台本をもらって見たら『マジか、騙された』という感じでした(笑)。そのくらいヤバいなと。始まりのワンシーンだけでも11ページくらいあって、初日だけいいのでリハーサルをさせてほしいとお願いしました」と、のっけから普通のドラマとは違うそのセリフ量に圧倒されたと振り返る。

 田中も「大庭桜という役は、自分のルールに反することがあると堰(せき)を切ったようにしゃべり出すんですが、それが1話につき2、3回あるんです。覚えられるか心配でした。台本をコピーして自宅の至るところに貼ってすぐ見られるようにしてあります」と話し、さらには「(出演者の)皆さんのお顔もプリントアウトしたものを部屋に貼って練習してました。…でも、國村さんだけ白黒で(笑)」と明かすと、隣りに座った國村は「それは笑いごっちゃないよ!(笑)」とツッコミを入れた。

 次に、片桐は「脚本を演劇畑の池田テツヒロさんが書いているので、舞台的なテンポの早いやりとりが面白いんです。これが舞台であればいっぱい稽古して、何度もお客さんの前でやるところが、ドラマだと1回演じて終わりになるんですね。お客さんに見せるという手応えがないわけです。どうやって映像を撮るのかなと思ったらやはり会話劇で、ドラマとしてはテンポが早いと思います。そういう舞台のライブ感を出せればいいなと思います」と意気込みを語った。

 田島は「初めてのドラマで、台本を読みながら『かぎかっこが多いな…』と感じながらも、頑張ろうという気持ちでした。キャストの皆さんが経験豊富な方々ばかりなんですけど、クランクイン前のコメントでは『不安だ』『セリフの量が多い』とかおっしゃってて、そんな中に私がいて大丈夫なのかなと不安でドギマギしていました」との率直に述べ、濱田は「台本を読み始めて、不安になって1回閉じたりもしたんですけど、実際やってみると池田テツヒロさんの台本は体への浸透率が高くてスーッと自然に入ってくるのを感じました」と、やはりセリフの多さに面食らったことを告白した。

 國村も「最初に台本をもらった時は『これは舞台だな』と感じました。そしてこれをどうやって映像にするのかなと。舞台であれば、流れを役者の掛け合いでリズムを作っていけるんですけど、映像だと役者のリズムとか間というような部分を、編集で作っていくということで。『これは大変だろうな』というのが正直な感想でした」と明かした。

 さらに、高校教師という役どころについて、増田は「普通に楽しくて優しい、生徒に人気のある教師で、あることをきっかけに心が折れてしまったんですが、その抱えているトラウマが表に出ないようにしているんです。これだけ癖の強い方々に周りを囲まれているので、一番フラットで普通の人でいいのかなと思いながら演じています」と言うと、田中は「人のよさがしみ出ている感じが、まっすー(増田)と同じ」と付け加えた。

 一方の田中は、自身の役について「自分のルールというか、正義感がはっきりした女性で、それに反することを言われると食ってかかるんです。私も1人の生活が長くなってきて、何となく気持ちが分かるというか、居心地のいい習慣とかルールが身に染み付いてしまって誰とも住めないんです。そういう人なのにシェアハウスに飛び込んで、すごく大変な思いをして、いろんな人と衝突しながらもこれからの桜の成長を楽しみにしています」と説明。すると片桐が「画面で見るイメージ上の田中みな実さんそのままの役です」と指摘。それに増田も「実際話してみると全然に違うんですけど、テレビで見る田中さんのイメージはこれです」と同意した。

 自称芸人で、今は実演販売で食べているという自身の役どころに関して、片桐は「自称・芸人ってのがグサッと刺さります(笑)。もうじき実演販売のシーンでまくし立てないといけないんですけど、滑舌が悪い僕なので何を言っているか分かるように、ということばかりを考えてます」と話し、訳ありのキャバ嬢役の田島は「弱さを強がりで隠しているような女の子なんですけど、そこは自分とも重なるんです。そういう心(しん)の部分をシェアハウス生活でどれだけ見せてくれるのか、楽しみながら演じています」と笑顔で語った。

 そんな田島を見た増田が「(田島が演じる)舞ちゃんはけっこう口が悪い役なんですよ。でも今こうして話を聞いていて、本当はかわいい調子でしゃべれるんだなと」と称賛すると、田中も「(田島は)誰よりも現場になじんでいて。朝、現場に行ったらおじさんたちがラジオ体操をしてるんですけど、その中心に芽瑠ちゃんがいるんです」と意外な一面を伝えた。それに対して田島は「カメラさんとか皆さん常に重いものを持っているので、体をほぐして1日頑張りましょうということで、ラジオ体操に誘いました!」と現場での和やかなエピソードを披露した。

 ギャンブル好きな公務員という役どころの濱田は「最初は『めんどくさいおばはんやな』と思いました(笑)。住人はみんな一癖二癖あって、その闇と向き合いながら生きてるわけですが、そのダークな部分が見えてくる瞬間が面白いんですよね。それをどのくらいの配分で出していくのがいいかなと考えながら演じています」と説明し、リストラされたエリートサラリーマン役の國村は「(池上は)シェアハウスに住むには年がいきすぎてるなと思うんですよね。そこにリアリティーがないと見てる方が鼻白むんじゃないかなと感じました。なので『この人ならシェアハウスに住もうとするかも…』というリアリティーを伝えられたらいいかな、と思いながらやってます」と自身が演じる人物を考察した。

 「シェアハウスに住んでみたいと思うか?」という質問が飛ぶと、増田は「僕は住んでみたいですね。おしゃれなシェアハウスとか憧れます」とそつなく返答。すると「本当にいいんですか?」「潔癖性なのに?」「言ってるだけじゃないの?」と、一斉に全員から責められる展開に。たじたじになった増田は「…できないです。やってみたいけど!」と折れ、爆笑が起こった。

 濱田が「ぜひ入居してみたいんですが、友達は絶対に作りたくない。群れで行動したくないんだけど、人間ウォッチングはしてみたいです」という持論を語ると、國村も「僕もマリさんと同じで“条件付き”ならば。僕は“ネコ体質”で群れることが苦手で、気が向いた時だけみんなに寄っていく。だからネコ体質ばかりのシェアハウスであればちょっといいかなって。イヌ体質が1人でもいると嫌やねん!(笑)」と回答。

 最後に、増田は「負け犬がテーマですけど、誰もが負けている部分、勝っている部分、そして悩みもいろいろ持っています。そういう中で、人と関わっていくことで自分のいいところに気付いたり、徐々に自分を好きになっていって、それからまた人を好きになれるような、心が優しくなれるきっかけとなるようなドラマなのかなと思います。個性豊かなキャストがいるので、いろんな目線から自分を当てはめてみて、楽しんでもらえたらと思います」と会見を締めくくった。


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