アイルトン・セナ、“伝説のF1ドライバー”の知られざれる人生が初ドラマ化2024/11/02
Netflixシリーズ「セナ」が、11月29日からNetflixで世界独占配信される。F1世界選手権で計3度のワールドチャンピオンに輝いた史上最高のF1ドライバー、そして日本では“音速の貴公子”の愛称でも親しまれたアイルトン・セナの人生を初めてドラマ化した、骨太かつ感動の人間ドラマだ。セナの輝かしいキャリアを振り返るのみならず、彼の人柄や家族、友人、恋人との関係も掘り下げ、周囲から愛されたセナの真の姿に迫っていく。このたび、そんなセナの人生を描き出し、まるでレースのような疾走感にあふれ、魂が雄叫びを上げるような予告編が解禁された。
1960年。ブラジル・サンパウロで生まれたセナ。幼少期から高い運動神経を誇り、車やモータースポーツに早くから興味を示していた非凡な少年は、成功に向かって挑戦を続け、圧倒的なスピードとテクニックで今もなお“世界的英雄”として歴史に名を刻むF1ドライバーとなる。そんなセナの知られざる素顔に迫る「セナ」は、セナの実家でも撮影が行われるなど、親族の積極的な協力の下で生み出され、リアリティーを徹底追求している。
解禁された映像では、レーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせた若きセナの姿を皮切りに、“世界の頂点”に至るまでのコースをトップスピードで駆け抜けていく輝かしい姿が映し出される。劇中で描かれるのは、“伝説のF1ドライバー”としての活躍と成功だけでなく、彼の内側にあった苦悩、家族や友人、恋人との関係、そして、悲劇——。勝利と挫折、喜びや悲しみを経験して成長していくセナ、そんな彼の人生を誠実に映し出そうという制作陣の真摯(しんし)な姿勢は予告編からも伝わってくる。
セナを演じるという重責を担うのは、「フェラーリ」などへの出演歴を誇る新星、ガブリエウ・レオーニ。ガブリエウは「この大スターに命を吹き込むという責任の重大さを考えると、これが自分のキャリアにとって最も栄誉ある役になると同時に、最も難しい役になるだろうということは、初めから分かっていました」と重みをかみ締めつつも、この役に文字通り全身全霊で挑んだことを告白。
また、「これまで世間に知られていなかったセナの物語を語ることができて、とてもうれしく思います。われわれセナの親族が関わることで特別な作品が生まれることを願います。本作を世界に届けるうえで、Netflixほどふさわしいパートナーはいません」と思いを明かすのは、アイルトンの姉であるビビアーニ・セナ。親族の協力なくては成立しなかったとさえ言える本作だが、ショーランナー兼総監督のヴィセンテ・アモリンは「セナを描く物語の本質は、目標を阻もうとするシステムに挑み、偉業を成し遂げた男の物語。彼は自分らしくあるために、困難に耐え、不利な状況の中で戦ったのです」と熱く語っており、作品に挑む上での情熱と本気度の高さがうかがえる。
セナの没後30年となる2024年に生み出される「セナ」。コースを“音速”で駆け抜ける彼が見ていた景色、そして人生をこの作品で垣間見ることができそうだ。
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