「十角館の殺人」に続く綾辻行人「館」シリーズ、映像化第2弾が製作決定!2024/12/23 06:00
Huluオリジナル「十角館の殺人」に続く「館」シリーズ映像化第2弾が、2025年に製作されることが決定。特報映像も公開された。
日本のミステリー文学の発展に著しく寄与した作家・評論家に贈られる「日本ミステリー文学大賞」を2019年に受賞した、日本ミステリー界の巨匠・綾辻行人氏。その代表作である「館」シリーズは、国内のみならず世界中のミステリーファンから熱い支持を得ている。「十角館の殺人」から「奇面館の殺人」まで、これまでに9作の長編が発表されている「館」シリーズの累計発行部数は、750万部を突破。現在は、シリーズ第10作にして最終作となる「双子館の殺人」の執筆が進められている。
2024年には、その「館」シリーズの記念すべき第1作であり、日本ミステリー史に画期的な影響を及ぼしたと評される傑作長編「十角館の殺人」が、Huluオリジナル(全5話)として映像化された。配信前から大きな話題となった本作は、3月22日の配信スタートから1週間(3月22~28日)でHuluの累計視聴総合ランキングで1位を獲得。4月の月間国内ドラマ視聴ランキングでも1位にランクインした。さらに、24年のHulu年間視聴ランキングの「Huluオリジナル部門」で堂々の1位となった。「第40回ATP賞」のドラマ部門では、奨励賞を受賞。アジア最大級の番組アワードである「第29回アジア・テレビジョン・アワード」の「ドラマ・シリーズ部門」にノミネートされるなど、配信開始から9カ月以上が経った今なお、国内外で大きな注目を集め続けている。
このたび「館」シリーズの映像化第2弾の製作が決まり、新作でメガホンを取るのは「十角館の殺人」から続投となる内片輝監督。前作に引き続き、綾辻作品の濃密な世界観を丁寧に映し出す。
内方監督は「『館』シリーズ実写映像化第2弾の製作決定をお伝えできること、監督・プロデューサーとしてうれしく思います。どの『館』シリーズが実写化されるのか?…アレコレお伝えしたいのですが、それはまだ内緒。楽しみにお待ちください。魅力的な『館』の世界に、再び皆さんをご招待します!」と期待感をあおっている。
原作者の綾辻氏は「発表以来、長年『映像化不可能』と言われ続けてきた『十角館の殺人』でしたが、実写ドラマ化の企画段階から『自分ならできる』と言い切ってはばからなかった内片輝監督が見事、『不可能ではなかった』と証明してみせてくれました。原作者の僕にとって、これは大きな驚きであり、同時に大きな喜びでもありました」と前作に触れつつ、「幸いにも、配信開始後の作品の評判や評価、成績などは上々である、とのこと。そこで早速、『ここはぜひ、シリーズ第2弾を』という話が持ち上がったわけです。『十角館』をあのような形に仕上げてくれた内片監督への信頼はもはや揺るぎないので、ほとんど迷うこともなくOKを出しました」と第2弾製作の経緯を報告。
続けて「『本当にやるの?』『次はどれを?』──と、『超特報』では一応とぼけてみせていますが、原作者としては当然ながら、『本当にやる』ことも『どれを』やるのかも既に承知しています。なので、この場では何ともコメントしづらいのです。いずれタイトルが公表されれば、たぶん原作を知っている方の多くが『なるほど』と頷いてくださるでしょう。『館』シリーズの作品はそれぞれ、なかなか一筋縄ではいかないものばかりです。『どれを』映像化するにしても、『十角館』とはまた違った難題がたくさん待ち受けていそうですが、内片監督のことだから今度もきっと見事にクリアしてくれるだろう、と期待しています」とコメントを寄せている。
なお、「十角館の殺人」は、年末年始に地上波放送される。この機会に楽しんでほしい。
【放送情報】
「十角館の殺人」
日本テレビ(関東ローカル)、静岡第一テレビ、広島テレビ、ミヤギテレビ
第1・2話 2024年12月30日深夜1:24~3:32
第3話 25年1月1日深夜0:50~1:54
第4話 1月2日深夜1:44~2:45
第5話 1月3日深夜1:44~2:48
読売テレビ
1月1~5日深夜放送予定
※放送時間は変更になる場合あり。詳細は各局の番組表をご確認ください。
【コンテンツ情報】
Huluオリジナル「館」シリーズ第2弾
2025年製作決定
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