「パム&トミー」のセバスチャン・スタンが怖さを乗り越えて役柄になりきる!2022/03/24
ドラマ「ベイウォッチ」やプレーボーイ誌で有名になったパメラ・アンダーソンと伝説のヘヴィメタバンド、モトリー・クルーのドラマー、トミー・リーの波瀾(はらん)万丈な結婚生活を描いたオリジナルドラマシリーズ「パム&トミー」。本作でトミー・リーに扮(ふん)したのは、「アベンジャーズ」のウィンター・ソルジャーことバッキー役で名をはせたセバスチャン・スタンだ。
──当時は13歳の少年でしたが、この2人のスキャンダルのことは覚えていますか?
「僕はルーマニアからアメリカに来たころで、このスキャンダルの記憶はないんだ。ルーマニアの共産主義は興味深い時代だった。だから、1995年は僕の心はどこかほかのところにあったと思うよ(笑)」
──この役のオファーが来た時、どう思いましたか?
「これまでに僕が演じてきたキャラクターとは違っていたから、とても怖くてナーバスになったよ。パメラを演じたリリー・ジェームズと僕は2人とも、重責を担うことになったんだ。でも僕は、監督を務めたグレイグ・ギレスピーと以前にも一緒に仕事をしたことがあって、彼の大ファンだった。それに共演するリリーのことは、彼女がこれまでに出演した作品をすべて素晴らしいと思っていたし、脚本もとてもよかった。ロバート・シーゲルとD・V・デヴィンセンティスは、とてもリアルで意図された、よくリサーチされた八つのエピソードを書いたと思う。怖かったからこそ、僕はこれに関わる必要があると確信したんだ」
──体中にタトゥーを描くことで、役に入れ込めましたか?
「タトゥーはとても特殊なルックスだった。それは、彼独自のコスチュームみたいだったよ。タトゥーは3日間くらいもつけど、描くのはすごく大変で2時間かかるんだ。それもとても早朝にね。 タトゥーをスタッフに描いてもらうたびに、トミー・リーのインタビュー映像などを見て、彼の声とか特徴とか、取り込めるものはすべて吸収しようとしたよ」
──リリー・ジェームズとの共演はいかがでしたか?
「彼女と一緒に仕事をするのはすごくよかったよ。彼女がいなければ、僕はこれをやれなかった。多くのシーンで彼女と一緒だったしね。彼女はパメラ役に入り込み、パメラを人間味あふれる人として、僕たちが演じられる限り、本当に何が起きたのかが分かるようにしようとしたんだ。それは僕をとてもやる気にさせてくれた。だから、彼女がいてくれてとてもラッキーだったよ」
【プロフィール】
セバスチャン・スタン(Sebastian Stan)
1982年8月13日生まれ。ルーマニア出身。「ゴシップガール」(2007~12年)に出演。マーベル映画でウィンター・ソルジャー役に扮(ふん)し、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(21年)にも出演。
【作品情報】
「パム&トミー」(全8話)
ディズニープラス スターで独占配信中
1995年に出会ってから 1週間足らずで結婚したパメラ・アンダーソン(リリー・ジェームズ)とトミー・リー(セバスチャン・スタン)。2人が新婚旅行中に撮影したセックステープが何者かによって盗まれ、ネット上に流出される事態に巻き込まれる。
この記事をシェアする