綾野剛主演「アバランチ」が今夜最終回!「本当の“Episode Final”は皆さまのお心の中にあります」2021/12/20
フジテレビ系連続ドラマ「アバランチ」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)が本日12月20日に最終回を迎える。このほど、主演の綾野剛はじめキャストがクランクアップし、コメントを寄せた。
ドラマは、「ヤクザと家族 The Family」や「新聞記者」(2019年)などを手掛けた藤井道人氏がチーフ演出として参加し、主人公・羽生誠一(綾野)が所属する謎に包まれたアウトロー集団・アバランチの活躍を描く、人々の正義感に訴えかける劇場型ピカレスク・エンターテインメント。
撮影を終え、綾野はまず「本当にありがとうございました。アバランチメンバーや羽生誠一に出会えたこと、何より皆さんとこの作品を今日まで走り切り雪崩を起こせられたこと、これからの自分の人生にとても大きな影響を与えてくれました。心から感謝申し上げます。いつかまた皆さまにお会いできるようこれからも走り続けます。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう」と感謝の思いを口にした。
毎回の放送後の反響については「このドラマを批評してくださる記者、ライター、視聴者の皆さまがノンフィクションの批評のように、現実と同じ目線や感覚で言葉を紡いでくださっていることに、とても感激しました。その皆さまの言葉を受けて、われわれの精神がより“揺るぎない前進”になった瞬間が多々ありました。一緒に世界線を見つめてくださっているお気持ちにとても魂が揺さぶられましたし、たくさんの“気付き”にも出合えました」と明かす。
続けて「先日ロケをしている際に、通りがかった方々から『アバランチだ』と言われたんです。個人名やタイトルではなくチームを指す感じで『アバランチだ』と。皆さまと一緒に取り組んできた“フィクションとノンフィクションの狭間をどう行き来するか”というテーマにリアリティー与えてくださった瞬間でした。ありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます」と喜びを表した。
物語は、「Episode Final 尊厳」と題して、巨悪によってねじ曲げられた正義のための戦いは最終局面へ。最終回を前に「全10話を通して、全国民に“委ねる”のではなく“託す”という最終話を迎えました。このドラマは勝敗を表現したい作品ではありません。すべての人たちにとって当たり前の希望や、生きることへの誇りや尊厳を、少しでも感じ取っていただけたらと。僭越(せんえつ)ながら皆さまの“現在”への寄り添いになりましたら、幸いです。最後になりますが、本当の“Episode Final”は皆さまのお心の中にあります。ぜひ、受け取ってください」と呼び掛けた。
そして、アバランチのメンバーである共演者たちも続々と撮影を終え、それぞれが思いを語った。
警視庁特別犯罪対策企画室・室長の山守美智代役の木村佳乃は「役が役なんでキリっとした顔をしていなきゃいけないので、本当はベラベラしゃべっていたいのに比較的静かにしていたんですけど、そこは(千葉)雄大くんが付き合ってくれました(笑)。26年くらい私もこのお仕事をさせていただいていますけど、本当に心に残る作品になりました。ありがとうございました! 今度は“どコメディー”でお願いします(笑)」とシリアスな役どころを演じ切り、明るい笑顔を見せた。
警察幹部の父を持ち将来を嘱望されるも、特別犯罪対策企画室に左遷された西城英輔役の福士蒼汰は「西城という役に迷っている時も、藤井監督や綾野さんが僕を引っ張ってくれて、『芝居って楽しいな』と思えたり、『こうしていけばいい道が開けるのかな』ということが分かったような気がして、すごくいい1ールになったと思います。西城と同じように、壁が自分にも見つかって、西城と一緒にそれを乗り越え、壊していく期間を過ごせました。それを皆さんに温かく見守っていただいて、本当にありがたいなと思っています。皆さんにお疲れさまですと言いたいです。ありがとうございました」と周囲に支えられ、自身の成長をうかがわせた。
また、官公庁や大企業のデータベースに侵入する天才ハッカー・牧原大志役の千葉雄大は「悩んでいる時も綾野さんはじめ、一緒になって考えてくださる方がたくさんいて、すごく助けられました。いろいろと試せるぜいたくな時間だったなって思いますし、ものを作るって大変だけど楽しいなってあらためて思いました。またご一緒できるように頑張ります。ありがとうございました」と福士と同様に、座長・綾野らの現場でのサポートにお礼を述べつつ、充実感を漂わせた。
抜群の身体能力を誇り格闘術にも秀でている元自衛官・明石リナを演じた高橋メアリージュンは、激しいアクションシーンが話題を呼んだ。「大変なスケジュールの中、皆さんのおかげで心身共に健康に過ごすことができました。この『アバランチ』と出合って、すごく勇気を持つことができました。“勇気があれば行動できる”これは今後の人生でも大事な気付きだと思います。本当に感謝しています。ありがとうございました!」とコメント。
そして、「途中で死んでしまったのはとても悔しいです!」と寂しがる元所轄署の刑事・打本鉄治役の田中要次は、「『アバランチ』は、すごいしびれる作品でした。体力、精神力、そしてわれわれは、演技の持久力をとても試されました。とにかくここまで必死でやってこられてよかったです。打本がいなくなってしまったので、私は何も助けてあげることができませんが、草葉の陰から応援させていただきます。俺たちの雪崩、起こるって信じてるからな! ありがとうございました!」と役柄さながらに、仲間へのエールも含めてメッセージを寄せた。
藤田高志(駿河太郎)は、婚約者だった山守ではなく、羽生の前に現れた。3年前の偽装テロ事件以来の再会を果たした2人だったが、喜びもつかの間、羽生は自らの直感から大山健吾(渡部篤郎)にはつかないことを宣言。かつての同志が、それぞれが信じる“正義”の食い違いによって、今は全く別の道を歩んでいることを感じた藤田は、「3年前、俺も含めて全員死んでいれば、お前と敵にならずに済んだのにな」とつぶやき、非情にも羽生に向けて銃弾を放つ。一方、西城は父・尚也(飯田基祐)のもとを訪れていた。息子として、また同じ警察官として父の不正を許せない西城は、毎朝ジャーナル記者・遠山(田島亮)と共に調べ上げた証拠を使って、尚也を告発しようとする。それぞれが己の“正義”を信じ、最後の戦いへ――。果たしてアバランチが起こした雪崩の結末は?
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