阿部寛、「DCU」で共演の横浜流星&高橋光臣に対抗心!?「『テルマエ・ロマエ』以来、ひそかに鍛えてました」2022/01/11
TBS系で1月16日スタートの連続ドラマ「DCU」(日曜午後9:00)の3カ国同時リモート試写会と舞台あいさつが行われ、主演の阿部寛をはじめ、共演の横浜流星、中村アン、山崎育三郎、趣里、高橋光臣、岡崎体育、有輝(土佐兄弟)、市川実日子が登壇した。
ドラマは、水中の捜査に特化した架空の組織・DCU(Deep Crime Unit=潜水特殊捜査隊)を舞台にしたオリジナルのウォーターミステリー。キャスト陣は、客席で観客と一緒に第1話を鑑賞。水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団・DCUを率いる隊長の新名正義役を務める阿部は「まだ興奮が冷めやらない中で、素晴らしい努力が報われた作品になったと思います」、新名とバディを組む隊員ダイバー・瀬能陽生役を務める横浜も「本当に僕も興奮しっぱなしですが、やっぱり壮大なスケールで、展開もスピーディーで、非常に入り込むことができましたし、まだまだ撮影も続くので、チーム一丸となって全力で頑張っていきたいなっていうのを、強く思いました」と作品への手応えを述べた。
さらに、本作は、世界的なヒットドラマ「ホームランド」などを手掛ける総合メディア会社「ケシェット・インターナショナル社」および、カナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発・制作・配信を手掛ける制作会社「ファセット4メディア社」と共同制作するオリジナルドラマであることから、アメリカ、カナダでも同時に試写会を実施。会場には、駐日イスラエル大使であるギラッド・コーヘン閣下と、駐日カナダ大使館参事官・広報部長のマット・フレイザー氏も登場し、内容を絶賛した。
阿部は「皆さま非常に喜んでいただいて、うれしいです。世界同時発信で緊張しましたが、細かい部分の見てくださって、受け取ってくれたってことは、本当にやっていてよかったなって、素晴らしい作品になっているんだろうなって思いました」と反応の良さを喜び、横浜も「日本だけじゃなく、たくさんの方にこの作品を見てもらえてうれしいと感じますし、あらためてすごいことに参加させてもらっていることに幸せを感じています。魂を込めて頑張りたいですね」と一層、撮影にまい進していくことを誓った。
DCUと関わり合いの深い警視庁公安一課の刑事・清水健治役の山崎は、その独特のキャラクターから、共演者が笑ってしまうことが多いそうで、「僕がお芝居をしていると、みんながクスクス笑うので集中できないなっていうのがありますね。僕は清水として一生懸命やっているだけなんですけど(笑)」と明かすと、DCUの副隊長・西野斗真役の高橋が「清水に慣れるまでに、時間がかかりました。芝居をしていると、何かこみ上げるものがあって、ずっと見ていられなくて、初めは苦しめられましたと」と振り返る。
続けて、阿部も「僕も初日はきつかった(笑)。クランクインが清水とのシーンだったんですが、『この作品はこんな感じなのか』と思った」とかぶせ、DCUで女性初の潜水士・成合隆子役の中村も「目を合わせたら危険なので、胸のあたりを見ています」と話すなど、山崎のキャラクターがかなり独特なものであることを伺わせた。
DCUのムードメーカー的存在・森田七雄役の岡崎は「もう見つかっちゃったなって感じがしますね、岡崎体育も(笑)。今後のアジアNo.1俳優の道も開けてしまった」と饒舌(じょうぜつ)に語ると、阿部に振り向き見つめられ「すごい目で、阿部さんが見ていますが…。現場に毎日行くのが本当に楽しみで、みんなとおしゃべりしながら、和やかな感じでやっているんですが、いざ本番となるとみんな顔が変わっているのがすごい。メリハリがあってすごく楽しいです」と普段とは違うドラマの現場を楽しんでいることを報告した。
また、ダイバー役を演じるにあたり、17kg減量して撮影に入ったものの、現在は10kgリバウンドしてしまっていることを告白。「衣装部の人に、『これ以上太らないでくれ』って怒られていて、阿部さんがおいしそうなプリンとか差し入れしてくれるんですが、近寄ってみることしかできなくて、それが過酷ですね」と話すも、阿部から「この前、二つ食べていたよね」とすぐにバラされ、苦笑していた。
同じくDCUのダイバー・大友裕也役の有輝は、阿部もお気に入りという小栗旬のものまねであいさつしつつ、「体育さんと同じく現場に行くのが楽しくて、阿部さんが僕の小栗さんのものまねを気に入ってくださっているので、日々練習をしています」と笑わせた。
過酷だったシーンの一つとして、「(高橋に)俺が『俺たちも潜りましょう』と言って、『お前に行けるわけないだろう』とキレられるシーンがあったんですが、その日の朝に『M-1グランプリ』の予選に落ちた後の撮影だったので、そのセリフが二つの意味ですごいショックで…。その後に、アンさんの『大丈夫、2人ならきっと』というセリフに、土佐兄弟のことを言われているのかなと。そういう部分でつらかったですね」と苦笑した。また、兄の卓也が「ちょい役でもいいから自分も出たい」と言いだしているそうだが、「どうですかね?」と司会者から話しを振られた阿部の塩対応に「僕も全部シカトしています」と話した。
そして、撮影に臨むにあたり、高橋や横浜がかなりトレーニングに臨んでいると聞き、自身の主演映画「テルマエ・ロマエ」の撮影以来、ジムに通ってひそかに鍛えていたと明かした阿部。「すごくハードな現場で体力的にもみんな大変だったと思うんですが、昨日が一番きつかったですね。この2人(岡崎と有輝)と同じシーンで、僕の役がすごくクールな役なんですが、いろいろやってくるので(笑いを)耐えなければいけなかったのがすごくきつかった」と明かし、岡崎が「僕と有輝くんがアドリブでいろいろやるシーンがあったんですが、そこで阿部さんを笑わせようと作戦を立てたんです」と説明すると、有輝も「今まで見たことがないキュートな阿部さんが見られると思うのでお楽しみに」とアピールした。
過酷だったシーンについて横浜は「僕が演じる瀬能がすごく実直な人間というか、もう思ったらそのまま即行動しちゃうし、すぐ言葉に出す役柄で。だから結構、高ぶってしまうことが多くて。(今年の)撮影の始まりが1月4日だったんですが、撮影が叫びに叫ぶシーンで、喉がかれそうになって、いたわっていたんです。でも、5日も6日も叫ぶシーンが続いて、この3日間過酷でした」と年明け早々の場面を挙げ、「1話に登場する台風のシーン」が過酷だったという中村は「初めての経験だったので大変でした。つらい顔をしているんですけど、笑っているように見えちゃったりして大変でしたね」と苦労話を明かした。
会見の最後には、阿部が「撮影に入ってから、僕も含めてみんな全力で体力の限界じゃないか、というような撮影を、役者、スタッフを含めてやっています。海上保安庁の協力もあって、素晴らしいロケをさせてくださっていることにとても感謝しますし、最高の環境でやらせてもらっていると思っています。そして、こうして多くの国が参加して、一つの作品に挑んでいるわけですが、今、世界がなかなか行き来できない中で、各国が力を合わせて、いい作品にしたいという、こういう関係を大事にしたいと思っています。まだ撮影は中盤です。これからも全力で頑張っていきたいと思います」と熱を込めてあいさつした。
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