栗山千明が「彼女がそれも愛と呼ぶなら」で“複数恋愛”という価値観から感じたこととは?2025/04/25 00:54

TVerでは、日本テレビ系で連続ドラマ「彼女がそれも愛と呼ぶなら」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)の第1〜4話を配信中。このほど、主演を務める栗山千明が作品の魅力を語った。
「彼女がそれも愛と呼ぶなら」は、浮気や不倫とは違う……全員が同意し、理解した上での関係“複数恋愛”がテーマのスパイシーでスウィートなラブストーリー。カフェで働く小森氷雨(伊藤健太郎)は、年上の常連・水野伊麻(栗山)にひかれ、彼女との関係を一歩進めようとするなか、伊麻から空久保亜夫(千賀健永)と風間到(丸山智己)を紹介される。そして、「2人とも恋人だ」と聞かされる。常識では収まらない彼女たちの関係が行き着く先は、“普通”を超えた愛の形か、嫉妬にまみれた破滅の道なのか!?

――栗山さんが思う伊麻の性格を教えてください。
「とても無邪気でかわいらしい人です。年齢的には41歳で十分大人なんですけど、とても素直な少女のようで、みんなから愛される女性かなと思います」
――“複数恋愛”という興味深い設定ですが、その中でも共感できる部分はありますか?
「伊麻は、『自分が好きな人』が幸せであることを喜びに思える人なのですが、それはすごく素晴らしい考えですし、自分もそういう考えでいられたらいいなと思います」
――逆に理解し難い部分はありましたか?
「もちろん、複数恋愛という形がダメではないと思うんですけど、自分が演じる上で『どういう感覚なんだろう』と、理解するのが難しかったですね。自分なりに調べる中で『その時向き合ってる相手を素直に受け入れる』という記事を見て、その感覚なんだと気づきました。自分と一緒にいない時の相手を追わないし、ほかでどうしようが自由。『目の前にいる人を大切にする考え方』になると、複数恋愛という形が成立するのかな、と落とし込みながらやっています」
――複数恋愛の価値観について、このドラマを通して何か気付きや発見したことはありますか?
「最初は全く想像がつかなかったんですが、『幸せ』というものを追う中で、それぞれが行き着くゴールもあるんじゃないかなと思いました。良い・悪いの問題ではなく、『そこに幸せがあるなら、どんな形であれいいよね』とあらためて気付かされましたね。一方で、当人同士はいいかもしれないけど、周りにいる人はどう思っているのか……という視点もストーリーの中で描かれます。本当にいろんな見方があると思うので、ぜひ本編でご覧いただきたいです」
――いろんな視点が描かれるわけですね。
「そうなんです。もちろん『当人たちの幸せを考える』のはいいことだと思うんですけど、でもそれによって周りの方が、もしかしたら傷ついたり悩んだりしているかもしれない、というのは悩ましいポイントです。ちょうど今、そのシーンを撮っているところなので、頑張ります!」
――タイトルにちなみ、それぞれのお相手との恋愛に対して、名前をつけるならどんな名前で呼びますか?
「氷雨は、自分とは違う感覚を与えてくれたり、本好きで『こうらしいですよ』と、いろんな知識を教えてくれたりするので 『発見』や『新世界』ですね。亜夫は『ソウルメイト』です。ドラマや映画を見た時、一緒の場面で泣いて、一緒の場面で笑えるみたいな、そういう2人かなと思います。到とは、過ごしてきた時間が長いので『絆』ですね。伊麻はシングルマザーなのですが、彼は娘の千夏(小宮山莉渚)を伊麻と同じように見守ってくれるし、誰にも言えない悩みも、到だったら相談できる関係ですね」
――現在、TVerでは、第1〜4話が配信中。あらためてこれまでの見どころを教えてください。
「氷雨が、亜夫と到と初めて会うシーンは、『複数恋愛ってこうだよね』というこのドラマの核なんじゃないかな、と思う場面です。伊麻が『私、ほかにも彼氏がいるの』と言って2人を紹介したとき、伊藤さん演じる氷雨が『そりゃそうなるよね!』という表情をしていて……(笑)。おそらく見てくださっている方々も、導入は同じ感覚になるのかなと思います」
【コンテンツ情報】
「彼女がそれも愛と呼ぶなら」
TVer
第1~第4話配信中
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