ジュード・ロウ、山下智久ら豪華ゲストが登場！「東京コミコン2024」【リポート】2024/12/17

　12月6～8日の3日間にわたり、千葉・幕張メッセで開催された「東京コミックコンベンション2024」（以下「東京コミコン2024」）。アメコミ、映画、アニメなどのファンを満足させるポップカルチャーの祭典は、国内外のドラマファンにとっても見逃せないイベントとなった。

　オープニングセレモニーには、ジュード・ロウ、ベネディクト・カンバーバッチ、マッツ・ミケルセン、ジェイソン・モモア、ジョン・ボイエガらが登場。壇上に上がった者から順に、駆けつけたファンに向かって一言ずつあいさつをしていく。その中には、ベン・マッケンジー＆モリーナ・バッカリン夫妻の姿も。DCドラマ「GOTHAM／ゴッサム」をきっかけに結ばれた2人は結婚生活早7年。ドラマ内でもロマンスを繰り広げている2人は、今や3人の子どもに恵まれていて、今もラブラブのようだ。

　セレモニーの終盤には、来日ゲストたちがおそろいのはっぴを羽織り、みんなで酒樽を割る鏡開きの時間も。このコーナーで観客の目を引いたのは、はっぴを着る際にややとまどっていたベネディクト・カンバーバッチを手伝う山下智久の姿だった。日仏米共同製作ドラマ「神の雫/Drops of God」（Hulu）に主演する山下は、当初7日のみの来場予定だったものの、共演のフルール・ジェフリエと共にサプライズ登場して会場を沸かせることに。その「神の雫/Drops of God」はシーズン2の配信もすでに決まっており、絶賛撮影中だという。7日のイベントステージには、山下、ジェフリエがオデット・ラスキン監督共々登壇し、「シーズン2は新しい場所へ行き、お互いの内面、外見も発見し合っていく重要なシーズンです」と期待をあおっていた。

　オープニングセレモニーには、斎藤工がアンバサダーとして出席し、来日ゲストたちと共に「東京コミコン2024」の開幕を宣言する光景も。先立って開催された「大阪コミックコンベンション2024」でもアンバサダーを務めた斎藤の映画好きは広く知られるところで、セレモニー後に行われたメディア向けの取材でも「仕事ではなく、プライベートとして楽しみます！」と宣言していた。「大阪で楽しみ方を覚えたので、構えることなく、セレブの方々やお客さんと同じように楽しむことができれば」との言葉通り、自身もコスプレをして場内を巡る予定だという。この時は「“これだ！”と思いついたコスプレがあります」と匂わせていた斎藤だが、それが映画「シャイニング」のジャック・ニコルソンを模したものだと翌日に判明。場内を巡った際は「誰にも気付かれず、仲間として受け入れられた」そうだ。また、斎藤は自身の出演ドラマ「極悪女王」（Netflix）のイベントステージなどにも登壇している。

　そんな斎藤が「すごく紳士的で、立ち振る舞いを見習いたい」と明かしていたのが、来日ゲストの1人であるジュード・ロウ。「スター・ウォーズ：スケルトン・クルー」（ディズニープラス）に出演している彼は、「スター・ウォーズ／フォースの覚醒」などでフィン役を演じたジョン・ボイエガ、「スター・ウォーズエピソード2／クローンの攻撃」などのボバ・フェット役で知られるダニエル・ローガンと共にイベントステージにのぼった。「スター・ウォーズ：スケルトン・クルー」への出演について、ジュードは、「オファーを断る選択肢はありませんでした。オリジナルの映画を見たのは40数年前で、その時からずっと『スター・ウォーズ』の世界観が好きでしたし、心の中の特別な場所にいつも『スター・ウォーズ』がありましたから」と述懐。「そして、子どもを主人公にするというアイデアが素晴らしいと思います」と、クレージーな銀河を舞台に無垢な少年少女の友情と成長を描く「スター・ウォーズ：スケルトン・クルー」ならではの魅力にも言及した。

　ちなみに、ジュードは今月29日が誕生日。そこで、「東京コミコン2024」を締めくくるグランドフィナーレには、ガチャピンとムックがバースデーケーキを手に登場し、お祝いをするサプライズがあった。さらには、ガチャピンとムックに挟まれてうれしそうなジュードを、自身のスマートフォンで撮影するベネディクト・カンバーバッチの姿も。カンバーバッチは最終日となる8日、トークステージに登壇し、今や彼を代表する役の一つとなったマーベル映画のドクター・ストレンジについて「まずは脚本をもらう前にキャラクターが何者かを直感的に考え、次に脚本と向き合い、人物像のヒントを見つけて肉づけしていきます。共演者や製作陣とコミュニケーションを取ることも大事ですね」と役づくりのプロセスを明かしていた。

　そのほか、「東京コミコン2024」の開催期間中、イベントステージでは中島健人が出演ドラマ「コンコルディア／Concordia」（Hulu）について語る時間や、今なお熱狂的なファンに支えられる人気ドラマ「ハンニバル」のコンビ、マッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシーが撮影当時の思い出を振り返る時間も。

　ローマで撮影を行ったという中島は、「滞在中は毎日カルボナーラを食べていました。チームの皆さんからは“Mr.カルボナーラ”と呼ばれていましたね（笑）」と愉快な秘話を披露。マッツとヒューは放送当時から話題になっていた作中のグロテスクな描写に関して、「むしろ大好き！」と声をそろえつつキャッキャとほほ笑ましく語り合っていた。