落合務シェフが料理をプロデュース。エフエム福岡と山口・美祢のコラボパーティー2017/12/04
山口の美祢市観光協会と福岡のエフエム福岡は、11月29日の午後7時から「”ザ・メシュラン” produce 美祢グルメパーティー」を福岡・下川端町の「ピッツェリア ナオ」で開催。山口・美祢の特産品を使って、日本イタリア料理協会会長の落合務氏がプロデュースした料理がふるまわれた。
これは「美東ごぼう」や「厚保くり(あつくり)」などのブランド食材をもつ山口・美祢と、「BUTCH COUNT DOWN RADIO」(金曜午後1:30)という番組内のグルメコーナー「ザ・メシュラン」で福岡のおいしい料理店を22年も紹介してきたエフエム福岡が、コラボして実現した一夜限りの企画だ。同コーナーの出演者・BUCHIと謎のアジア人が進行を務め、「日本一予約が取れないレストラン」とも言われる「LA BETTOLA da Ochiai(ラ・ベットラ・ダ・オチアイ)」(東京・銀座)のオーナーシェフ・落合務氏が調理の腕を振るうとあって、限定50人(参加費5400円)の定員は11月10日の受付開始から10分を待たずに完売したという。
●同日のメニュー●
「大嶺 純米大吟醸」(食前酒)
「美東ごぼう、蕪(カブ)、里芋(サトイモ)のスープ」
「天然ヒラメのカルパッチョ 美東ごぼうのピュレとチップ添え」
「厚保くりのリゾット」
「ラ・ベットラ・ダ・オチアイのウニのスパゲティ」
「弁天池鱒(マス)のロースト 根セロリのピュレとタプナードソース 美東ごぼうのジュリエンヌのフリットを添えて」
「美東ごぼうと豚ロースのタリアータ 美祢産原木椎茸(シイタケ)とにんにくの2種ソース」
「厚保くりのティラミス」
BUCHIと謎のアジア人の発声からパーティーはスタート。まずは、美祢の西岡晃市長があいさつする。
西岡晃市長 「大勢のご参加、ありがとうございます。(福岡の)隣の山口県には19の市町がありますが、(美祢は)唯一海に面していない市でございます。そういう面からも農産物がメインでやっている市です。また、秋吉台、秋芳洞を中心に観光産業にも力を入れています。今日は美祢の特産物を持ってまいりました。美東ごぼう、厚保くり、弁天池鱒、原木シイタケなどを落合シェフのプロデュースで、素晴らしい料理となって、みなさまへご提供できるものと思っております。エフエム福岡さまには大変お世話になりまして、このような機会を設けていただきました。また、これから、美祢市へお越しになる際は、食材を手に取っていただき、再度味わっていただきたい。この会が楽しいものとなるよう、心に残る会にしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします」
食前酒の日本酒で乾杯すると、司会の2人から銘柄の紹介が行われた。酒蔵の詳細も興味深い。そして、いよいよ落合シェフの登場。
落合 「ようこそ、皆さま。落合でございます。どうぞ、写真は撮り放題ですので(笑)」
BUCHI 「今回は美祢市の食材を使った料理ですが」
落合 「(生産者の方の)映像を見ましたが、あれだけ苦労されて作られるゴボウですから、おいしいはずですよね。それから弁天池というのは、名水百選になったところですし。料理はね『火と水』っていうんですよ。水がよくないとおいしい食材はできないし、おいしい食材がないとぼくらもおいしい料理が作れない。食材の力が90%ぐらいを占めるんじゃないかな」 BUCHI 「スープの後はカルパッチョですね」
BUCHI 「スープの後はカルパッチョですね」
落合 「ゴボウとカルパッチョ、なかなか合います。美東ごぼうがかなりいいので、今回、全ての料理にアレンジして使っています。ピューレ、フライ、唐揚げ、などなど。いろいろ使えて万能ですよね。イタリアンでは使っていない(食材)ですが、それはいいんです。日本のおいしい食材を使ってイタリアンに生かしていきます」
BUCHI 「次にリゾットがきます」
落合 「厚保くりですね。リゾットだけじゃなく、ぜいたくにデザートでも使っちゃいましたよ」
BUCHI 「その後にパスタですね」
落合 「ゴボウにしようとも思ったんですが、ごめんなさい。一つだけ、(自分なりの)特色を生かしてもいいかなと。市長にもOKをいただきましたし(笑)」
BUCHI 「落合シェフといえば「これ」という「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の「ウニのスパゲティ」を味わっていただきます」
落合 「そのあと、マスがねえ、立派なんでびっくりしました」
謎のアジア人 「1人1匹分ぐらいあります。ぜいたくですねぇ」
落合 「(最後の)ブタ肉には原木シイタケを合わせたんですが、いろいろと考えたんですが、素材がいいので、炒めるだけでおしかった。ソースにも使っています。締めのティラミスに、先ほどのクリを甘く煮てペースト状にしてモンブラン風に。なんてぜいたくなんでしょう。この後、私も厨房で働きます。その模様も自由に撮っていただいて結構ですよ」
また、「美祢のええもん発信隊」部隊長を務める、アイドルグループLinQの坂井朝香も参加。パーティーに花を添え、美祢の特産品が当たる抽選会でも進行をアシストしていた。
次々に運ばれてくる料理を筆者も試食。特にカルパッチョは、ゴボウの香りがヒラメと相まって楽しめた。福岡市内から参加した女性客は「やはり料理がお目当てです。ラジオを聞いて(パーティーのことを)知りました。落合シェフの料理なんて、なかなか食べられないと思って。実は(会場の)『(ピッツェリア)ナオ』も好きなお店で、二重に楽しめます」と満足げな様子だ。
料理が供される合間には、BUCHIがパフォーマンスを披露。美祢=峰不二子のことが好きなルパン三世や、ソフトバンクホークスの王貞治会長、昔のドラえもんなどのものまねで会場を沸かせていた。
落合シェフの代表作である「ウニのスパゲティ」は、さすがの一品。多くの参加者が「おいしい」と口にしながら、次々とトングで皿に取り分ける。濃厚なソースを最後まで味わおうと、パンにつけて食べる人も少なくなかった。
BUTCHと謎のアジア人が地道に食べ歩いて気に入った店だけを紹介する「ザ・メシュラン」。コーナーの特徴の一つが、店の長所だけでなく、あえて付ける注文=「チョッチュ」だ。そこで、博多ニュースでも「あえて言わせてもらいます、チョッチュ(少し)だけね」。この夜に出された料理は、どれもおいしいものばかり。だけど、おいし過ぎてパンや飲み物(ちなみにフリードリンク制)が進んでしまい、ペース配分が難しい。まあ、自分の判断が悪いのだけれど…。また、取材で参加した筆者は、食前酒を含めてアルコールを遠慮させていただいた。だが、どれもワインなどに合いそうな料理ばかりで、これを我慢するものつらかったと添えておこう。
パーティーの終盤には抽選会で盛り上がる。さらに、当選した人を含めた全員へ、落合シェフと美祢からお土産も用意され、多くの参加者が笑顔を見せていた。機会があれば、今度はぜひプライベートで参加したい。
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