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アカデミー賞にノミネートされた日本の短編ドキュメンタリーがNHKプラスで配信中!2025/03/04

アカデミー賞にノミネートされた日本の短編ドキュメンタリーがNHKプラスで配信中!

 第97回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー部門にノミネートされていたNHKの国際共同制作作品「Instruments of a Beating Heart(心はずむ 楽器たち)」が、現在、NHKプラスで配信中。受賞は逃したが、NHKの国際共同制作作品がアカデミー賞にノミネートされたのは初めてのことだ。

 「Instruments of a Beating Heart」は、東京の公立小学校を舞台にした短編ドキュメンタリー。NHKとシネリック・クリエイティブ、ニューヨーク・タイムズOp-Docsの3社による国際共同制作で、日本とイギリスにルーツを持つドキュメンタリー監督・山崎エマ氏が監督を務め、NHKのカメラマン・加倉井和希氏が撮影を担当した。また、エグゼクティブプロデューサーとして安田慎氏と杉江亮彦氏が参加している。入学式で「歓喜の歌」を披露するという課題を課せられた1年生たち。主人公のあやめさんは、大役である大太鼓の奏者となるためオーディションに挑戦するも望みかなわずで、その後、演奏メンバーには選ばれたものの…。

 NHKとシネリック・クリエイティブが始めた国際共同制作「小学校プロジェクト」では、受賞した本作品を含め、これまでに3本の映像作品を生み出している。1本目は、2022年にNHK総合テレビで放送した「ノーナレスペシャル わたしの小学校 ~“新しい日常”1年の物語」。2本目は、海外向けに制作した長編ドキュメンタリー「小学校~それは小さな社会~」、そして3本目が、ニューヨーク・タイムズOp-Docsとともに制作した「Instruments of a Beating Heart」だ。

 山崎監督と加倉井カメラマンら制作チームが取材したのは、2021年春から翌年にかけての2年。学校での取材は150日におよび、およそ700時間の映像を記録した。制作チームは子どもたちにカメラを意識させることなく、自然な姿を撮影しながら、日本の学校生活の日常を捉えることで、教育が持つ本質的な価値、子どもたちの成長、そして教育の最前線で苦悩・葛藤する大人たちの姿を描いている。

【コンテンツ情報】
Instruments of a Beating Heart (心はずむ 楽器たち)
■NHKプラス 3月8日まで配信中
■NHKワールドVOD  配信ぺージ
※英語版を配信中。英語版では、山崎エマ監督と加倉井和希カメラマンのインタビューやメーキング映像も配信。

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