【北京オリンピック・2/15◆本日の見どころをピックアップ】スピードスケート・髙木美帆&髙木菜那&佐藤綾乃、女子団体パシュートの連覇に期待2022/02/15
フリースタイルスキーは、スロープスタイル(SS)の女子決勝、男子予選と、女子エアリアルの決勝が実施される。
女子SS決勝は、予選上位12人が出場。予選下位の選手から順に3回滑走し、それぞれもっとも高い得点が採用される。注目選手は谷愛凌(中国)。すでにビッグエア(BA)で金メダルを獲得した開催国期待のスターが、2冠を目指して滑走する。予選は3位だったが、BA同様、決勝では技の難度を上げてくるだろう。もっともそれは、予選1位のケリー・シルダル(エストニア)、2位のヨハンネ・キリ(ノルウェー)も同じだろう。見応え満点のメダル争いが繰り広げられるはず。男子エアリアル予選は、混合団体でアメリカの金メダルに貢献したクリストファー・リリス、銀メダルを獲得した中国のメンバー・賈宗洋、今季W杯で好調のマキシム・ブロフ(ROC)らに注目。
スノーボードは男女のビッグエア決勝が行われ、予選上位12人が出場。3回の試技で高い方から2回の合計得点で順位を決める。日本女子は村瀬心椛が2位、岩渕麗楽が3位、鬼塚雅が5位で全員が予選を突破した。村瀬は同じく予選2位だったスロープスタイル(SS)の決勝で10位に終わっただけに、雪辱を期しているだろう。岩渕、鬼塚も表彰台圏内の力を持ち、複数メダルに期待がかかる。ライバルは予選1位でSSとの2冠を狙うゾイ・サドフスキシノット(ニュージーランド)、平昌大会金メダルのアンナ・ガッサー(オーストリア)ら。日本男子は4人が予選に出場し、大塚健が2位、國武大晃が4位で予選を突破。予選1位でSS金メダルのマックス・パロット(カナダ)、予選3位のレッドモンド・ジェラード(アメリカ)、SS銀メダルの蘇翊鳴(中国)らと高難度の技を競い、メダルをつかみ取ってほしい。
アルペンスキーは女子滑降が行われる。メダル候補は2018年平昌大会の金メダリストで、今季W杯でも好調のソフィア・ゴッジャ(イタリア)、2021年世界選手権優勝のコリネ・ズター、今大会スーパー大回転金メダル、大回転銅メダルのララ・グートベーラミ(ともにスイス)ら。
カーリングは男女計予選リーグ男女計12試合が行われ、日本は平昌大会3位決定戦で銅メダルを争ったイギリスと対戦する。平昌大会と同じメンバーが出場している日本に対し、イギリスはスキップのイブ・ミュアヘッド以外は異なるメンバー。チームとしての経験値は日本が上といえるが、今大会の世界最終予選での直接対決ではイギリスが勝っている。五輪4大会連続出場のミュアヘッドは的確に戦術を組み立て、主導権を握ろうとするだろう。日本がそれにどう対抗するかが見どころ。
スピードスケートは男女団体パシュートの準決勝、順位決定戦、決勝が行われ、女子は日本の連覇なるかが見もの。1回戦(準々決勝)は平昌の金メダルメンバーの髙木美帆、髙木菜那、佐藤綾乃で臨み、五輪記録を更新。あらためて実力を証明した。準決勝で対戦するROC1回戦のタイムを比較すると4秒以上日本が速い。決勝進出の可能性は高く、連覇もはっきり見えている。なお、1500mに続き、500mでも銀メダルを獲得した髙木美帆は、通算メダル数が5個となり、夏季冬季を通じて日本女子最多記録に並んだ。決勝に進んだ時点で記録を更新することになる。男子は1回戦で最速タイムをマークしたノルウェー、100分の4秒差で2位だったアメリカが金メダルを争うか。
ノルディック複合は個人ラージヒル(LH)が行われる。9日のノーマルヒル(NH)で金メダルに輝いたビンツェンツ・ガイガー(ドイツ)、銀メダルのヨルゲン・グローバク(ノルウェー)らが再びメダル争いを演じるか。3大会連続のメダルを目指す渡部暁斗は、NH前半のジャンプは飛距離を伸ばせず9位。後半のクロスカントリーで追い上げたが7位と表彰台には届かなかった。今季は得意のジャンプの調子がいまひとつで苦戦が続いているが、LHでは大ジャンプで好位置につけ、勝機を見出せるか。NH13位の渡部善斗、14位の山本良太、30位の谷地宙の健闘にも期待したい。
フィギュアスケートは女子のショートプログラムが実施。金メダルの大本命・カミラ・ワリエワ(ROC)は、禁止薬物の陽性反応が出たものの16歳未満の「保護対象者」であることなどを理由に出場が認められた。精神的な動揺が心配されるが、今大会の団体戦を含めた今季の演技からは、大崩れする姿が想像できない。少しばかりミスをしても高得点を出るのは間違いない。また、残る2人のROC勢、アレクサンドラ・トゥルソワ、アンナ・シェルバコワも突出した実力を持つ。ROC勢がリードするのは間違いないが、坂本花織、樋口新葉、河辺愛菜はどこまで食らいつけるか。
ボブスレーは男子2人乗りの1回目、2回目が行われ、順位が決定。4回目を滑走できるのは、3回目終了時の20位タイまで。2回目を終えた時点でドイツ勢が1、2、4位を占め、前評判通りの強さを見せつけた。1位のフランチェスコ・フリードリッヒ&トルステン・マルギスは、平昌大会の金メダルペア。連覇を視界にとらえているが、2位のヨハネス・ロフナー&フロリアン・バウアーとの差はわずか。小さなミスが勝敗を分けそうだ。
ほかにアイスホッケー男子の準々決勝進出決定戦、バイアスロン男子30km(4×7.5km)リレーが行われる。
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