佐藤健が「半分、青い。」に込めた思いを告白!!「律との別れが一番寂しかった」2018/09/08
連続テレビ小説「半分、青い。」に出演中の佐藤健に完全密着した「[佐藤健 in 半分、青い。]PHOTO BOOK」(東京ニュース通信社刊)と「佐藤健2019年カレンダー」(発行:アミューズ)が発売。全国5大都市で「佐藤健写真展2019」も開催され、これを記念して9月8日(土)にHMV&BOOKS SHIBUYAで佐藤健の会見が行われた。
初の連続テレビ小説に挑んだ佐藤健に密着したPHOTO BOOKは、佐藤健にとって20代最後、ヒロインの幼なじみとして物語の重要な役割を担っている“萩尾律”を演じた、まさに10カ月の記録。最新の撮り下ろしポートレートに加え、長きにわたり時間を過ごしたNHKドラマセット内でもグラビア撮影を敢行。今の佐藤健の想いに深く迫るロングインタビューのほか、貴重なメイキング&オフショットも満載。さらに、最終回に向けて萩尾律の人生を写真とともに振り返るプレーバック企画や、豪華共演者たちから佐藤健へのスペシャルメッセージも。20代最後の佐藤健を切り取った、永久保存版の1冊となっている。
会見では、PHOTO BOOK&カレンダーの発売、写真展開催について佐藤が自ら説明。「PHOTO BOOKは『半分、青い。』の律の人生をフィードバックするような写真を撮り下ろしまして、あとは収録現場のオフショットなどを入れた本です。それとは別に、カレンダーは毎年出させていただいているんですけど、今年は『半分、青い。』にちなんで青をテーマに撮りました。その写真が素敵だったので写真展もやらせてもらいました」と、ドラマとの”つながり”を紹介。「朝ドラに出させてもらうことが初めてで、それだけたくさんの方に見ていただく機会もなかったですし、この先もあまりないと思うので、ここぞとばかりにやらせていただきました(笑)」と胸を張った。
完成したPHOTO BOOK&カレンダー、展示されている写真の感想を聞かれると「正直、今さら自分の顔を見てもなんとも思わないですね(笑)」とクールに答えつつも、「写真として残してもらえて有り難いです。写真展を開いてどれだけのニーズがあるか分からないですけど、一人でも喜んでくれる方がいるんだったら、やってよかったな、嬉しいなと思います」と率直な思いを。
写真展で飾られているパネルの中からお気に入りカットも紹介し、「これは『半分、青い。』のタイトルバックで、鈴愛(永野芽郁)がリボンを持って走っている姿にちょっと似ているなと思って選出しました」とドラマ愛たっぷりにコメント。カレンダーの撮影にいたっては、青がテーマだったため「青い壁があったらそこで撮る、青い服があったら着る、青いグッズをとにかく家から持って来る、というような撮影でした」と‟全部、青い”にこだわったとか。ちなみにこの日の衣装も青で、「ちょっと最近『青けりゃいい』みたいになっていて(笑)。髪の毛も青くしてくればよかったですね」と笑いを誘った。
ドラマの収録はすでにクランクアップしているが、およそ10カ月に及んだ撮影を振り返り「(長期間撮るのは)久々ですね。『仮面ライダー電王』をやった時は1年以上ありましたけど、それ以来じゃないですかね」としみじみ。「撮影期間が長ければ長いほど、自然と思い入れが強くなっちゃって、終わった時は寂しかったです。共演者との絆も深まりましたし、何より自分がやっている役に対する思い入れが強くなりますね。共演者やスタッフとの別れも寂しいですが、演じている役、律との別れが一番寂しかったです」と告白。
息つく暇もないほどの多忙な日々だが、「撮影自体が楽しいですし、現場も居心地がいいので、そういう意味では特にストレスなく暮らせていました」と。ただ、「半分、青い。」の撮影期間中に実は映画も1本撮っていたそうで、「その間に鈴愛は他の人と結婚していました(笑)」とぼやくと報道陣も大爆笑。展開がめまぐるしいドラマならではのエピソードを披露した。
さらに今回のドラマでは、20代最後で学生役を演じたことも話題に。佐藤は「久々の学生服は違和感しかなかったです。正直、自分で着て厳しいなと思うんですけど」と苦笑い。「でも『まだ大丈夫だよ』と言ってくれる人もいて。この先、齢を重ねていくと『まだいける』と言ってくださる人もいなくなると思うんです。だから、言ってくれる人が少しでもいるうちに着たいというのは、自分の役者人生の中で思っていたことだったので、良い機会でした」と笑顔で語った。
放送はいよいよ今月末に最終回を迎えるが、「最後どうなるんですか!?」という”ぶっちゃけ質問”にも、「どうなんですかね~?」とニヤリ。「僕も撮り終えましたが、出来上がったものを見ていないので、まだ何とも言えないところはあるんですけど」と前置きしたうえで、「この結末のために今までやってきた、と言える内容になっていると思います。イラッとしたりモヤッとしたり…今までいろいろな思いを抱えながら、フラストレーションを溜めながらも見てくださった皆様の気持ちに応えられるような、『最後はそうだよね』『ずっと見てきてよかった』と思える結末になっていると思います。見届けてほしいですね」と力強く、見どころをアピール。
会見の最後には、これから来場するファンに向けてメッセージも。「こんな素敵な写真を撮っていただいて、その写真展を開催できることをとても嬉しく思います。お時間ある方、ご興味ある方は足を運んでいただけたら嬉しいです。最近はファンの方と直接コミュニケーションを取れる機会がなかなかないので、何かできたらいいなと思います」と爽やかな笑顔で呼びかけた。
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