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石田ゆり子が「妻、小学生になる。」で堤真一の亡妻に。蒔田彩珠、毎田暖乃も共演2021/11/26

石田ゆり子が「妻、小学生になる。」で堤真一の亡妻に。蒔田彩珠、毎田暖乃も共演

 堤真一が主演を務め、TBS系で2022年1月にスタートする連続ドラマ「妻、小学生になる。」(金曜午後10:00、開始日未定)で、堤演じる主人公・新島圭介の家族を演じる3人のキャストが決定。10年前に他界した妻・新島貴恵役を石田ゆり子、圭介と貴恵の一人娘・新島麻衣役を蒔田彩珠、生まれ変わった圭介の妻で10歳の白石万理華役を毎田暖乃が務めることが分かった。

 ドラマの原作は、芳文社「週刊漫画TIMES」に連載中の村田椰融氏による同名漫画。10年前に愛する妻を亡くして生きる意味を失った夫・圭介とその娘・麻衣が、思わぬ形で妻(母)・貴恵と奇跡の再会。なんと彼女は生まれ変わって、10歳の小学生の女の子になっていた。そんな新島家が、圭介の職場や麻衣の知人など周囲を巻き込みながら、生きることにあらためて向き合っていくホームドラマだ。

 石田演じる貴恵は、人気洋食店のシェフ。料理上手で、家族を心から愛し、手のかかる夫と娘の世話を焼く、家族にとって太陽のような存在だった。10年前に他界したが生まれ変わり、小学生の姿で圭介と麻衣の前に現れる。そして、貴恵を失った人生を“余生”として生きる圭介に対し、「私がいなくなったくらいで、生きるの諦めてんじゃないよ!」と𠮟咤激励(しったげきれい)する。

 「原作を読み、なんてすてきなファンタジーなのだろう!と参加できることをとても幸せに思いました」と声を弾ませる石田は、「私の演じる新島貴恵さんという人は太陽のように明るく、周りにいる人みんなを幸せにするような人。その根本にあるのはきっと、絶対的な母性。そのことだけを心の奥にしっかりと留めて、生き生きと演じたいと思います。生まれ変わった貴恵を演じる毎田暖乃さんと2人で一つの役を演じるつもりで、自分が映っていなくても現場に顔を出そうと思っております。その時は邪魔にならないようにひっそり現場にいるつもりです」と役作りについて語る。

 そして、「主演の堤真一さんとは、2回目の共演で、前回も夫婦でした。私がどんな芝居をしてもどーんと受け止めてくださる堤さん。またご一緒できることが楽しみでなりません」と共演に期待し、「金曜の夜のひと時、上質なファンタジーをお届けできるように、精進します」と意欲をにじませている。

 今年度前期の連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK総合ほか)でヒロインの妹役を好演した蒔田。演じる麻衣は、もともと内向的な性格だったが、母が突然亡くなり、母から生きる術を学べないまま大人になってしまったキャラクターだ。高校卒業後は就職したものの、現在は無職の20歳。恋愛にも消極的で、自分の人生を歩まなければいけないと分かってはいるが、将来に夢や希望を持てないでいる。

 蒔田は「ファンタジーではあるのですが、現実で本当にありそうな、あったらいいなと思えるようなすてきな脚本だなと思いました」と感想を語り、「麻衣はお母さんに再会するまでお父さんと2人で過ごしてきて、ずっと笑わないまま生きてきたので、お母さんと再会することで、一歩踏み出すというところは大事に演じたいなと思います」と役作りでのポイントを明かす。加えて、「脚本を読んだ時に、絶対にすてきなドラマになるだろうなと思ったので、皆さん楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。

 また、2020年度後期の連続テレビ小説「おちょやん」(NHK総合ほか)で、主人公の幼少期と姪(めい)の2役を見事に演じ分け、話題を呼んだ毎田。本作でも、姿は小学生だが中身は大人という難しい役を担う。万理華として生きていたある日、10歳の誕生日を前に自分が、「新島貴恵」であると突然思い出す。そして、住んでいた新島家を訪ね、夫と娘に再会。自分の死を引きずったままの2人の尻をたたいていく。

 毎田は「最初に原作の漫画を読んだのですが、すごく不思議なお話だなと思いました。台本を読んだ感想は、物語の想像がしやすくて、撮影するのがすごく楽しみになりました。私はまだ小学生なので、妻とか母という気持ちを想像するのがすごく難しいのですが、人からお話を聞いたり、教えてもらったりしながら、少しでも妻と母の気持ちを心に置いて演じたいなと思います」と周囲にサポートしてもらいながら、しっかり役柄と向き合うことを宣言。

 続いて「このお話に出合って、家族の大切さをいつも以上に感じるようになりました。泣けて笑えて、すごく勇気をもらえるお話です。難しい役ですけど、一生懸命頑張ります。皆さんぜひ見てください」と呼び掛けている。

 番組を手掛ける中井芳彦プロデューサーは「堤さん演じる主人公がどれほど妻を愛し、そして愛されていたか、その愛がこの物語を支えることになります。まさにこの物語の象徴的な存在である貴恵を石田ゆり子さんに演じていただきます。また、主人公と共に取り残された娘が全話を通じて、どんな一歩を踏み出すのか。どのように成長を見せるのか。蒔田彩珠さんに演じていただきます。お二人に演じていただくことが今からとても楽しみです。さらに、小学生に生まれ変わった妻役をお願いする方を探すために、約2年間たくさんの方に会い、オーディションに参加していただきました。オーディションの最終日に毎田暖乃さんに出会い、スタッフ一同この方しかいないと思いました。出会えたことに奇跡を感じています」と3人への期待を語る。

 そして、「物語の導入こそファンタジーですが、それによって大切な家族を失った人たちの日々が、どのように変化し成長するのかという点では、王道のホームドラマを目指したいと思います。ぜひ楽しみにしていただきたいと思います」とアピールしている。


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