「スター・ウォーズ祭り」で中島裕翔らがシリーズへの“愛”を披露2025/04/22 12:00

広大な銀河を舞台に、めくるめく運命の物語が展開する「スター・ウォーズ」シリーズ。全世界を興奮と歓喜で満たし、社会現象を巻き起こし続けてきた一大エンターテインメントの魅力を味わい尽くすことのできる究極の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」が、4月18~20日の3日間、千葉・幕張メッセで開催された。
シリーズを彩ってきた超豪華キャストや製作陣も登壇し、パネルディスカッションからサイン会、最新情報のお披露目まで、さまざまな催しでファンを魅了する「スター・ウォーズ セレブレーション」だが、日本で開催されるのは実に17年ぶり。その貴重な機会を記念し、開幕前夜には会場周辺のイオンモール幕張新都心に隣接する豊砂公園で、前夜祭イベント「スター・ウォーズ祭り」も行われた。

会場となる豊砂公園を入ると、目の前には2026年5月22日に全米公開される新作映画「マンダロリアン&グローグー(原題)」をモチーフにした巨大“SWねぶた”が。ねぶた師によって制作されたこの“SWねぶた”は「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」の開催期間中、来日していたキャストのペドロ・パスカルやシガーニー・ウィーバーらも見学に訪れたそうで、祭典気分を一層高めてくれるものになっている。
気になる「スター・ウォーズ祭り」には、「スター・ウォーズ」シリーズでオビ=ワン・ケノービを演じた声優の森川智之をはじめ、アナキン・スカイウォーカーを演じた浪川大輔、ファン代表の中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、お笑いコンビ・ミキ(昴生、亜生)、宇宙飛行士の野口聡一氏が登壇。中島はこれまで「スター・ウォーズ」の特別番組に何度か出演しており、米・カリフォルニア州のアナハイムで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション」に参加した経験もある。一方、ミキは、「M-1グランプリ」決勝で「スター・ウォーズ」ネタを披露したほど。また、野口の「スター・ウォーズ」ファン歴は40年以上に及ぶそうだ。

壇上では、それぞれが「スター・ウォーズ」愛にあふれたトークを、われこそはと前のめりで展開。中島は17年ぶりの日本開催に興奮し、「『スター・ウォーズ セレブレーション』が日本で開催されるのは、何といっても17年ぶりですから! 天体ショー並みの周期です。(15年の『スター・ウォーズ セレブレーション』では)『スター・ウォーズ』愛に満ちあふれた老若男女が各国からたくさん集まっていて。しかも、お客さんだけでなく、出店している皆さんも『スター・ウォーズ』愛にあふれているんです」と当時の様子を語った。
そんな中島に負けじと、野口は「今日は僕、自慢したいことがあるんです!」と一言。続けて、「私が3回目にスペースXに乗って宇宙に行った2020年は、ちょうど『マンダロリアン』のシーズン2の配信時期で。クルーもみんなファンだったことからNASAの担当者にお願いし、シーズン2全部を宇宙で見ました!」という特大エピソードを明かす。しかも、「マンダロリアン」のキーキャラクターであるグローグーの名前は野口が宇宙にいる間に明かされたそうで、「宇宙で一晩中その話をしていました。何しに宇宙に行ってるんだか(笑)」とも楽しそうに語った。

また、トークコーナーの後には、⼀夜限りのプレミアムオーケストラライブも開催。オーケストラの楽団「源-Minamoto-」が「スター・ウォーズメドレー」を披露し、会場の熱気を高める。誰もが知る「メインテーマ」や「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」はもちろん、「マンダロリアン」のテーマ曲まで、シリーズの名曲をギュギュっと凝縮した特別なメドレーに中島らも大興奮。ミキの昴生と亜生は「映画1本を見たような満足感です!」「最高でした!」と語り合い、浪川は「音楽の力ってすごいなと思いました」と余韻に浸った。
上質な音楽を浴びた興奮も冷めやらぬ中、イベントの終盤には森川が「スター・ウォーズ」吹替キャストを代表し、「期間中はすべてのところを見て回って、一緒に楽しみましょう!」とあいさつ。中島も「この期間はフォースを存分に浴びて、自分のミディ=クロリアンを活性化させてください! そしてフォースを強めてください!」と、ファン代表らしい言葉で締めくくる。そして、最後は会場に集まった全員で、「スター・ウォーズ」ではおなじみの「May the Force be with You」と声をそろえた。
イベント会場となった豊砂公園には、投げたボールが帝国軍の的に当たれば豪華賞品がもらえる的当てゲームをはじめ、「スター・ウォーズ」の人気キャラクターたちが描かれた水風船を釣り上げるヨーヨー釣り、5.4秒ぴったりで時計を止めた人に“ジェダイマスター”の称号が贈られる“MAY THE 4th タイムチャレンジ”など、お祭りらしい屋台がずらり。ジェダイの騎士からダース・ベイダーまで、さまざまなコスプレに身を包んだ来場者たちがそれぞれヨーヨーに挑戦したり、的当てゲームを堪能したりする姿も楽しいものだった。
【コンテンツ情報】
「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2
ディズニープラス
4月23日から日米同時独占配信
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」Volume3
ディズニープラス
10月29日から独占配信
「スター・ウォーズ:アソーカ」シーズン2
ディズニープラス
2026年独占配信
オリジナルアニメーションシリーズ「Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi」
ディズニープラス
2026年独占配信
取材・文/渡邉ひかる
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