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井上和、初主演&初出演ドラマ「スプリング!」は「ジーンと温かい気持ちになる作品」2025/03/22

井上和、初主演&初出演ドラマ「スプリング!」は「ジーンと温かい気持ちになる作品」

 TVerでは、3月21日にテレビ朝日で放送された乃木坂46井上和主演のドラマ「スプリング!」を配信。記念すべき初主演&初出演ドラマとなった本作について、井上が思いを語った。

 「テレビ朝日新人シナリオ大賞」第23回大賞に選出された松下沙彩氏の同名作品を映像化した「スプリング!」。ドラマとしては珍しい“小論文”がテーマの物語で、高校生の主人公が抱える葛藤や恋を爽やかに描く。「合格間違いなし」と言われた国立大学の前期試験に落ちてしまった逢坂碧(井上)は、同じく不合格だったという同級生・村瀬佑(藤岡真威人)に誘われ、小論文対策の補習に臨む。おとなしくて目立たない碧と人気者の佑が、3日間小論文と向き合うなかで、互いの心を近づけていく。

井上和、初主演&初出演ドラマ「スプリング!」は「ジーンと温かい気持ちになる作品」

――地上波ドラマ初主演、初出演となりました。映像作品で演技をしてみて、どんなことを感じましたか?

「見てくださる方に物語を伝えるため、感情を伝えるために、いろいろな場面を切り取り、映像を介してお届けすると思うのですが、スタッフさんも演じる側も、皆さんすごくエネルギッシュで繊細なお仕事をされているんだな、と実感しました」

――出演が決まった後、周囲の反応はいかがでしたか?

「普段、新しいお仕事が決まった時は、メンバーに伝えることが多いんですが、今回、最初に同期の五百城茉央ちゃんに報告をしたら、すごく喜んでくれました。あと、経験豊富な先輩方に、いろいろな現場で『大変だと思うけど、頑張ってね』とエールをいただいてうれしかったです」

――松下さんの脚本の魅力を教えてください。

「小論文をテーマにしたドラマは珍しく、真面目でかたいイメージを持たれる方もいると思うのですが、ジーンと温かい気持ちになる作品だと思います。この台本を初めて読んだ時、私も涙してしまうシーンがありました。こんなにすてきな作品に出演させていただけるなんて、ありがたい気持ちでいっぱいです」

――井上さんが演じた碧の印象を教えてください。

「碧ちゃんは、書道部の元部長ということもあってか、言葉を大切にしている子なのかなと思います。性格的に、人の意見を素直に受け取れなかったり、一度、自分で考えてから口にするからこそ、たくさんおしゃべりする子ではないのかなと思いました」

――そんな碧の好きなところは?

「人に与えられた言葉や、自分が相手に与える言葉を大切にするところが大好きです」

井上和、初主演&初出演ドラマ「スプリング!」は「ジーンと温かい気持ちになる作品」

――高校3年生の役ですが、学生時代のご自身との共通点はありましたか?

「私が高校3年生の頃はちょうど乃木坂46に加入して、個人的にもいろいろな変化があった年でした。当時の自分と重ねると、似ている部分が多く、演じる上ではやりやすかったです。演技をしていても、過去の自分を思い出す作業が多かったかなと思います」

――性格が近いのでしょうか?

「近いと思います。本当に碧ちゃんは不器用で、なかなか素直になれないのですが、そういうところもすごくかわいらしいんです。でも、当時の自分を思い出すとむずがゆく、『もっと素直になれよ〜』という感情にもなります。さまざまな方向で碧ちゃんと自分のことを見つめた撮影期間だったなと思います」

――碧として佑と接してみて、どんなことを感じましたか?

「真逆な2人のお話なので、台本を読んでいてもすごく面白かったです。『こういう気持ちになるんだ』と思ったり、佑くんについて発見することがあったり、演じていてもとても楽しかったですね」

――小論文がテーマの本作ですが、井上さんもブログを書いたりと文章に触れることが多いと思います。撮影後、文章を書く上で意識するようになったことがあれば教えてください。

「あらためて、文章から自分自身のことを知ってもらうってすごく大事だなと思いました。『言葉』って人に思いや感情を伝える手段の一つだと思うので、(ブログでは)出来事だけを書くのではなく、自分のことを好きになってもらえるよう、いろいろ考えて書きたいなと思いました」

――乃木坂46の皆さんのブログは個性であふれていますが、井上さんのブログにはどんな特徴があるのでしょうか?

「私のブログは、アイドルらしい字体や絵文字があるというよりは、淡々と客観的に自分を見て書いてしまうところがあるので、かわいげがないなと思います(笑)。だからこそ、今後はもっと自分勝手に、いい意味でもっと『私』を出して書いてみたいな、と思っています」

――本編では、試験勉強をするシーンがあります。乃木坂46のオーディションもある意味で試験だったと思いますが、何か対策は立てられましたか?

「たくさん審査があって、いろいろなことを見ていただくのですが、自己PRをする時は、毎回原稿用紙に何をしゃべるか一言一句書き出して、それを一生懸命丸暗記したり、私は絵を描くのが好きだったので、描いて持っていったり…。準備に準備を重ねて『大丈夫!』って思いながら、オーディションを受けていました」

――TVerで何度もご覧になる方もいらっしゃると思います。特に繰り返し見てほしいシーンはございますか?

「最初の方の碧ちゃんって人のことを常に疑っているんです。『たぶんこの子の頭の中ってすごく騒がしいんだろうな』と思ったというか(笑)、いろいろなこと考えて話しているんですよね。そこは、台本をいただいた時、映像でも表現できるよう意識したシーンでもあるので、何度でもご覧いただきたいです」

――ご自身も、頭の中で会議をする方ですか?

「結構会議します(笑)。自分の思いを届けるタイミングが多くあるので、そうなると、ひたすら頭で会議をしながら話していますね」

――TVerで初めてご覧になる方、リピート視聴される方へメッセージをお願いします。

「『スプリング!』は、思春期の学生たちがさまざまなことを考えながら成長していく姿を描いた作品です。いろいろなことが移り変わる今の季節にぜひ見ていただきたいです。よろしくお願いします」

【コンテンツ情報】
スプリング!

TVer
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