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永山瑛太、林遣都、北山宏光ら豪華キャストが「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」に集結2022/02/23

「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」に出演する永山瑛太・林遣都・高良健吾・北山宏光・染谷将太ほか、水原希子、玉城ティナ、コウメ太夫、栗原類など。

 NHK BSプレミアム・BS4Kでは4月5日から「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」(火曜午後9:45)がスタート。“ショートショートの神様”星新一の数ある原作を短編ドラマ化する。

 2007~10年にNHKで放送され大反響を呼び、国際エミー賞最優秀賞を受賞した「星新一ショートショート」のスタッフが再集結し、星作品が持つ独特の世界観はそのままに映し出す。「ボッコちゃん」に水原希子、「生活維持省」に永山瑛太、「不眠症」に林遣都、「地球から来た男」に高良健吾、「善良な市民同盟」に北山宏光(Kis-My-Ft2)と玉城ティナ、「逃走の道」に村杉蝉之介とコウメ太夫、「見失った表情」に石橋静河、「薄暗い星で」に染谷将太と栗原類が登場。6月以降も魅力的な俳優が出演予定だ。

 水原は「バーのマスターが道楽で作った美人ロボット、ボッコちゃん。頭は空っぽで動作はお酒を注ぐことしかできない。もちろん意思もない。ボッコちゃんをロボットだと気付かず夢中になる男たちを想像すると面白くもあり、なんだか少し切なくて、彼らの妄想がボッコちゃんの人格を作り上げているのかなと感じています。どんなボッコちゃんになるのか、今からワクワクしています。とても楽しみです。精いっぱい頑張ります」と意気込む。

 永山は「10歳の頃だったか、叔父さんに勧められて初めてハマった小説は星新一さんでした。星新一さんのファンの中でも人気のある『生活維持省』の映像化で主役を演じられることは、私にとって、とても光栄なことです。現実から非現実へ連れていってもらえる時間は、私にとって特別でしたし、今、こうして俳優を続けている想像力の原点は、星新一さんの脳内から受け継いだモノだと思います」と感慨深げ。

 林は「長きにわたって人々を魅了し、今も尚、多くの人に愛され続けている星新一作品の実写ドラマ化ということで、お話をいただいた時は心が踊りました。僕が今回チャレンジさせていただいたのは『不眠症』です。重度の不眠症である主人公が長年の悩みから解放されるべく、ある斬新な発想に至り、生活を一変させるところから物語は始まります。数多くある星新一SFシリーズの中でも、どちらかというと現実に起こり得る、共感しやすい作品になっているのではないかと思います。楽しんで見ていただけたらうれしいです」と呼び掛ける。

 高良は「『地球から来た男』で、地球ではない星へ飛ばされた男を演じました。まず台本を読んだ時に、その男の言動が面白くて。違和感しかないのに心地いいというか。星新一の世界観で自分がどんな芝居をするのか楽しみでした。実際、現場で感じた手応えが、どのように映像化されているのかクランクアップした日からずっと楽しみです。面白くなっているはずです」と期待を寄せる。

 北山は「僕が生まれるずっと前に書かれた作品とは思えず、脚本を読んですぐに物語に引き込まれました。『善良な市民同盟』という作品は、まさに今の世の中にドンピシャで、僕たちが置かれている状況に重なる部分が多くあります。そうそうたるキャストの方々と共に、この作品に参加させていただけることが大変うれしいですし、僕自身、“俳優としての勝負所”と意気込んでいます」と気合十分で、「セリフが少ない守屋という男を、体の隅々まで使って、心の動きや葛藤を表現したいと思っています。ひょっとすると、僕たちのすぐ近くに『善良な市民同盟』が存在するのでは、と思ってしまうようなこの世界観をぜひお楽しみください」とコメント。玉城も「星新一さんの作品は、学生時代、休み時間などに、気持ちを切り替えたい時にすぐ没頭できる世界観が好きで、よく読んでいました。私自身、不条理であったり、シュールだったり、一般的なルールに則らず進められていく物語に影響されることで、物事を多面的に捉える準備ができたんじゃないかと思っています」と原作への愛着を明かしている。

 また、村杉は「何? このコンビ? 怖がっていいの? 笑っていいの? ドキドキしていいの? 怒っていいの? 泣いていいの? なんで映像カッコいいの? なんでこんなにカッコいいの!? これが21世紀の星新一です!!」と興奮気味で、コウメ太夫は「村杉蝉之介さんと2人だけの芝居と聞いて、本当に2人だけなの?と思いましたね。短編ドラマとは聞いていましたが、今までいただいた俳優のお仕事の中でセリフの量が過去一番番多い! 必死な僕の芝居は見どころだと思います」とアピールしている。

 石橋は「ある一面ではすごく悪く見えることも、反対から見たら幸せなことだったり。何かについて、一概に良い・悪いと言えないし、言わない作品だなと。それはすごくすてきなことだなと思い、いろんなことを考えさせられました。今と地続きな感じもありますし、リアルとフィクションの要素がちょうどいいバランスな点も魅力のドラマです」と紹介。

 そして、染谷は「ロボットという役は初めて演じました。星新一の哀愁漂う冷たくもあり温かくもある世界観に、望月(一扶)監督のすてきな包容力が加わったことで、今までに感じたことがない風を感じました。地球じゃない惑星から、人間じゃないものが、死生観を素直な会話に乗せた、とても純粋なドラマになっていると思います」と手応えを明か、栗原は「窮屈と感じるかもしれない世界にいる僕らですが、この生命は永遠ではない、僕らが生きていた時間に見てきた光景や感情全てには意味があって、この感覚を大事にしてほしいと僕は本を読んだ時に感じました。今の時代だからこそこのお話を振り返り、意味があると思っています」とドラマ化の意義を訴えている。


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