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「鎌倉殿の13人」小栗旬ら“北条ファミリー”の源頼朝外しに大泉洋のぼやきさく裂!?2022/01/11

「鎌倉殿の13人」小栗旬ら“北条ファミリー”の源頼朝外しに大泉洋のぼやきさく裂!?

 三谷幸喜が脚本を執筆し、小栗旬が北条義時を演じる、NHK総合ほかで放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8:00ほか)のパブリックビューイングイベント「グランド・プレミア in 伊豆の国」が、北条家ゆかりの地である静岡・伊豆の国で開催された。

 イベントに先立ち、小栗をはじめ、姉・政子役の小池栄子、兄・宗時役の片岡愛之助、妹・実衣役の宮澤エマ、父・時政役の坂東彌十郎に加えて、政子と結婚する源頼朝役の大泉洋の“北条ファミリー”が、同市内にある旅館で記者会見を行った。

 “北条ファミリー”の撮影の雰囲気を問われた小栗は、「今日、“北条ファミリー”って言っているのに、なぜ佐殿(頼朝)がいるのか…」と疑問を呈すると、大泉は「いやいや、“北条ファミリー“でしょ。(政子と)結婚するんだから! どんな雰囲気かと聞かれましたが、ずっとこんな感じでなんとなく頼朝外しがあるんですよ」とぼやいた。そんな大泉に対し、小栗が「頼朝さんは位が高いので、近づいちゃいけないんだろうなという雰囲気で、常に現場で気にしているんですよ」と少しおどけながら語ると、大泉は「一番嫌な雰囲気(笑)。頼朝さんへの敬いはあるんでしょうけど、大泉洋への敬いはゼロの皆さんです」と嘆いた。

 そんな大泉を見た小栗が「小池さんは慕われているんじゃないですか?」と、頼朝の妻となる政子を演じる小池に水を向けるが、「敬う理由がないといいますか…」と小池も一刀両断。さらに「まず愛が足りないよね。三谷さんが描く頼朝さんはドライですもん。政子はすごく好きだけど」と不満をあらわに。そこへすかさず小栗が「三谷さんの脚本なんですけれど、嫌なヤツなんですよ。義時に対して『そういう言い方をするかな』というところがいっぱい出てくるんですよね」と、ここぞとばかりに、頼朝の義時への対応を挙げて、笑いを誘った。

 そんな中、小池が「父上は認めていらっしゃいますよね」と父・時政役の彌十郎に話を振るが、「表向きはね(笑)」とつれない返事。業を煮やした大泉が妹・実衣役の宮澤の援護をあおぎ、「エマちゃん、ちょっといいかな?」と頼むが、宮澤からも「それで言うんだったら、実衣はストレートに『あの人の何がいいの?』と姉上に聞いちゃっているので、実衣が一番理解できてないんですよね」と突き放されてしまう。続けて頼朝を信じる兄・宗時役の愛之助までもが「僕は一番頼朝さんを信じて担ぐんですが、なかなか賛同してくれないんです」と追い打ちをかけると、小栗が「兄上も途中で『源氏なんかどうだっていいんだよ』と言っちゃいますもんね(笑)」と笑いながら語り、小栗や大泉を中心に、和気あいあいと楽しく撮影が進んでいる様子がうかがえた。

 また、北条家ゆかりの地でのロケについて聞かれ、小栗は「個人的にも来ていたのですが、当時、こんなふうに過ごしていたんじゃないかと想像できて、北条家を身近に感じられた」と感慨深げで、小池は「女性陣は家の中で殿方の帰宅を待っていることが多く、なかなか出向くことがなかったので、正直もっと来たいです」とロケを熱望。一方、愛之助は「宗時の供養塔に寄らせていただき、育った場所や空気感を知れたので、自然体で撮影に入れた」と明かすなど、それぞれが自身の演技のプラスになったことを告白。

 さらに、第1話で義時が頼朝を後ろに乗せて馬で駆けるシーンについて聞かれた小栗は、「一昨年の12月ぐらいからトレーニングを重ねてきました。2人乗りはとても難しく、自分よりも後ろに乗っている人が大変なんですが、あのシーンを自分で乗ってできたのは、第1話のスタートとしては良かったなと思います。その後も結構馬に乗っているシーンが出てくるのですが、なかなかいい感じにできたので、苦労はしていないかもしれません。撮影の時は馬に乗れる距離が短いので、本心を言えばもう少し乗りたい。山を駆け巡りたいくらいの気分です」と自信をのぞかせた。

 最後に、地元の人々へのメッセージとして、小栗は「地名や距離感が分かっている皆さんには、義時が住んでいる北条と江間と呼ばれる場所はどのくらいの離れているのかなどもひっくるめて楽しんでほしい」と述べ、愛之助は「地元の人が知っている豆知識をSNSで発信していただけたら」と希望を語った。加えて、彌十郎は「守山にある北条家の屋敷跡に何度も足を運んでいて、今はそこを“ぼくんち”と言って地元感を持っております(笑)。放送後にある地元紹介の映像に、先ほど愛之助さんがおっしゃっていましたが、SNSなどでプラスアルファ、こういうところもありますよと発信していただけたら、地元じゃない方たちにも分かるんじゃないかなと。そこをフォローしていただければありがたいです」とアピールした。


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