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渡部篤郎、山下智久が演じたアキの父役で「THE HEAD」Season3に登場2025/01/20

渡部篤郎、山下智久が演じたアキの父役で「THE HEAD」Season3に登場

 Huluで独占配信中の極限の⼼理サバイバル・スリラーシリーズ「THE HEAD」Season3。このたび、Season1で山下智久が演じたアキ・コバヤシの父・タケシ役として、渡部篤郎が出演していることが発表された。

 Season1・2に引き続き、エミー賞を受賞した世界的ヒットドラマ「HOMELAND/ホームランド」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたラン・テレム製作総指揮の下、世界各国を代表する俳優陣が結集する「THE HEAD」。また、オリヴィア・モリス、キャサリン・オドネリーとジョン・リンチが続投している。さらに、Season3には、Instagramのフォロワー数約500万人のスペイン出身の大人気女優であるクララ・ガレが参戦。2024年のシッチェス・カタロニア国際映画祭でも上映され、世界中の評論家たちの間でも好評を博した。

 Season1では⼭下智久が、Season2では福⼠蒼汰が全編英語での演技を披露しており、⽇本⼈キャストの海外ドラマ出演作としても話題を呼んだ。そして、Season3では、⼭下が演じた微⽣物学者のアキの⽗親であるタケシ・コバヤシとして渡部が、第3・4話に登場。第3話では、マギー・ミッチェル(キャサリン・オドネリー)の回想の中で、かつてアキの才能について2⼈で語り合っていた様⼦を思い起こし、その記憶からマギーは⾃⾝のピンチをしのぐことができた。第4話で、タケシが裁判所である“重要なヒント”をマギーに与える会話を交わしていたことが発覚した。

渡部篤郎、山下智久が演じたアキの父役で「THE HEAD」Season3に登場

 今回、渡部⾃ら⽇本語版の吹き替えも担当。この重要な役どころとしての出演オファーが来た際、どのように思ったのか聞いてみると「まず頑張るしかないと思いました。ただ、出演のお話をいただいた時の⽅が⼤変でしたね。私は英語が全く得意じゃないのですが、⾃⼰紹介の映像を英語で撮ってほしいと⾔われまして、それで⼦どもに教えてくれている英語の先⽣と⼀緒に考えたんですよ。その時に先⽣からは『もっと海外の⼈にはちゃんとアピールした⽅がいい』と⾔われました(笑)」と明かした。

 スペインでの撮影について印象的な出来事は「到着してから初めの3⽇間はバルセロナにいました。それでリハーサルする時間がなかったので、セリフをしゃべった映像を送ってほしいと⾔われまして、それは結構⼤変でしたね」と苦労を語り、続けて「スペインには英語もスペイン語も話せる⻑男と⼀緒に⾏きました。本編でシャツを2枚着ているのですが、それで⾐装合わせから始まると、⻑男が⾐装さんに『シャツを2枚着るんですか︖』と聞いていて、すると⾐装さんが『インパクトを与えたいんだ』と⾔っていたんですね、そこで⻑男は『⽇本⼈はこういうことしないよ』とやりとりしてて(笑)。でも郷に⼊れば…なので、そこはまぁいいじゃないかと私は⾔ったんですが、本⼈は納得がいかないと。それでかけていた眼鏡も最初は⾚⾊だったんですが、⻑男が『それは絶対におかしい︕』と話していて(笑)。これは現場で揉めたというわけではなくて、意⾒をちゃんと伝えていたという感じです。そして監督さんと出演者の⽅たちもすごく私を尊重してくれていました。お芝居でこうしてほしいというような細かいことは⾔われなかったですね」と、息⼦とのほほ笑ましいエピソードを披露した。

渡部篤郎、山下智久が演じたアキの父役で「THE HEAD」Season3に登場

 なお、全シーン英語での撮影は「The Flowers of War」(11年。英題/⽇本未公開)以来で、「英語と⽇本語の台本、二ついただいたんですが、直訳に近いんですよね。なので、ある程度しゃべり⾔葉としての⽇本語でセリフを捉えました。バイリンガルだったらもう少し違うのかもしれませんが、私は⽇本語だったらこうだろうなと考えて、英語で演技しました」とのこと。

 ⾃らのセリフを吹き替えたことに関しては、「ほとんど経験がないですし、難しいものだと思っているので、ちゃんとやらないと、と思いました。お芝居と同じで正解がないものですから、普段のお芝居でしたら感情でやれる部分もあって、⾃分の中で演技に納得するのですが、今回は“渡部篤郎”の吹き替え役なので、そこをしっかりやらないと、と。⾃分で演じておいて、⽇本語で吹替をするとこんなにも下⼿なんだなぁと最初に思いました(笑)。やっぱり少しニュアンスが違いますからね。吹き替えの台本が来て、あぁ確かにこの方が吹き替えで見ている⽅は分かりやすいだろうなとなりました。⾯⽩いものですね」と難しさを回想した。

 最後にあらためて「作品がこれまでよりパワフルになっていますので、シリーズファンの⽅は特に楽しみにしていてください」と⼒強くアピール。登場⼈物の全員に犯⾏の動機があり、誰が犯⼈でもおかしくないという状況で展開される複雑な⼈間模様にも注目だ。

 アフリカのサハラ砂漠に位置し、どの国にも属さない無法地帯、ビル・タウィールの元軍事基地で、科学者たちは、気候変動を緩和さ
せるためにアーサー・ワイルド教授(ジョン・リンチ)が始めた研究を続けている。科学者のメンバーには、資⾦を融資する投資団体の
代表であるローレン(オルウェン・フエレ)、研究をリードするアーサーの娘・レイチェル(オリヴィア・モリス)、アーサーの宿敵で、参加するためにローレンと取引をしたマギーがいる。研究は進み、5⼈の被験者を集め、研究対象の藻を浸けた⽔を飲ませ、藻が⽣態系全体に拡散しても安全かどうかを試す段階に⼊っていた。すべては計画通りに進むが、⾶⾏機墜落事故から⽣還したという観光客を名乗る予期せぬ訪問者が遠く離れた基地に現れる。翌朝、⾸<THE HEAD>を落とされた犠牲者が出たことで、誰もが悪夢の再開に気付く。

 何のための殺⼈なのか? 果たして、最後に笑うのは誰なのか? 完結編にふさわしいシリーズ最⼤級のスケールで繰り広げられる極限の⼼理サバイバルスリラーを堪能しよう。

渡部篤郎、山下智久が演じたアキの父役で「THE HEAD」Season3に登場

【配信情報】
Huluオリジナル「THE HEAD」Season3
Hulu
独占配信中

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