佐々木希、秋元康企画・原作の「ユーチューバーに娘はやらん！」で“テレ東らしい”ラブコメに挑戦2021/12/01
佐々木希が、テレビ東京系で2022年1月にスタートするドラマプレミア23「ユーチューバーに娘はやらん！」（月曜午後11：06、開始日未定）で主演を務めることが分かった。本作は、秋元康が企画・原作を務める完全オリジナルドラマとなる。
ドラマは、間もなく33歳を迎える主人公がハイスペック＆安心安定のテレビ局員と、明日も分からない人生冒険の人気YouTuberという、対局的な2人の間で恋に揺れるラブコメディー。佐々木は下着メーカーの営業部に勤務する平千紗を演じる。演出は「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」シリーズ、「リッチマン、プアウーマン」（ともにフジテレビ系）、「華麗なる一族」（WOWOW）など、数々の大ヒット作を手掛け日本のドラマ界を牽引する西浦正記氏と、「ナイト・ドクター」（フジテレビ系）、「ハラスメントゲーム」（同系）の関野宗紀が担当する。
明るく前向きで思ったことはストレートに発言するところがあるため、周りからはたまに毒舌と見られることがある千紗は、周りに弱音を吐けず、ついつい強がってしまう“ちょっと損をしちゃう”タイプの女性。特に恋愛面においては、自分の弱みや、格好悪い自分を出せずにいるキャラクターだ。
そんな主人公を演じるにあたり、佐々木は「台本を読ませていただき、この作品は女性が共感できるところがいくつも散りばめられており、何度もクスッと笑いました。この年代の悩みや葛藤をしながらも、明るく前を向いて進む千紗の姿に私自身も勇気をもらったので、皆さまにもお届けできたらいいなと思いました」と話し、「コメディーを演じた経験があまりないので、私にとって大きな挑戦にはなりますが、話し方、表情など、コメディーならではの魅力にどっぷり浸かりながら千紗を演じたいと思います。人生の晴れ舞台に起こった悲劇から始まる人生山あり谷ありのストーリーですが、笑えたり、ホロッとしたり、共感できる作品になるかと思います」と展望を明かす。
そして、千紗の心が揺れ動くテレビ局員・榎本信に金子ノブアキ、登録者数100万人越えの人気YouTuber・TAKTAK（タックタック）を戸塚純貴演じるほか、千紗の妹でシングルマザーの平風花に若月佑美、30年間パスポートセンターで働く頑固で昔気質な千紗の父・平総一郎に遠藤憲一が扮（ふん）する。
金子は「今の時代において、『ラブコメディ』というジャンルは以前にも増して、とても重要な位置にあると日々感じています。すてきなご縁をいただき、大変うれしいです。秋元康さんを中心とした素晴らしい制作チームと、楽しい作品を届けたいと思います！」と意気込む。
また、戸塚は「テレビ東京さんと再び秋元さんの世界観の中で、また挑戦的な作品作りができるということでとても興奮しています。今回も大きなチャレンジ精神で臨もうと思います。100人いれば100通りのYouTuberがいて、その分苦労と成功があると思っています。その1人のYouTuberを秋元康さんの手によって新たに作っていけることが楽しみです」と期待しつつ、「新たなる時代を作りつつあるエンターテイメント・コンテンツの対比と調和をこの役を通じて体現できたらと思います。『一度きりの人生、好きなことして生きる』エンタメ業界を震撼（しんかん）させる作品にします。結婚や恋愛、人生全てをそれぞれの幸せに向かって切磋琢磨（せっさたくま）する中で、“娘はやらん！”お父さんとの真向勝負を楽しんでいただきたいです」と気合十分。
さらに、若月は「私が演じる風花はすごく姉思いで、いろんなことに動じない強い女性だなという印象でした。すてきな方々とご一緒させていただけるので、いろいろ勉強させていただきながら頑張りたいと思います。私は平家のやんちゃな次女として波瀾（はらん）万丈な姉を見守ります!! 姉の恋の行方、そしてぜひ、平家のホームコメディーも楽しんでいただけたらなと思います」とコメント。
遠藤は「秋元さんのドラマは2回目です。ご縁があるなと感じています。パスポートセンターに勤め、娘の行動に振り回される父親の役です。かなり興味がある職業でした。仕事場も出てくるといいなと思っています。最初読んだ時に感じたのは、とても演劇的な台本だなということです。会話のリズムやテンポに気を付けて軽快で楽しい作品ができればと思います。全員で知恵と工夫を凝らし、新鮮な作品ができるように頑張ります」と語っている。
物語を手掛ける秋元は「テレビの仕事を46年間もして来た僕が、最近はYouTubeをよく見ています。特に、YouTuberの皆さんの動画にハマっています。僕が大学生の放送作家だった頃、あるテレビ局のディレクターが付き合っていたガールフレンドの父親に『テレビの仕事をしているようなヤツに娘はやらん』と言われて落ち込んでいたのを思い出しました。あの頃のテレビディレクターは、娘を持つ父親には何かしら不安なものを感じさせたのかもしれません。今のYouTuberの活躍を世の中の娘を持つ父親は、どう見てるのでしょうか？ いつの時代も父親は、理不尽なものです。そんな理不尽な父親の思いなど意に介さず、1人の女性が運命の人を見つけるまでの物語をお楽しみください」と企画意図を説明。
田辺勇人プロデューサーも「単なるラブコメではなく、働く女性としての“生き方や成長”、“恋愛観や結婚観”も描きながら現代性を取り入れたドラマを目指します。さらに、劇中では、テレビ局員とYouTuberの対比も見どころの一つです！ テレビが“オワコン”と呼ばれるようになり、誰もがYouTubeを見る時代となりました。まさにオールドメディアとニューメディア。しかし、それぞれに悩みがあり、葛藤があるのも事実です。このドラマでは2人の対決や、時に共感し合う姿を通して、テレビ局員とYouTuberの『言い分』や『思い』の対比をコメディーとして描きます。他局さんが放送しているようなキュンキュンする恋愛ドラマではないかもしれません（笑）。秋元さんと打ち合わせを重ねる中、『テレ東らしいラブコメ』をやろうと脚本家の皆さん、監督、スタッフ陣と共に、試行錯誤しながら毎日制作中です！」とアピールしている。
テレビ局員から見れば得体の知れないYouTuber。YouTuberから見ればオールドメディアであるテレビマン。「フリーターみたいなもんだろ？ お前、銀行で金、借りられるのかよ？」と言うテレビ局員に、YouTuberは「年寄りしか見ない番組作ってるつまらねぇヤツに何も言われたくねぇよ」と、それぞれの対比が描かれる中、2人に翻弄（ほんろう）されながらもひかれていく主人公の「どちらを選べば幸せになれる？」という究極の選択を描くラブコメディーに期待が高まる。
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