髙石あかりが感嘆した佐藤勝利の“受けの芝居”——「目のお芝居がすてき」2025/02/25 17:00
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TVerでは、佐藤勝利(timelesz)と髙石あかりがダブル主演する連続ドラマ「アポロの歌」(MBS=火曜深夜0:59。TBS=火曜深夜1:28)を配信中。第2話の放送・配信を前に、近石昭吾(佐藤)の幼なじみで歌手になることを夢見てバーで働いている渡ひろみなど3役を演じ分ける髙石が、作品の見どころなどを語った。
「アポロの歌」は、1970年に「週刊少年キング」で連載された“愛”と“性”と“命”に迫る、手塚治虫の傑作を実写ドラマ化したパラレル・ラブストーリー。誰からも愛されず、誰をも愛せない昭吾は、幼少期の体験が原因で男女が愛し合うことを憎むようになった。そんな彼は、深い眠りの中で“愛”を説く女神に出会う。夢かうつつか、与えられた試練は、生まれ変わり死に変わり、結ばれない愛を繰り返すことだった――。
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――W主演の佐藤さんとは初共演ですが、役者として対峙(たいじ)されたご感想は?
「本読みの段階から昭吾そのもので、自分も安心して昭吾というキャラクターに愛を与え続けられるなと感じました。お芝居をご一緒させていただく中では、私のセリフだったり、訴えかけるものすべてをすくい取って、受け取ってくださることにびっくりしました。受けの芝居はすごく難しくもあるんですけど、表情だけで魅せる、目のお芝居がすてきだなと思いました」
――では、カットがかかった後の佐藤さんの印象はいかがでしょうか?
「昭吾というキャラクターは目の奥に影があるので、『アクション』がかかるとそういう昭吾が出てくるけれど、撮影が終わるとカメラマンさんとフレンドリーにお話しされてる佐藤さんがいたりして(笑)。でも、役にすごく熱を持っていて、しっかりと作品のことを考えていらっしゃる方なので、撮影に入る前に集中されてる姿を見ると尊敬しますし、素晴らしいなと思います」
――TVerでは第1話を配信中です。第1話で何度でも見てほしい、注目のシーンを教えてください。
「おすすめはいっぱいありますが、昭吾を引き止めてひろみの家に行って、軍人将棋をしている空気感はすごく絶妙でいいなと思います。幼なじみというあいまいな関係性の中で、ひろみからの恋心があったり、でもそれを隠してるひろみがいたり、昭吾はその愛を拒んだり…いろいろな感情がうごめいているので、ひろみのおうちのシーンは好きですし、見ていただきたいです」
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――今回、髙石さんは歌手役にもチャレンジされています。
「歌がしっかりと声を張るタイプの歌だったので難しさがあって、自分が歌手として歌っていいものなのかと不安もありました。実はまだ録音をしていなくて(取材時)、これからなんです。昔はボイストレーニングにも通っていましたけど、今は行っていないのですごくドキドキしています(笑)」
――今後の見どころを含め、視聴者にメッセージをお願いします。
「全7話になりますが、一話一話見どころだらけで、昭吾との関係性がぐっと近寄ったり、近寄ったと思ったら離れたり、すごく濃い作品になっていると思います。きっと見たことのないような空気感のお話になると思うので、今後の展開もぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです!」
※手塚治虫の「塚」について、正しい表記は旧字体。
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