Feature 特集

【東京コミコン2018リポート】Vol.1 海外スターからコスプレまで! ステージイベントをピックアップ2018/12/04

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 11月30日~12月2日まで、千葉・幕張メッセで「東京コミックコンベンション2018」が開催された。今年で3回目となった同イベントは、映画やアニメ、コミックなどが一堂に会するポップカルチャーの祭典だ。映画配給会社や玩具メーカー、テレビ局などがブースを出展。ハリウッド映画などで活躍するスターも多数来日し、熱狂のうちに閉幕したイベントの模様を2回に分けてリポート! まずはスターたちが登場したステージの様子を紹介する。

【1990年代の恋愛バイブル「I”s」をドラマ化!】

 BSスカパー!・スカパー!オン・デマンドで12月21日より放送・配信されるドラマ「I”s(アイズ)」のトークショーが、11月30日に開催され、監督の豊島圭介と安里麻里、メインキャストの岡山天音、白石聖が登壇した。「I”s」は1990年代に「少年ジャンプ」で連載された桂正和の同名コミックが原作。高校生の瀬戸一貴とクラスメートの葦月伊織の長きにわたる“すれ違い”を描く青春ラブストーリーだ。

 豊島監督は「大傑作のドラマ化だけに慎重に取り組みました。原作の線の美しさをできるだけ再現するよう心がけた」と撮影時を振り返った。一貴役の岡山は周囲に勧められて原作を読んでいたところに、出演のオファーが来たのだとか。90年代後半の男子中高生の恋愛バイブルと言われているコミックだけに「10代でこの原作を読んでいたら価値観が変わっていた。すてきな女性ばかり出てくるので、一貴のように理想を追い続けてしまったと思います。20代で出合ってよかった(笑)」と影響力に言及。伊織役の白石は「監督やプロデューサーさん、スタッフの皆さん、そしてキャスト全員が『I”s』のファン。オタクが作ったドラマです。それだけに愛情が詰まっているので、ぜひ、多くの方に見ていただけたらと思います」と呼びかけた。

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【「TNGパトレイバー」の押井守監督と“シバシゲオ”が登場!】

 12月1日は、スカパー!ブースに併設されたステージに押井守監督と、俳優・声優として活躍する千葉繁が登壇。12月15日にファミリー劇場で放送される映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー首都決戦ディレクターズカット」(2015年)についてトークを繰り広げた。88年にアニメ「機動警察パトレイバー」第1期が発表されて以来、幅広い世代に支持されてきたシリーズだけに、2人が登場するやステージの周りには100人を超える人だかりができた。これには千葉も大感激。自ら会場整理を買って出て、後ろの人たちが見えるように前方の観客に座るよう指示を出すという一幕もあった。その千葉はアニメと実写の両方でシバシゲオを演じてきたが、「実写版になった時に、アニメの大声を張り上げるオーバーな演技はそぐわないと思ったんですが、ファンの皆さんはアニメになじんできたので、オーバーな演技も受け入れてもらえました」と演技を振り返った。この日はドラマシリーズ「THE NEXT GENERATION パトレイバー」(14年)にも話が及び、押井監督は「(シリーズ第4章にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが出たが)本当は宮さん(宮崎駿)にも出てもらおうと思った。でも、死ぬ役にしようと思っていたので、その殺気を悟られて断られました(笑)」と、意外な裏話を披露した。

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【ホークアイが「アベンジャーズ」最新作に言及!?】

 映画「アベンジャーズ」シリーズのホークアイ役で知られるジェレミー・レナーが、12月2日の主催者ステージに出演。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(18年)にホークアイは出てこなかったが、今後の展開について「『~インフィニティ・ウォー』では死んでしまったヒーローもいるけど、俺は賢く休暇を取っていたんだ(笑)。だから、またあの衣装を着ることになったんだけどね」と、気になる発言。19年公開の「アベンジャーズ4」(仮題)についても「まだ詳しいことは言えないけど、素晴らしい映画になると思う。近いうちに映像を公開できると思うよ」と、ファンの期待をあおる一言を残して、ホークアイの矢のようにステージを去って行った。

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【コスプレ好きのエズラ・ミラーが感動のメッセージ!】

 同じく12月2日にスーパーマンやキャットウーマンなど、DCキャラクターをテーマにしたコスプレコンテスト「DC COSPLAYERS LEAGUE 2018」が開かれたが、そこにスペシャルゲストとして登場したのはDC映画「ジャスティス・リーグ」(17年)でフラッシュを演じたエズラ・ミラー。自身も度々コスプレ姿を披露してきたミラーは参加者たちのクオリティーに大興奮。「やあ、グリーンランタンたち!」「ハーレイ・クイーンだ!」「ジョーカーがいっぱい!」と声をかけながら一人一人を出迎えた。そして、「みんな本当に素晴らしい! ここにいる人たちは単なるファンの集団じゃなくて、ファミリーだよ。漫画ばかり読んでちゃダメとか、ゲームをやり過ぎるなとか言う人もいるけど、そんな考えは退屈だね。僕たちは“負け犬”かもしれないけど、見くびっちゃいけない。僕たちはファミリーなんだ!」と参加者と観客に向かって熱いメッセージを送った。

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 会期中には、口コミで動員を伸ばしてスマッシュヒットを記録した映画「カメラを止めるな!」(18年)の上田慎一郎監督と市橋浩治プロデューサーのトークショーや、大ヒットしたインド映画「バーフバリ 王の凱旋」(17年)に出演、主人公の敵役ながら絶大な人気を集めたラーナー・ダッグバーティのQ&Aセッションなども行われ、ステージの周りには常に客席に入りきれなかったファンの大きな輪ができていた。

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