赤楚衛二が明かす「相続探偵」での桜田ひより&矢本悠馬とのチームワーク2025/02/01

TVerでは、日本テレビ系で放送中の連続ドラマ「相続探偵」(土曜午後9:00)第1話を配信中。元弁護士の主人公・灰江七生を演じる赤楚衛二が、作品の見どころや撮影エピソードなどを語った。
「相続探偵」は、「イブニング」(講談社)で2021年から連載されている原作・西荻弓絵氏&作画・幾田羊氏による同名漫画をドラマ化。「灰江相続調査事務所」を営み、考え事をする時にコーヒー豆をそのままバリバリと食べる相続トラブル専門の探偵・灰江が、バイク乗りで身体能力に長けている休学中の医大生アシスタント・三富令子(桜田ひより)、元警視庁科捜研エース研究員の経歴を持つ朝永秀樹(矢本悠馬)ら個性的な仲間と共に、難解な相続問題を解決していく。遺産相続をテーマにした斬新なヒューマンミステリーだ。

――まず、ドラマの“推しポイント”を教えてください。
「やっぱり一番は『灰江相続調査事務所』の3人、灰江、三富、朝永のチームワークですね。撮影現場は毎回本当に笑いが絶えないです。桜田さんも矢本くんも、めちゃくちゃお芝居が素晴らしくて、毎回本当に勉強になりますし、2人との掛け算から生まれてくるものも本当に楽しくて。ドラマ全体を通して、そこがベースになっていると思います。今作は各話にいろんな方がゲストとして登場して、さまざまな相続の形に向き合いますが、それぞれに対してどのように解決していくか、そこで3人がどう動くかというところが見どころになっています」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
「皆さん、本当に芝居が面白くて。脚本の面白さや、ワクワクももちろんあるんですが、それ以上にキャストの皆さんの個性やお芝居のアプローチから生まれる掛け算によって、毎回とんでもない化学反応が起きているなと実感しています。撮影の前日はいつも『明日のこのシーンはどんな展開になるんだろう』と、楽しみにしながら就寝するんですが、いざ現場に入ると、その想像を上回る勢いで『こういうシーンになるんだ!』という発見があって。人のお芝居でこんなに涙を流すほど笑う現場もなかなかないんじゃないかな、というくらい、本当に明るく楽しく撮影に臨んでいます」
――では、第1話の中で印象に残っているシーンはありますか?
「一つは、灰江相続調査事務所で繰り広げられる(三富と朝永の)3人での掛け合いのシーンです。3人でのがっつりとした掛け合いは初めてだったのですが、初めてなのに何か居心地がよくて、すごく楽しくて。とてもワクワクした瞬間だったので、そこに注目していただけたらと思っています。もう一つは、事件を解決していくところですね。明らかになった犯人を3人で追い詰めていく様子は見どころです」
――ちなみに、赤楚さんは実生活で、探偵のような直感や推理力を発揮した経験はありますか?
「どちらかというといつも予想が外れるタイプで、あまり自分の直感は信じないようにしていて…(笑)。 でも先日、印象的な出来事があったんです。お財布をなくしてしまって。もっとも、スマートフォンでキャッシュレス決済できるので特に不自由はなかったのですが、数日見当たらないとさすがに見つけないといけないな、と思って、1週間前までの行動を思い出していって。『そういえば、あの日にこの服を着て、この場所に行ったな…』と、記憶をたどっていったら、最後に財布を使った場所を思い出して、無事見つけることができました」
――灰江の視点が赤楚さん自身にも憑依されたと…!?
「これまでは物をなくしても『いつか見つかるだろう』と放置するタイプだったんです。でも今回、財布を探しながら推理というか、記憶を整理しながら探していくというのを初めて実践して。これも灰江を演じたおかげかな、と思いました。とはいえ、もう財布はなくしたくないなと思ったので、それ以来GPSタグを付けました(笑)」
――灰江を演じる中で、赤楚さん自身に訪れた変化はありますか?
「日常生活でも灰江のように猫背になったり、しゃべる時に『ふむ、ふむ』と声に出して言うようになってしまいました。確実に役の影響が出ていますね(笑)。周りの人たちはそこまで気付いていないかもしれませんが、自分で無意識に『ふむ』と言ってしまった瞬間に『あっ、俺“ふむ”って言ってる…!』と、1人恥ずかしさを感じています(笑)」

――それでは、「相続探偵」から始まった赤楚さんの2025年は、どんな年にしていきたいですか?
「ワクワクしながら作品づくりの現場に携わらせていただいていることに、あらためて生きがいを感じていますので、2025年も現場で作品を作っていく楽しさを味わいつつ、生きていけたらなと思います」
――最後に、TVer視聴者へのメッセージをお願いします。
「『遺言書って愛する人に出す最後の手紙だから』という言葉がドラマの中に出てくるのですが、本当にすてきな言葉で、まさにその通りだなと思います。今作のテーマである遺産相続について、視聴者の皆さんには経験されたことがあるという方もいれば、まだないという方、『ちょっと先のこと過ぎて分からない』という方もいると思いますが、人が誰しも一度は通る道ではあると思うので、いざそのタイミングで勉強を始めるよりも、このドラマを通じてあらかじめ勉強しておくといいのではないかなと思います。『灰江相続調査事務所』の3人のチームワークや、ミステリーを解決していく様子についても、見ていて飽きないようにみんなでお芝居を頑張っていますので、ぜひ楽しみにしていてください」
【コンテンツ情報】
「相続探偵」
日本テレビ系
土曜 午後9:00~9:54
※TVerで配信中
<第1話・あらすじ> ※TVerで第1話が配信中
大物ミステリー作家・今畠忍三郎(橋爪功)が残した莫大な遺産を巡る相続トラブルの現場に遭遇した灰江七生(赤楚衛二)。がんを患い、他界した今畠の遺産は、長女・市香(佐藤仁美)、次女・双葉(うらじぬの)、三女・美樹(松井愛莉)の3姉妹に渡ると思われたが、今畠はビデオメッセージに衝撃の遺言を残していた。血のつながった娘たちではなく、長年秘書として仕えてきた桜庭真一(髙嶋政伸)に相続させるというのだ。3姉妹は憤り、遺言は桜庭が無理やり残させたのではないかと疑いをかけるが、桜庭はそれを否定。しかし、映像での遺言は法的に無効で、今畠はそのことを知りながら、あえてビデオメッセージで遺言を残していた。そして、灰江は、ビデオに映る不可解な点に気付く。
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