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堺雅人が「ダマせない男」で門脇麦、広末涼子、生瀬勝久と共演2022/03/09

堺雅人が「ダマせない男」で門脇麦、広末涼子、生瀬勝久と共演

 堺雅人が、日本テレビ系で3月26日放送のスペシャルドラマ「ダマせない男」(午後9:00)で出演を務めることが分かった。

 ドラマは、10億円詐欺計画に参加することになった、“超”が付くお人よしのサラリーマン・絹咲正(堺)の奮闘ぶりを描くコメディー。物語は、正が婚活パーティーで浅香澪(門脇麦)に出会うことから展開する。

堺雅人が「ダマせない男」で門脇麦、広末涼子、生瀬勝久と共演

 正は、澪に頼まれて彼女の父親に会いに行くが、正が会った相手は裏社会にもつながりのある大手ゼネコン社長・貴島源一郎(生瀬勝久)だった。実は澪の正体は、「フレグランスの澪」という異名をもつ詐欺師。澪は貴島から5億円を騙し取ろうとしたものの失敗し、貴島の支配下にあった。その貴島は、リゾート会社社長・大森詩子(広末涼子)から10億円を奪ってきたら許すが、それができなければ殺すと、正と澪に告げる。澪は大森から10億をせしめる計画を立てるが、うそがつけず悪いことのできない正には、とても引き受けられる話ではなかった。しかし、正のあまりの人のよさから、10億円詐欺計画は思わぬ方向へと転がっていく。

 堺は、演じた正について「とてもお人よしで、人にうそをついたり傷つけることなく、なるべく優しく生きていきたいという人なんですが、ひょんなことから詐欺師に巻き込まれて、詐欺を働くことになります」と紹介。重ねて「演じてみて、絹咲正は…変なヤツだな、と思いました(笑)。これをやりたい、という自分の意志ではなく、すべて人から言われてやるので、そんな生き方でいいのか?と思ってしまいますけれど。でも、お人よしで優しいから、詐欺を働く時でさえ、一生懸命うそをつこう、成立させようと努力するんですよ。頭では自分をなるべく出さないようにしているけれど、すぐ人を好きになったり、急に笑い出したり、体からは『生きたい』というメッセージがあふれている。やっぱり変なヤツだし、そんな人を演じるのは面白いなと思います」とキャラクターを分析する。

 正は「絶対にダマせない男」だが、堺自身がダマされたこと・ダマしたことに関しては「俳優という仕事も、言えと言われたセリフを自分の言葉のように話す仕事ですから、ダマしているといえばダマしていることになりますよね。なので、他人事ではないかなと僕は思います。ダマされたことは…女の子のうそ泣きは見破ることができないです(笑)。駅の改札で4歳くらいの女の子が(自動改札機を)ピッてやりたいってワーワー泣いているのを見たことがあったんですが、お母さんがピッとやったら、すぐ泣き止んでサッと入っていったんです。あの年齢でさえそうなのか! すごいな!と思いました(笑)」とコメント。

堺雅人が「ダマせない男」で門脇麦、広末涼子、生瀬勝久と共演

 そして、共演者については「門脇さんは初共演だったのですが、全く初めてという気がしなかったです。いろんな顔を演じられる女優さんですが、今回も謎が多い浅香澪という役をとてもミステリアスに演じてくださって、素晴らしかったですね。門脇さんは放っておくと、(ロケ地の)森の中を散策しだすんですよ(笑)。『このあたりはこんなキノコが生えているんです』『こんな虫がいます』とか、先生と生徒のようにレクチャーを受けていました(笑)」とエピソードを交えて語る。

 また、「広末さんとは久しぶりにご一緒しました。表現者として僕のポテンシャルが1だとしたら、広末さんは100くらいの豊かさをもってらっしゃる方。笑うシーンがあるとしたら、僕は頑張って笑ったりするんですけれど、広末さんはむしろ笑いすぎないように抑えるような人なので、いつもそのエネルギーを浴びながら、本当にすごい女優さんだな、同じ時代でよかったなと感じています」と称賛。

 続けて「生瀬さんもお久しぶりだったので、うれしかったです。とても尊敬している先輩ですし、何より生瀬さんは人生を楽しんでらっしゃる方なので、すてきなんですよ。あるシーンで、生瀬さん演じる貴島源一郎が、ある乗り物に乗って登場するんですけれど、その乗り物に乗っている生瀬さんがものすごーく楽しそうで(笑)。何度も何度もその楽しさを力説されたので、僕は『購入されたらいかがですか?』と言ったんですけれど、皆さんにはそのシーンを楽しみにご覧いただきたいです」と、それぞれの魅力と現場での一コマを明かす。

 加えて、「この作品の絹咲正という人は、ちょっとずつ操られて、ちょっとずつうそをついて、ちょっとずつ詐欺師に仕立て上げられていくんですが、なんだかその過程って、役者が台本をもらって、徐々に役を作って、本番に行くまでをドラマにしているような感じなんです。ちょっとずつキャラが自分のものになっていく感じを、ずっと撮られているみたいな。手の内を全部バラしているようで、商売上、非常に厄介です。『ああ、この程度なのね、堺は』みたいになるんじゃないかと(笑)。あまり人に見せたくない姿を見せてしまっているけれど、視聴者の皆さまには、その姿も見て楽しんでいただければと思います」とアピールしている。

堺雅人が「ダマせない男」で門脇麦、広末涼子、生瀬勝久と共演

 門脇は「台本を読んだ時から撮影が待ち遠しく、面白い作品になる予感しかありませんでした。日々の撮影も本当に楽しく、何度笑いが止まらなかったことか! 本番中も多々吹き出してしまい、プロ失格ですが、あんなに魅力的な堺さんには誰も逆らえないでしょう。皆さまに笑って楽しんでいただけるよう、キャストスタッフ共に撮影に取り組んでおりますので、どうぞお楽しみに!」とメッセージを寄せる。

 広末も「堺さん&門脇さんの初タッグが、本当に楽しみでワクワクさせられるとっても面白い脚本でした。まだ撮影が終了していないのにもかかわらず、オンエアが楽しみでならない私です(笑)。私が演じさせていただく大森詩子も癖の強いユニークな役なので、楽しんで演じられました。このドラマを見てたくさん笑って元気になってもらえたらうれしいです」と明るく楽しめる作品であることを強調。

 生瀬は「今回、堺くんとは久しぶりの共演でしたが、なんだか、穏やかになられたようで、始終楽しく現場を過ごせました。この作品の堺雅人さんこそ、僕が見たかった堺雅人さんです! ぜひ、楽しみにしていてください」と呼び掛けている。

 なお、村川絵梨、皆川猿時、小手伸也、岡部たかし、遠山俊也、光石研らが脇が固める。

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