「イカゲーム」シーズン2のワールドプレミアにぱーてぃーちゃんが参戦！2024/12/11

　世界的メガヒットのサバイバルスリラーの続編で、第82回ゴールデングローブ賞作品賞・ドラマ部門にノミネートされたNetflixシリーズ「イカゲーム」のシーズン2。12月26日の世界独占配信スタートを控え、12月9日に韓国・ソウルの東大門デザインプラザでワールドプレミアが開催された。

　午前中に記者会見、午後にはピンクカーペットイベント、そしてファンイベントが行われ、イ・ジョンジェ（ギフン役）、イ・ビョンホン（フロントマン役）、ウィ・ハジュン（ジュノ役）をはじめ、シーズン2から参戦する元IZ*ONEのチョ・ユリ（ジュニ役）、イム・シワン（ミョンギ役）、パク・ソンフン（ヒョンジュ役）、パク・ギュヨン（ノウル役）、カン・ハヌル（デホ役）、監督・脚本・製作総指揮のファン・ドンヒョクらが集結した。

　さらに、シーズン1に出演していたチョン・ホヨン（セビョク役）、パク・ヘス（サンウ役）らも駆けつけ、東京ドーム約2個分の広さを誇る圧巻の巨大会場の至るところがすべて“イカゲームカラー”に染まり、Netflix史上No.1のメガヒットシリーズとしての貫禄をあらためて見せつける前代未聞のプレミアとなった。

　“ピンクカーペット”を闊歩（かっぽ）し、「イカゲーム」らしいアイコニックなカラーで鮮やかかつあやしげに装飾されたステージに登壇した一同。緑のジャージ、ピンクガードなどのコスプレでファンの熱狂も渦巻く中、イ・ジョンジェは自身の演じる主人公・ギフンについて、「ギフンはシーズン1で優勝しましたが、彼の持つ良心がこの賞金を使わせようとはしません。シーズン2では、必ずやこのゲームの黒幕に復讐（ふくしゅう）してやると強い気持ちを持つ、これまでとは違ったギフンが見られます」とコメント。前作とは違う覚悟でゲームに舞い戻るキャラクターの心境を解説。

　次に、本作ではギフンとの本格的な対峙（たいじ）が描かれるという、“ゲームの支配者”フロントマン役のイ・ビョンホンは「シーズン1ではゲームを進行する側面を見せた役柄でしたが、シーズン2では仮面を外し、彼が持つ事情、過去、そして考えなど、より深い部分を見ることができるんです」と明かした。

　続いて、ファン・ドンヒョク監督は「シーズン2は、ギフンがゲームの黒幕を捜し出すと決心するところから始まります。ですから、ゲームを終わらせようとするギフンと、そんな彼を妨害しようとするフロントマンとの対決が物語の中心に描かれているんです。彼らの葛藤と、度重なるどんでん返しを見ていただけたらうれしいです」と注目すべきポイントを語った。

　新キャスト陣は、このイカれたゲームへの参戦への喜びを隠せない様子。フォロワーもろとも借金地獄へ巻き込んだインフルエンサーのミョンギに扮（ふん）したイム・シワンは「本作の熱烈ファンとしてシーズン2がいつ出るかと期待していたら、私がキャスティングされたと聞いて鳥肌が立つほど感動しました。多くの方が待ち望んでいたように、私も皆さまと同じく26日の配信をファンとしても見てみたいです！」と喜びを伝えた。

　巧みに人の懐に入り込む元海兵デホ役のカン・ハヌルは「皆さまに会えて楽しいです！」と興奮をにじませつつ、「私が演じているデホはとても明るくて、ポジティブなエネルギーを発散するようなキャラクターです。しかし、そんなキャラクターでもこのゲームを前にすると、どんどん混乱し疲弊していきます…」と、人間性をも変えていくシーズン2のゲームの恐ろしさを語った。

　今回、ゲームを終えるたびにこのまま継続するかゲームを終わらせるかの〇×投票をするルールにちなみ、キャスト陣が〇×質問に回答。行方不明の兄を捜す元刑事・ジュノ役のウィ・ハジュンは、「もし自分がゲームに案内されたら参加する？」という質問に〇の札をあげ、「はい、参加します。優勝すると思うからです」と、“負けたら即死”というルールにもかかわらず自信満々。性別適合手術のためにゲームに臨むヒョンジュ役のパク・ソンフンも「ゲーム会場に来るまでは命懸けのゲームだとは分からないじゃないですか。だからまずは参加すると思います」と〇にした。

　一方、わが子との再会のためだけに生きる空虚な元兵士・ノウル役のパク・ギュヨンは「私はかなりの現実主義者なので、確率の低いことには何も賭けません（笑）」と現実的に×で回答。“新しい命”を守るために戦う不屈の妊婦・ジュニ役のチョ・ユリは「演じるキャラクターに愛着があるか？」と聞かれると、「撮影をしながらジュニにはあまりにたくさんの愛情が湧いてきました。とうてい×は出せません！」とキャラクターへの愛が垣間見える言葉を。最後に、ドンヒョク監督から「たくさんのスタッフと俳優たちが、多くの時間を費やして作り上げました。ぜひ配信日の12月26日に見てください！」とメッセージが発信された。

　そんな中、日本からは、某Netflix作品で「お笑いデスゲーム」を戦ったすがちゃん最高No.1率いる芸人・ぱーてぃーちゃん（すがちゃん最高No.1、信子、金子きょんちぃ）がプレミア日本代表アンバサダーとして参戦。

　ヨンヒ人形のうちわなど「イカゲーム」グッズに身を包み会場に乗り込んだ。ピンクカーペットを歩くキャスト陣に必死に呼びかけていると、なんとイム・シワンが立ち止まり会話することに成功。日本語で「いつまでも応援してください」とコメントするイム・シワンに、イケメンに目がないきょんちぃはもちろん、信子も「カッコいい～！」と一瞬でとりこに。ドンヒョク監督、イ・ビョンホンからはサインをもらった。

　主演のイ・ジョンジェの呼びかけもでき、信子は「握手してもらっちゃった…」と大スターの余韻にどっぷり。トリオそって初となる海外仕事をやり遂げたきょんちぃは「めっちゃ楽しかった！」、信子は「ずっと感動しっぱなしでした！　芸人になって、天下とってよかったなと思います（笑）」とおどけながらも感動体験を振り返った。

　最後に、中学生から一人暮らしをしていて、困った時は雑草を食べていたという衝撃のエピソードを持ち、そこからどん底からはい上がったという“リアルギフン”の様相も呈するすがちゃんは「初海外というのも相まって、こんなにゴージャスでスペシャルな経験をさせてもらってうれしいです。より作品を楽しむことができると思います！　皆さんも一緒に楽しみましょう！　『イカゲーム』大好きだぜ！」と声を上げた。