竜星涼が「ちょっと怖くなった…」と明かすほどの、松井玲奈の役作り!?「都立水商!」インタビュー2019/05/26
水商売に関する専門教育を行う都立高校を舞台にした連続ドラマ「都立水商!~令和~」(MBS/TBSドラマイズム)。「先生」の肩書き欲しさに社会科教師として着任した石綿直樹(竜星涼)が、将来キャバクラ嬢を目指す真中希海(恒松祐里)、ホストを目指す大竹哲太(瀬戸利樹)ら個性的な生徒と向き合う様子を描く学園ドラマです。
水商売の知識はおろか、教師の経験もない直樹をサポートする先生陣の一人、キャバクラ科実習教師の乾千花を演じるのは松井玲奈さん。控えめで清楚な見た目とは裏腹に、銀座や六本木の名店キャバクラでナンバーワンを獲得した経歴を持つ元キャバクラ嬢という役どころです。
2017年に連続ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系)に出演された竜星さんと松井さんですが、当時は同じシーンに登場する機会がなかったとのこと。このたび学園ドラマで共に教師役として顔を合わせたお二人に、作品への印象や撮影の思い出などを伺いました。
握手会では「絶対キャバ嬢になった方が向いてる!」と言われていた!?
──本作に出演が決まった際、どのようなお気持ちでしたか?
竜星 「とても斬新だなって思いました。水商売の世界を教育していく様子を描く学園ドラマは今までになかったですし、挑戦する意味がある学園ドラマだなと感じました」
松井 「マネジャーさんから『水商に出演が決まりました』って初めて聞いた時に、『えっ、生徒役ですか?』って聞き返したんです。そしたら『そんなわけないだろ!』って言われちゃって(笑)。自分がまだ生徒役いける、って思ってるとかじゃないんですけど(笑)」
竜星 「いやいや、いけますいけます!」
松井 「(笑)。プロデューサーの方が『松井玲奈、まだ制服いける!』って1ミリでも思ってくれたのかな?と思って、ちょっとうれしかったんですけど『当たり前に先生に決まってる!』って言われました(笑)。それでも先生を演じる機会ってなかなかないですし、しかもキャバクラ科の先生ということで、面白そうだな、演じるのが楽しみだなと思いながら台本を読んでいました」
竜星 「先生役は初めて?」
松井 「ちゃんと演じるのは初めてでした! 竜星さんは先生のイメージが強かったんです」
竜星 「本当ですか!?」
松井 「はい(笑)。『オトナ高校』でもそうでしたし、よく先生役をされている印象でした」
竜星 「違いますよ(笑)。今回はどうでしたか?」
松井 「竜星さんは柔軟な方だなと思っていて。アドリブをたくさん入れていますし、遊べるところは遊んで、締めるところは締めてというのを間近で見て、竜星さん自体がアトラクションみたいだなって感じました」
竜星 「…(表現が)すごいな(笑)」
松井 「何が飛び出してくるんだろう?って楽しみでした。セリフがないシーンでも、リアクションでいかに自分のキャラクターを前に出せるか、面白くできるかっていうのを常に追求しているなって。何回もびっくりさせられました」
竜星 「生徒たちと向き合っているシーンはそこまでエッジを効かせられないというか、遊べない部分だったりするので。唯一遊べるところが先生たちとのシーンだったんですよね。楽しくさせてもらいました。松井さんは、すごく品がある方だなって思いました。お芝居の中では言っている言葉がはちゃめちゃだったり、怒鳴ったり、普段の松井さんからは想像できないことをしているのが面白いなって。それってやっぱり芝居以前の問題というか、その人の品の良さから生まれる面白さだと思うんですよ。それはまねできない部分なので、とても知的ですし、すてきな方なんだなと思いました」
松井 「ありがとうございます。そんなこともないんですけどね(笑)」
──本作への出演について、周りの方からは何か反応はありましたか?
松井 「私は、元キャバクラ嬢っていう設定が向いてるよねって言われました」
竜星 「(爆笑)」
松井 「褒め言葉なのかなって…(笑)」
竜星 「それはどういう?(笑)」
松井 「何ていうか、昔ファンの方との握手会をやっていた頃、『絶対キャバ嬢になった方が向いてる!』って言われてたんですよ。これ、褒められてるのか分からないんですけど(笑)」
竜星 「へぇ~。気の使い方とかかな?」
松井 「私の握手会に来てくださったお客さんに向けての接し方や話している内容に対して、『キャバ嬢やってみたらうまくいくんじゃない?』みたいなことは言われていました」
──SKE48時代の松井さんの握手会はいつも大行列で、それでもお客さん一人一人に丁寧に対応していたと認識しています。
松井 「そんなことはないですよ~」
竜星 「おーっ! 仕事になった時のコミュニケーション能力が高いんですよ、きっと」
松井 「それはそうですね(笑)」
竜星 「(爆笑)」
松井 「自分で断言しちゃいますが(笑)。逆に、プライベートは結構オフモードですね」
竜星 「遮断?」
松井 「はい(笑)」
この記事をシェアする