鈴木ゆうか＆小宮璃央、フレッシュな2人が明かす“老後の人生設計”2021/11/04
テレビ東京ほかで11月10日にスタートする水ドラ25「JKからやり直すシルバープラン」（水曜深夜1：00）のオンライン取材会が行われ、ダブル主演を務める鈴木ゆうかと小宮璃央が、意気込みや見どころを語った。
原作は、累計30万部越えを達成している同名人気コミック。バブル期にその権力と富の絶頂を極めた傲慢なお嬢さま・二ノ宮小百合（鈴木）だったが、その栄光はバブル崩壊とともに崩れ去り、いつしか孤独な中年ホームレスとなってしまった。ある日、小百合は「シルバープランのススメ」という本と出合い、「人生に大切なことは三つだけある」と知る。しかし、小百合はその直後、公園で不良少年に石を投げつけられて気を失い、目が覚めると、なんと高校時代に”タイムリープ”していた。
そこでまず出会ったのは、同級生の尾上慎二（小宮）。小百合はハチャメチャにやりすぎた前の高校時代を反省し、シルバープランに則って高校生活をやり直すことを誓う。一つ目のシルバープランの教えは「人脈」。ということで、小百合は慎二と友達になるところから始めるが、問題は山積み。さらに、残り二つの「シルバープラン」とは？ 小百合の人生のリスタートが幕を開ける――。
そんな新しい切り口のタイムリープ作品では、見た目は女子高生、中身は中年ホームレス、人生の酸いも甘いも知った今だからこそ言える小百合の名言が次々に飛び出す。また、脚本監修に実際のファイナンシャルプランナーが参加しているため、実際に役立つ情報にも注目だ。
本作での初主演が決まった時の心境を、鈴木は「本当にうれしい気持ちと不安な気持ちとがあったんですが、撮影は楽しくて順調に進められました」と語り、小宮は「スーパー戦隊（「魔進戦隊キラメイジャー」（テレビ朝日系））に出させていただいてから、あまり時間も経っていないのに、こういうダブル主演で役をいただけて、うれしかったですし、鈴木さんと同じように皆さんにいいものをお届けしよう、頑張ろうと思える作品だったので、本当にご連絡していただいた時は、うれしかったです」と振り返った。
自身が演じる役柄について、鈴木は「私の場合、17歳と47歳があるので、やっぱりその年齢によっても違いますが、パワフルで明るいかわいい子だなという印象を受けました」と述べ、小宮は「これまでいじめられっ子のようなキャラクターが多かったんで、今まで演じさせていただいたキャラクターの印象に似ていて。今回もそういう役柄ということで、違った雰囲気をもっと出していこうと考えていましたし、後半になるにつれてどんどん明るくなっていって、人が変わったように演じなければいけなかったというのもあるので、そこも撮影と同時に勉強させていただいたことが多かったです」と語った。
演じるにあたって、鈴木は「撮影自体もメークも衣装もすごく手が込んでいて大変でしたし、ホームレスという役柄はあまり想像ができなくて、役づくりにとても苦戦しました」、小宮も「ずっと特撮のお芝居をしていたので、感情とか動きとかっていうのが大きかったりするんです。だからそういう癖がついていて、癖を抜くのが、まず大変でしたね。そこから、今回はいじめられっ子の役だったので、自分に自信がないところから始めて、感情をどんどんどんどん小さくして、最終的にはほぼ“無”みたいな感じの状態で撮影に臨んだというところがありましたね」と話し、2人とも苦心した様子がうかがえた。
そんな中で、印象に残っているエピソードとして、小宮は「第6話で、“シルバープランの部屋”っていう場所があるんですけど、全部そこで撮影したんです。そこでやったのが、株の話だったり、つみたてNISAの話、iDeCoの話、年金の話とか、そういう老後に関するお話を、たくさん勉強会という形でさせていただいて、『こんなドラマがあるんだ！』っていう。それぞれ3ページ分ぐらい長いセリフがあって、それを覚えるのも大変だった6話は強烈でしたね」と明かした。
さらに、ドラマにちなんで、「タイムリープで過去に戻ってやり直したいことは？」という質問に対しては、鈴木が「バレンタインとかでチョコを渡してみたかった。渡したことがなくて、そういう甘酸っぱい思い出をつくっておいた方がよかったなって、今は思いますね。お手紙を靴箱に入れたりとか…（笑）」とほほ笑ましい話をする一方で、小宮が「10年前だと8歳で、小学1・2年生っていう青春する年でもないので（笑）。株と仮想通貨を買います。お母さんに頼んで『これ、10年後すごいんだぞ！』って、今頃は億万長者！みたいな感じで（笑）。非現実的ですけど、そういうのもいいな」と意外な一面をのぞかせた。
そして、本作のテーマでもあるシルバープランについては、小宮が「この前も、声優の鈴村健一さんとお食事に行く機会があって、『こういうドラマに出るんですよ。ぜひ11月10日から見てください』と言ったら、『なるほど。でもね、これだけは言える。つみたてNISAは今からしなさい』と。みんな言うんだなって思って。そういうシルバープランを学びましたね」と心構えを話すと、鈴木も「みんな言うよね。私もすごく影響されていて、投資とNISAとiDeCoの本を買ったり、健康についてもジムをサボっていたので、すごい頻度で今通っています。体を動かさなきゃなって（笑）」と、ドラマ出演をきっかけに、共に高い意識を持っている様子。
最後に、鈴木は「こういうコロナ禍などの状況があって、大変な時期だからこそ、このドラマを見ていろいろ考えるきっかけになったらいいなと思っています」と呼びかけ、小宮は「このドラマを見ることによって自分の価値観がガラッと大きく変わると思います。ドラマの撮影も本当に過酷な中、みんなで頑張ってすごくいい作品ができたと思いますので、1人でも多くの方に見ていただいて、いろんなメッセージが込められているので、伝わればいいなと思っています。見てください！」と視聴者へメッセージを送り、オンライン取材会を締めくくった。
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