宇野昌磨が明かす“恐怖と挑戦”——「挫折の先にあるのは必ず成長」2024/12/27
Lemino®で配信中のオリジナルドキュメンタリー番組「NumberTV」第11話に、日本男子初の世界選手権連覇を成し遂げたプロフィギュアスケーター・宇野昌磨が登場。平昌オリンピックの後にコーチのもとを巣立って1人で戦う中で陥ったどん底、そんな彼を救った救世主の存在に迫る。そして、第12話(2025年1月16日配信)では、日本人史上最年少でF1ドライバーの座を勝ち取った角田裕毅選手が出演する。
愛知県の大須スケートリンクで始まった宇野のスケート人生は、浅田真央の「フィギュアスケートやってみなよ」という言葉から動き出した。そして、幼少期から非凡な才能を示し、小学3年生で全国大会に初出場するも4位に終わった悔しさが、競技者としての自覚を芽生えさせたターニングポイントだったという。
しかし、競技者として歩み始めた道のりは、決して平坦ではなく、13年から約5年間、フィギュアスケートの重要な技であるトリプルアクセルが飛べず、宇野は大きな挫折を味わった。そんな彼を変えたのは、フィギュアスケートの先輩・無良崇人の「4回転、試してみたら?」という言葉。4回転ジャンプは、当時のフィギュア界でもトップスケーターにしか挑めない技だったが、宇野は1カ月半という驚異的な早さで成功させた。その半年後にはアクセルも克服し、数々の国際大会で結果を残し、平昌オリンピックでは、羽生結弦に次ぐ銀メダルを獲得した。
そんな中、コーチとの別れ、1人で戦う孤独、全力を尽くしたにもかかわらず結果を残せない試合と、新たな困難が待ち受けていた。どん底の時期に、彼の前に現れたのがステファン・ランビエールコーチ。技術以上に精神面を支える彼との出会いが、宇野を再び世界の頂へと導く。「君がトップになるために必要なものは何だと思う?」その問いに応えたい一心で挑んだ宇野は、19年についに世界選手権で悲願の優勝を果たす。
「挫折は苦しくつらいものだけど、それだけ本気で取り組んできた証拠でもある。そして、その先にあるのは必ず成長」――宇野自身がそう語るように、成功へのプロセスとして乗り越えた幾多の困難、すべてが詰まった競技人生を明かす。
なお、第12話では、レーシング界の若き逸材・角田選手が、順風満帆のレーサー人生を歩む強気の彼からは想像のできない、知られざる挫折、若さ故の自信と過信から脱することができた理由、彼を窮地から救った恩師の言葉など、レーサー人生の知られざる裏側を告白する。
【コンテンツ情報】
「NumberTV」挫折地点~あのとき前を向いた理由~
Lemino
配信中(全24回配信。月2回配信予定)
スポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」との共同プロジェクトによって誕生した、トップアスリートの「挫折」と「復活」をテーマにしたドキュメンタリー番組。
製作著作:NTTドコモ/ Sports Graphic Number
キーワード
この記事をシェアする