「おかえりモネ」で“登米の姫”サヤカを演じる夏木マリ。「なぜ能舞台になったら突然黒髪になるのか」ファンの細かい目線に驚き!2021/06/19
現在放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK総合ほか)。第5週(6月14日~18日放送)、お盆休みを終えて気仙沼から登米へ戻った永浦百音(清原果耶)は、新田サヤカ(夏木マリ)から広葉樹の木材を使った新商品の開発を命じられました。ある日、小学校で新商品のヒントを得た百音は、広葉樹で学習机を作るのはどうかと提案しましたが、納期や木材の乾燥期間、加工スピードなどの問題が発生。そんな時、力になってくれるのは下宿先のサヤカです。
今回はサヤカを演じる夏木さんに、撮影中のエピソードや宮城県の思い出をお伺いしました。
◎清原果耶の魅力&撮影中のエピソード
「清原さんは、お芝居に対する取り組み方が非常に真摯(しんし)です。“19歳でこんなにしっかりしているんだ!”と思いますし、見習うところがたくさんあります。自分の気持ちで動けないシーンは、ディレクターとディスカッションして、“どうしてこういう動きをするんだろう…”と自分に落とし込んでから前に進んでいらっしゃるので、素晴らしいです。モネとの印象的なシーンは、やはり初めて山に連れて行ったところですね。モネのことが少しずつ分かってきて、『ゆっくりでいいんだよ』と伝えるシーンだったので、とても印象的です。登米の自然な空間も良かったですね。樹齢300年のヒバの木に触れた時は、木の生きている時間が伝わってきて自然の大きさを感じました。『おかえりモネ』の撮影中はプライベートでも“木”に注目しています。以前から木造の建物が好きだったので、今回は木に囲まれて幸せです。撮影現場では、でんでんさんと世間話をすることが多いですね。彼は絵も描きますし、年齢も近いので楽しいですよ。ただコロナ禍でお酒を飲みに行けないのが寂しいですね」
◎登米&気仙沼の思い出
「ドラマの舞台でもある登米や気仙沼の空気感を味わいたくて、撮影が始まる前に行かせていただきました。そこで登米はお米と牛肉がとてもおいしいことを初めて知りました。皆さん奥ゆかしいので、あまり宣伝なさらないみたいですが、仙台のおいしいお肉は全て登米のお肉だということを伺いました。牛肉のおすしをいただいて、おいしかったです。お米とお肉、名産の二つを一緒に食べられるので、一石二鳥ですよね。先日『あさイチ』(NHK総合)で放送していた気仙沼のメカジキもおいしそうでしたね! 食いしん坊なので今度食べに行きたいと思います。ドラマのタイトルが『おかえりモネ』だから、モネが気仙沼に帰ってくるんですよね?(笑)。そしたらサヤカさんも気仙沼に行きたいですね」
◎新田サヤカとは? 「おかえりモネ」の見どころ
「私が演じるサヤカさんは、山と結婚しているような女性ですから、潔さや責任の大きさがあると思います。いいセリフがたくさん出てきますが、セリフを言う時は“いい人になりすぎないように”“サヤカさんの度量が出るように”気を付けています。同じセリフでも優しくなってしまう時があるんですよね。モネが頼れるようなおばさんにしたいと思っています。若者なりの迷いを抱えているモネにアドバイスを言いますが、サヤカさん自身も確認しているように演じています。“朝ドラ”の出演は約10年ぶりですが、たくさんの方がご覧になっているので反響が大きいですね。『あさイチ』でも話題になりましたが、『サヤカさんは、なぜ能舞台になったら突然黒髪になるのか…』など、ファンの方ならではの細かい目線に驚きました。私が最初に感じた『おかえりモネ』は、山に降った雨が川に流れて海へ行き、太陽の光で雲になり空に戻ってまた雨となる“循環”のお話だな…と。そして、モネ自身も気仙沼から登米に行き、その後、東京へ行って、また気仙沼に帰るであろう人間関係の“循環”でもあると思います。私たちがコロナ禍との付き合い方を考えだした今、あらためてこのドラマと巡り合えて良かったです。震災から10年という年に自然と人間を描く、非常にいい物語だと思います」
第6週あらすじ(6月21日~25日放送)
肺がんを患うジャズ喫茶の店主・田中知久(塚本晋也)は、森林組合に隣接するよねま診療所に通院中。一方、百音(清原)は森の仕事をする中で、天気への興味が湧いてきます。そして、気象予報士の資格試験を受けようと決意。菅波光太朗(坂口健太郎)に相談しながら本格的に勉強を始め、サヤカ(夏木)にも試験に挑戦することを打ち明けます。ある日、百音は田中から木製の食卓テーブルの製作を頼まれ…。
【番組情報】
連続テレビ小説「おかえりモネ」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は一週間の振り返り。
NHK担当 M・I
関連記事
- 坂口健太郎が「おかえりモネ」菅波先生を好演! ヒロインとの関係を「軽やかに見せたい」
- 「おかえりモネ」でスーちゃんを演じる恒松祐里「りょーちんは罪な男ですよね(笑)」
- 永瀬廉がオーディションで射止めた「おかえりモネ」りょーちん。「幼なじみの関係がすてき」
- 髙田彪我、共通点は宇宙人!? 「おかえりモネ」吹奏楽部シーンであらためて感じた「お客さんの前で演奏するのは楽しい!」
- 永瀬廉が「おかえりモネ」で“朝ドラ”初出演! メンバー&同期の反応は? “とにかくモテる”役作りは「いらなかったですね(笑)」
- 「おかえりモネ」制作統括を直撃! 清原果耶、永瀬廉ら出演者の魅力や制作秘話に迫る
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」が5月17日スタート! ヒロイン・清原果耶が見どころを語る
この記事をシェアする