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元女子バレー日本代表のエース・木村沙織が涙で語る選手人生2025/02/15 12:00

元女子バレー日本代表のエース・木村沙織が涙で語る選手人生

 Lemino®で配信中のオリジナルドキュメンタリー番組「NumberTV」第14話の独占無料配信がスタートした。今回登場するのは、元女子バレー日本代表の絶対的エースとして知られ、数々の国際大会や国内外のリーグで勝利に貢献した木村沙織。第14話では木村の栄光と挫折、そしてそこからの復活の物語を深く掘り下げていく。

元女子バレー日本代表のエース・木村沙織が涙で語る選手人生

 木村は、小学校2年生からバレーボールを始め、圧倒的な才能と努力で頭角を現し、17歳で日本代表に選出された。アテネ五輪では「スーパー女子高生」として脚光を浴び、国内外のリーグで活躍。世界最高峰のトルコリーグでも結果を残し、ヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた。その裏には、ロンドン五輪最終予選での“悪夢のような敗戦”など、数々の苦難があった。ロンドン五輪後に、日本代表のキャプテンに就任。周囲の期待を一身に背負いながらも、「自分はキャプテンに向いていない」と悩む日々が続いた。もともと控えめな性格で、人前で話すことが苦手だった彼女にとって、リーダーとしての重責は想像を絶するものだった。

元女子バレー日本代表のエース・木村沙織が涙で語る選手人生

 ミーティングでは、後輩たちの真剣な視線に応えなければならないと分かっていながらも、「自分の言葉で本当にチームを引っ張れるのか」と不安に駆られ、言葉が喉に詰まることも。その苦悩は表情にまで表れ、「苦しそうに見えます」と何度も指摘されるほど。「大変だということを認めたくなかった。でも、本当は苦しかった」。彼女が自らの弱さと向き合うことができたのは、リオデジャネイロ五輪を終えた後だった。

 全力で駆け抜けたキャリアの終盤、チームの成績は低迷し、自らのパフォーマンスも思うように上がらない。比較され続けた過去の成功と、思い描いていた理想とのギャップに押し潰されそうになることもあったという。それでも「バレーボールが好き」という思いだけが、彼女を支え続けた。

 引退後、木村は新たな挑戦を決意。ペットブランドのプロデュース、夫婦でのカフェ経営など、未知の世界へと足を踏み入れた。そして今、彼女は未来のバレーボール界を支える活動にも積極的に取り組み、全日本バレーボール小学生大会のアンバサダーを2大会連続で務めるなど、後進の育成に情熱を注いでいる。

元女子バレー日本代表のエース・木村沙織が涙で語る選手人生

 キャプテンとしての苦悩、限界と向き合った日々、そしてそこから見つけた新しい生き方——。彼女がどのように自分を乗り越え、再び歩み始めたのか。涙も交えながら真剣に語るその姿は、きっと多くの人に勇気を与えるはずだ。

元女子バレー日本代表のエース・木村沙織が涙で語る選手人生

 また、第15話には日本随一のフリーキッカーの名手として知られる元プロサッカー選手の中村俊輔が登場予定。体が小さく横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)のユースに昇格できなかった経験、憧れのスペイン移籍で痛感した実力の壁、ワールドカップ初戦で途中交代を命じられる苦悩など、数々の挫折を乗り越え、日本サッカー界を代表する天才レフティーとして、世界に挑戦し続けてきた中村のサッカー愛に迫る。

【コンテンツ情報】
「NumberTV」挫折地点~あのとき前を向いた理由~

Lemino
配信中(全24回配信。月2回配信予定)
スポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」との共同プロジェクトによって誕生した、トップアスリートの「挫折」と「復活」をテーマにしたドキュメンタリー番組。

製作著作:NTTドコモ/ Sports Graphic Number

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