泣けるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」水卜麻美らがお気に入りのセリフを紹介2021/11/04

日本テレビ系で11月5日放送の「金曜ロードショー」(金曜午後9:00)では、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝-永遠と自動手記人形―」を、本編ノーカットで地上波初放送。作品に魅入られた、水卜麻美アナウンサー、中島芽生アナウンサー、伊藤遼アナウンサーが、一ファンとして「外伝」の心動かされたというシーンやセリフを紹介した。
“泣ける名作”として高い評価を得ている、京都アニメーション制作による「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズ。電話も普及しておらず、手紙が誰かに思いを伝える重要な手段だった時代、感情を持たない1人の少女が、代筆の仕事を通して愛を知るまでの成長の物語だ。先週放送されたテレビシリーズ「特別編集版」は、Twitterでは放送直後から世界トレンド1位を獲得し、関連ワードが多数トレンド入りするなど、話題となった。

2019年に劇場公開された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝-永遠と自動手記人形―」は、自動手記人形として成長を重ねたヴァイオレット・エヴァーガーデン(声・石川由依)が、良家の子女のみが通う規律の厳しい女学校に通う新たな依頼主、イザベラ・ヨーク(声・寿美菜子)のもとで、教育係として雇われる。次第に心を通わせる2人。やがてイザベラには、生き別れた妹がいることが明らかに。手紙の代筆を通じて人の心に触れるヴァイオレットが、離れ離れになった姉妹の届かぬ思いをつないでいく。登場人物それぞれの思いが胸に迫る、心温まるストーリーとなっている。

水卜アナは、舞踏会での「エスコートしていただけますか?」「よろこんで」「…ねぇ。傍を離れないでね」「はい。お約束します」というセリフを挙げ、「これまでのイメージとはまた違う、ヴァイオレットの騎士のようなかっこよさも見ることができるすてきなストーリーでした」と話し、「なんで郵便配達人なんかになろうと思ったんだ?」「『なんか』じゃないよ…」という部分には、「自分に自信がなくなる時に使いがちな『○○なんか』という言葉を、ストレートに否定してくれて、とてもすてきだなと思います。自分自身使わないようにしていた言葉なので」と感銘を受けた理由を語った。


また、“冒頭の海のきらめき”部分に触れた中島アナは「あぁ、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』だ。京都アニメーションだ、とほれぼれしてしまいます。これからこの少女に起こる物語への期待感が海でしっかり表現されているように感じます」とコメント。さらに、「こんな自分が守りたいと思うこと、救いたいと思うこと、それが僕の生きる理由になっていた」のセリフについては、「2人が貧しい中、それでも幸せを見つけながら一生懸命生きていく姿に心打たれました。そして、妹を思うからこその決断をしなくてはならないイザベラの引き裂かれるような思いが見ていて苦しいです。そんな中で、誰かを大切に思う心が人をこんなにも強くし、時にそれは生きる理由にもなるのだとストレートに教えてくれるセリフです。血のつながりのない2人でも、たとえ、初めは孤独が2人を結びつけたとしても…愛情を育み本当の姉妹のような絆を結ぶことができるのだと心打たれました」と熱を込めて語る。

さらに、中島アナと伊藤アナは「…どの手紙にもさまざまな『愛してる』がありました。手紙だと届けられるのです。普段言えない心の内も」の部分について、「多くの説明はいらないと思います。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の真髄のようなセリフです」(中島)、「ヴァイオレットが代筆を通して、人の心に触れ人の気持ちをだんだん理解できるようになったことが分かるセリフ。人の気持ちが分からなかったヴァイオレットだからこそ、手紙の意味をイザベラに伝えられたのだと、彼女の成長がうれしくなりました」(伊藤)と見逃せないシーンであることを訴える。

また、2人はそろって“ラストの手紙を届けるシーン”についても取り上げ、「湖に映る緑の美しさが印象的なこのシーン。ずっと会いたかった姉の姿を花の影に隠れながら見つめるテイラー。優しく降り注ぐ木漏れ日が、寂しい気持ちを隠して強く頑張って来たテイラーの心を解きほぐす瞬間は、人の心の温かさそのものを表現していると思います」(中島)、「何年も離れ離れになっていた姉妹の心が、互いの名前でつながり続けていたことが分かる場面です。涙なしでは見られません。人を思い続ける心は色あせない、人を愛し続けることはこんなにもすてきなことなのだと、あらためて思わせてくれます。この時のベネディクトもかっこいいです」(伊藤)と魅力を語っている。
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