Feature 特集

ついに最終回!「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」から学ぶ“自分らしさ”のかたち2021/06/03

ついに最終回!「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」から学ぶ“自分らしさ”のかたち

 日本テレビ系で放送中の連続ドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(読売テレビ制作)が、ついに最終回を迎えます。原作はためこうさんの人気コミック「ジェンダーレス男子に愛されています。」で、吉川愛さん演じる新米漫画編集者・町田和子(わこ)と、板垣李光人さん扮(ふん)する、かわいすぎる美男子・相馬周(めぐる)の“めぐわこ”カップルを中心に、個性豊かな登場人物たちが織りなす群像ラブコメディーです。

 記者の考える本作の見どころは、タイトルの「ジェンダーレス男子」というキーワードをはじめとする、物語に散りばめられた“多様性”というテーマ。ほっこり&胸キュンなシーンの中で、登場人物たちの「自分らしくあろうとする姿」がたくましく描かれています。

 高校時代、かわいらしい見た目や装いを理由に、周囲から孤立していた周。しかし、ある日、高校の先輩であった和子からありのままの姿を受け入れられたことをきっかけに、世界が一変します。和子の「周くんは、周くんらしくしてたらいいんだよ」という言葉で、それまで自信を持てなかった自分の“好き”に胸を張れるようになったのです。

 物語の中で周は、自分の好きな洋服を着て自分の信じるように行動しており、その姿は和子をはじめ、多くの人の心に影響をもたらしていきます。記者も、その様子を見ていて「世間的に受け入れられやすい」「一般的に好ましい」ことを理想としている人よりも、「自分が自分として生きていて楽しい」ことに一生懸命な人の方が圧倒的に魅力的だな、と納得しました。

 記者が本作から得たヒントは、自分を定義したり必要以上に好きになろうとすることではなく、自分の思いや好きなことを信じられたときに「自分らしさ」が生まれるのかもしれない、ということ。カテゴライズされた「男性らしい」「女性らしい」「年相応な」という概念にとらわれず、周のように自分でいることを存分に楽しめるようになったら、今よりも少し自分を好きになれるような気がします。

6月3日放送・第10話(最終回)

 周&ささめ(草川拓弥)のユニット「ユニコーンボーイズ」のCDデビューが決定するも、その条件として、周は事務所の社長・奥田諒一郎(塩野瑛久)から和子と別れるよう言い渡されます。別れなければ、CDデビューの話は白紙に戻されることに…。家に帰ってからも、同棲中の和子になかなか言い出せず、一人思い悩む周。和子との関係も、ユニコーンボーイズのことも大切にしたいという二つの思いがせめぎ合う中、周はどのような答えを出すのでしょうか。()

 さらに最終回には、ささめが憧れるワイルドなミュージシャン・AKI役として黒木啓司さん(EXILE/EXILE THE SECOND)が登場。KOUGU維新のプラスドライバ(きつね・大津広次)、平やっとこ(きつね・淡路幸誠)の出演も! 豪華キャストと、胸キュンな結末に注目です!

ついに最終回!「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」から学ぶ“自分らしさ”のかたち
ついに最終回!「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」から学ぶ“自分らしさ”のかたち

【番組情報】

「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています~」 
日本テレビ系
木曜 午後11:59~深夜0:54 ※最終回は深夜0:09~1:04

日本テレビ担当 K・S



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.