田中直樹、石橋静河、三浦透子、寛一郎、相島一之が「鎌倉殿の13人」に出演2022/03/01
田中直樹(ココリコ)、石橋静河、三浦透子、寛一郎、相島一之が、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8:00ほか)に出演することが、公式Twitter(https://twitter.com/nhk_kamakura13)で発表された。
三谷幸喜が脚本を担当、小栗旬が主演を務める本作は、源頼朝(大泉洋)の妻となる北条政子(小池栄子)の弟・北条義時(小栗)を主人公に、地方の豪族から頼朝の第一の側近となった義時が、その後いかにして頂点に上り詰めたのかを、鎌倉幕府を支えた武士たちの姿を絡めて描くもの。
田中が演じるのは、源平動乱の時代に公家の頂点に立ち、後白河法皇(西田敏行)や頼朝と腹を探り合う九条兼実。「有頂天ホテル」以来16年ぶり2度目の三谷作品への出演となる田中。大河ドラマには初出演となるが「法皇様には振り回され、困惑させられることも多々ありながら自らの思いは胸に秘め、政治と朝廷に関わっていく兼実を演じさせていただくのは、とても楽しいです。こんなに位の高い役をいただいたことがなく、また初めての大河ということで私自身相当浮き足立っておりますが、しっかりと地に足をつけて兼実を演じられればと思っております」と抱負を述べ、「西田さん演じる法皇様のカットがかかるまでのアドリブに笑いをこらえるのが大変です。とにかく最高です」と既に充実した撮影を送っている様子。
石橋は、源義経を虜(とりこ)にした都随一の白拍子・静御前に挑戦する。石橋は「静御前の人生について勉強する中で、凛とした強さやしたたかさがありながら、うそのつけないとても正直な女性だったのだろうと思いました。静御前は伝説の人という印象で、自分に務まるのかと不安になりましたが、1000年近く前に同じ名前の女性が懸命に生きていたのだと思うと、彼女の内面の美しさをしっかり表現したいと、自分の中から力が湧いてくる感じがしました」と同じ名前という共通点に縁を感じながら、役柄と向き合っていきたいと語る。
そして、「三谷幸喜さんの作品は舞台『ベッジ・パードン』が強く印象に残っていて、今回三谷さんの作品に参加できることをとてもうれしく思います。あと誕生日が一緒なので子どもの頃から勝手に親近感を抱いていました!」と三谷とも共通点があることを明かし、「源義経役の菅田将暉さんと、里役の三浦透子さんのお二人は、役者としてとても頼もしく、一緒にお芝居をしていてすごく楽しかったです。特に三浦さんとは、女同士の戦いが強烈かつコミカルに描かれていて、カットがかかると2人でつい笑ってしまうような、そんな明るい時間でした」と撮影を振り返っている。
三浦は、比企から送り込まれた義経の正妻・里役を務める。三浦は「自分は正室であり、相手には妾(めかけ)がいる、この感覚をつかむのは正直非常に難しかったです。が、根っこにあるものは、愛する人の心が別の人のところに向いている、その寂しさだと思います。それは理解できると思いました。自由とはいえない生活の中で、それぞれに自分の心を貫く静と里、違う強さを持ったとてもかっこいい女性だなと感じました。演じられてとても光栄です。静御前のエピソードは知っていましたが、里の存在には今回初めて触れました。なので、まずはフラットに、三谷さんが書いてくださる里から感じられるものを大事にしようと意識しました」と役作りについて触れる。
大河ドラマ初出演にして、本格的な時代劇も初挑戦となるが「お着物の扱いなど、不慣れなことばかりでした。最初はやっていいこと、やってはいけないことを考えるのに必死でしたが、徐々に制約を楽しむ感覚というか、それがあるがゆえに生まれる感情もあるんだと発見できました。とてもいい経験になりました」と話し、共演者に関しては「主に菅田さん、石橋さんとシーンをご一緒しました。石橋さんとは初めての共演だったのですが、作品で何度も拝見していてとても魅力的な俳優さんだと感じていたのでうれしかったです。菅田さんは常にアイデアにあふれていて、現場で何度も助けられました。お二人とも、お芝居していて純粋に楽しかったですし、勉強になりました」といい影響を受けたことを伝えた。
同じく大河ドラマ初出演の寛一郎は、源頼家の息子で父の無念を晴らすため日本史上に残る大事件を引き起こす・公暁役を担う。寛一郎は「実直であり、感情的であり、若さゆえの愚かさもあり、作法があるなk、個人の選択で、あの時代で仇(あだ)討ちの象徴といってもいい彼を、革命児として認識しています」と役柄を解釈し、「そんな彼を演じられることをうれしく思います。時代と遊離してしまう彼の心情と近い部分を探して、表現していければと思っています」と意気込んでいる。
三谷作品の常連となる相島は、日本中世に輝く天才芸術家で、北条家のため珠玉の仏像の数々を生み出した運慶を演じる。相島は「日本を代表する仏師・運慶。誰もが名前は知っているのに、実はどんな人だったのか誰も答えられない。そんな謎の人物を『鎌倉殿の13人』で演じられることに感動し、とても光栄に思っています。武士たちが熾烈(しれつ)な権力闘争を繰り広げた時代の中で芸術家はどう生きたのだろう。きっと美と向き合いながらもしたたかにたくましく武士の時代を生き抜いたに違いない。運慶と言う『芸術』の人が北条を筆頭とする鎌倉殿を取り巻く人たちと相まみえるのが楽しみで仕方がありません」とキャラクターに思いをはせ、期待を寄せる。
続けて「私の俳優人生は三谷の作品と共にありました。『12人の優しい日本人』』で初めて映画出演。『新選組!』で初めての大河ドラマ。そして演劇『コンフィダント絆』は自分の代表作になりました。三谷がいなければ俳優・相島一之はいませんでした」と三谷作品への熱い思いを告白。
さらに、共演者については「小栗旬さんとは、初めてご一緒した時に、僕が彼のお名前をじゅんちゃんと間違えてずっとお呼びしていて、撮影が終了して別れ際に『あいじまさん、実は僕はしゅんなんです』とちょっと恥ずかしそうに優しく教えてくださったことを覚えています。大泉洋ちゃんは、僕ら、三谷や阿南(健治)やゼン(梶原善)やコバさん(小林隆)がいる東京サンシャインボーイズの大ファンで、会うと必ず僕らの劇団の代表作『ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな』の場面をやってくれます。もう30年も前の作品なんですけどね。中でも特に、野仲イサオ、通称・ダンナのものまねが絶品で絶品で。僕らは大爆笑なんですが、知らない人はあまりにもマニアック過ぎてキョトンとしていて、それもまたおかしくておかしくて…(笑)」とエピソードを明かしている。
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