福岡のタマスタで合同トライアウト開催。TVQ「ファンスポ」とFBS「夢スポ」で紹介2018/11/16
11月13日、福岡県筑後市のタマホームスタジアム筑後(タマスタ)で「プロ野球12球団合同トライアウト」(合トラ)が行われ、各チームから戦力外とされた48人(投手29人、野手19人)が参加。バックネット裏に陣取ったスカウトたちが目を光らせる中、シートバッティング方式で投手と野手が対戦し、それぞれの持ち味をアピールしていた。
トライアウトとは自由契約選手を対象とした入団テストといった意味合いで、2001年から日本のプロ野球12球団が合同で行っている。開催運営は持ち回りとなっており、今年は福岡ソフトバンクホークスが担当。同球団の二軍施設であるタマスタが会場となり、無料席のほかに合トラ初の有料観覧席が設けられた。
気温12.9℃の午前7時30分。開場の1時間ほど前ながら、すでに無料席を確保しようと観客が長い列を作っていた。“最後になるかもしれない晴れ姿”を見ようと遠方から駆けつけたと思えるファンや、10年以来の福岡県での開催に興味をかき立てられた近隣の人々も少なくないようだ。
スタンドに目を向けると自由席は満員。報道関係も40社以上が集まるほどの盛況ぶりだ。球場そばには中継車も出張り、午前10時30分からCS放送のフジテレビONEでシートバッティングの模様が生中継された。
午前10時からのシートノックに続いてシートバッティングが始まる頃には、選手たちの熱気と共にヒートアップして気温も18.2℃まで上昇。穏やかな秋晴れが広がる野球日和の下では、選手たちのユニフォーム姿が一層映えて見えた。地元ホークスに所属していた城所龍磨選手や吉村裕基選手らが登場すると、スタンドからひときわ大きな歓声が上がる。熱過ぎるほどの声援も飛び出し、選手が脱帽して応える場面も。また、元阪神タイガースの西岡剛選手や、元ヤクルトスワローズの成瀬善久投手ら知名度の高い選手はしきりに注目され、トライアウトの前後や合間を縫って報道陣の取材に応じていた。
一縷(いちる)の望みをかけた選手たちの真剣なプレーと、将来への不安や希望が交錯する合トラ。福岡エリアでは11月17日のTVQ九州放送「Fan!Fun!スポーツ」(午前11:30)と11月18日のFBS福岡放送「夢空間スポーツ」(午後4:55)などで、その模様が紹介される予定だ。
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