Snow Man・目黒蓮、大泉洋主演「⽉の満ち⽋け」で映画単独初出演! 役柄に「少し運命を感じた」2022/02/22
Snow Man・目黒蓮が、大泉洋が主演を務める映画「⽉の満ち⽋け」に出演することが分かった。目黒が単独で映画に出演するのは、本作が初めてとなる。
本作は、2017年に第157回直⽊賞を受賞し、昨年は「鳩の撃退法」(第6回⼭⽥⾵太郎賞受賞作)の映画化でも話題の作家・佐藤正午氏の同名ベストセラー小説を原作に、廣⽊隆⼀監督がメガホンを取り映像化した数奇で壮大なラブストーリー。不慮の事故で妻と娘を同時に失った⼩⼭内堅のもとに、三⾓哲彦と名乗る男が訪ねて来たことで、数十年の時を超えたはかなくも鮮烈な許されざる恋の物語が明かされる。
愛する妻⼦を失った⼩⼭内役の大泉は、幸せな⽇常から⼀転、数奇な運命に巻き込まれていく主人公の28歳から55歳を演じる。「同じくらいの娘を持つ⽗親として、今まで演じた役で⼀番感情移⼊しやすく、それだけに、今まで演じてきた中で⼀番つらい役でした」と明かす大泉。それでも「最後には、どこか希望を持たせてくれる不思議な作品だと思います。『⽉の満ち⽋け』という作品はさまざまな⼈々の愛にあふれた映画です。つらいのに、幸せな気持ちになる、そんな不思議な体験をぜひ味わっていただきたい。どうか劇場でご覧になって、ご⾃⾝の⼤切な⼈に思いをはせていただけたらうれしいです」と訴えた。
そんな大泉は、廣⽊組には初参加。「決して多くを語ってくれるわけではないのですが、こんなにも演じやすい場を与えてくれる監督もいないと思いました。何の引っ掛かりも、ストレスもなく、⾃然に役者がその世界に⼊れるように撮影してくれていたのだと思います」と撮影を振り返っている。一方、廣⽊監督作品には3度目の参加となる有村架純が、⼩⼭内の娘と同じ名前を持つ謎の⼥性・正⽊瑠璃を演じる。
最も信頼を寄せる監督の1人である廣⽊監督のラブコールに応え、出演を快諾した有村。「廣⽊監督の前でお芝居をすることはいつも以上に緊張しますが、この空気感さえも懐かしく、どこか⼼地よさも覚えたように思います。寡黙(かもく)な廣⽊監督ですが、監督が持つピュアさを演出から感じられて、この物語全体がどのような紡がれ⽅をするのか楽しみです」と期待。物語については「何度⽣まれ変わっても会いたいと思える⼈に⼀⽣涯で出会えるとしたら。ロマンさえも感じてしまう⼈⽣の壮⼤さを、最初に脚本を読んだ時に感じました。夢のような、現実のような不思議なことがもし起こったとしたら。⾃分は⼀体誰の⽣まれ変わりなんだろう、そんなことを想像できるのも作品のよさなのかもしれません」と作品の魅力を分析する。
そして、瑠璃と許されざる恋に落ちる⼤学⽣・三⾓には、目黒が扮する。目黒は、いちずに1⼈の⼥性を愛する20歳の⼤学⽣と、39歳の⼤⼈になった姿を演じ分ける。役柄に関して「お話をいただいてすぐに原作を読ませていただきましたが、演じる三⾓という役どころがとても重要なことに驚きと不安を覚えたのと同時に、⼈柄が⾃分と重なる部分があり、『⾃分がやるべきだ』と少し運命を感じました」と打ち明ける。主演の大泉とは初共演だが、「現場での⽴ち振る舞いや作品に対しての向き合い⽅がすてきで、勉強になることばかりでしたし、素晴らしい共演者、スタッフの皆さまと、廣⽊組の⼀員となって作品を作り上げられる機会をいただけたことが、本当にありがたかったです。今後の⾃分の⼤きな宝になる作品と巡り合えたと確信しております」と胸を張る。
さらに、数年前に事故で他界した小山内の最愛の妻・梢には、⼤泉との共演は3度目、廣⽊監督とは映画デビュー作「東京ゴミ⼥」(2000年)以来2度⽬のタッグとなる柴咲コウが決まった。監督の演出について「梢は⼀⾒すると、⾃⼰主張の強いタイプではなく、家族をフワッと包み込むような優しくほがらかな⼥性ですが、奥に秘めた、愛を貫く強い意思があります。そんなキャラクターを演出してくださったのは20年ぶりにご⼀緒させていただくことになった廣⽊隆⼀監督。打ち合わせの段階からこちらの意⾒にも真摯(しんし)に⽿を傾けてくださいました」と感謝している。大泉と夫婦役を演じ、「役のくみ取り⽅、お芝居の⾜し算引き算、周りへの配慮、ブレない安定感…またもや⼤泉洋という⼈間としての魅⼒をあらためて感じました」と称賛している。
1980年から現在に⾄るまでの歳⽉を描き、その時代を象徴する名曲とともに丁寧に織り成す同作。廣⽊監督は「⽇本映画で憧れの曲が流れる映画です。懐かしい⾼⽥⾺場のオープンセットも⾒られて、こんなすてきなキャストと原作と内容でいい映画になってほしいと思ってます、いやなってるはずです、きっと」と自信をのぞかせる。柴咲が「私も⼤好きな“⽉”がキーとなる作品。どのような仕上がりになっているのか、私も今から楽しみです」と言うと、廣⽊監督も「映画を⾒てくれた皆さんがある⽇どこかで⽉を眺める機会があったら、もう⼀度この映画を思い出してくれたらうれしいです」と話している。
物語は、愛する妻・梢と家庭を築き、仕事も順調、どこから⾒ても順⾵満帆だった⼩⼭内が、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことから始まる。幸せな⽇常は⼀変し、深い悲しみに沈む⼩⼭内のもとに、三⾓と名乗る男が訪ねてくる。事故のあった⽇、瑠璃が⾯識のないはずの⾃分に会いに来ようとしていたという。そして、彼⼥と同じ名前を持ち、⾃分がかつて愛した“瑠璃”という⼥性について語りだす。それは数⼗年の時を超えて明かされる、はかなくも鮮烈な、許されざる恋の物語だった。⼀⾒何の関係もない夫婦とかつての恋⼈たち。その2組をつなぐ、誰も想像もしえなかった数奇で壮⼤な愛の軌跡とは―― 。
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