「誰かの光になれるように」羽生結弦ら代表選手が 「国別対抗戦2021」に向けての意気込みを語る!2021/04/06
日本、ロシア、アメリカ、カナダ、イタリア、フランスの選手が集結し、男子シングル、女子シングル、 ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で優勝を争う「世界フィギュアスケート国別対抗戦 2021」(大阪・丸善インテックアリーナ大阪で4月15~18日)が開催されます。
注目の日本代表選手には、男女シングルに羽生結弦選手、宇野昌磨選手、 紀平梨花選手、坂本花織選手、そしてペアに三浦璃来選手&木原龍一選手、アイスダンスには小松原美里選手&小松原尊選手が名を連ねています。キャプテンとして日本代表を率いる木原選手を中心に、全員で2大会ぶりの金メダルを目指します。
また、本大会は新型コロナウイルス感染拡大後、日本で初めて開催される世界大会。感染症対策を徹底しつつ、団体戦ならではのチームで“団結”して戦うことが重要となるこの大会に向け、出場選手たちが熱のこもったコメントを寄せました。
「誰かの光になれるように」と書かれたフリップを掲げたのは、国別対抗戦には2大会ぶりの出場となる羽生選手。「いろんなところへ行くたびに人がいなくて本当に仕事がない人たちもたくさんいたり、苦しんでいる状況なんだろうな、というのを強く感じました。ただ、その中でも、会う人、声を掛けてくれる人たちが、もちろん世界選手権は完全に良い演技だったとは言えないんですけど、それでも『勇気をもらえました』とか、『希望の光』でしたとか、そういう言葉をいただいた時に、僕はたとえ結果が良くなかったとしても、良い演技だったと納得できる演技じゃなかったとしても、誰かのためになれているのかな、という感じがして、それを常に心の中に持ちながら演技したいなと思ってこの言葉にしました」と、先日スウェーデン・ストックホルムで行われた世界選手権も振り返りながら自身の思いを伝えてくれました。
テーマを「スタート」とした宇野選手は、「全日本選手権、世界選手権が終わって、また一歩先に踏み出したいと思いました。国別対抗戦がシーズン初戦の気持ちで、ここからまた始まる第一歩、『スタート』という気持ちを込めてこの言葉にしました」と力強くコメント。
紀平選手は「全力を尽くす!」と笑顔。「できることすべて、全力を尽くすという気持ちで書きました。 チームとして戦わなければいけないので、周りに迷惑がかからないように、 とにかくその時を全力で頑張りたいなという思いです」と団体戦ならではの難しさと、意気込みを明かしてくれました。
坂本選手は「健康第一」がテーマ。「コロナ禍の中での開催なので、主催者の方、関係者の方も感染しないように。こういう中で、試合ができるというのは本当にありがたいです。シーズン後半に向けての疲れも出ているので、けがをしないようにという意味で、健康第一です」と話してくれました。
ペアに出場する三浦選手と木原選手は、それぞれ「表彰台にのる!」(三浦)、「PBの更新 200点」とテーマを掲げてくれました。三浦選手は「チームでも、ペアの競技でも表彰台にのれるように頑張りたい」、木原選手は 「僕たち自身もなかなか試合に出場することができなくて、 ファンの皆さまの前で滑ることができなかったので、とにかく試合をできる喜び、幸せ感を皆さまにお届けできたらいいかなと思っています」と語りました。
「元気でベスト」をテーマにしたアイスダンスの小松原美里選手は「みんなが健康的に、元気にベストを尽くすことをシンプルに達成したい」、共に戦う小松原尊選手は「みんなで一緒に練習の成果を発揮して、笑顔で終えたいです」と掲げ、「この難しい状況で、すごく大変なシーズンだと思いますが、本当に日本チームはよく頑張りました。一緒に笑顔で終えましょう!」と明るくメッセージを寄せました。
未曾有の状況下でも美しく、そして力強い演技を見せてくれる選手たち。今シーズン最終戦となる戦いに注目が高まります!
【番組情報】
「世界フィギュアスケート国別対抗戦 2021」
テレビ朝日系
4月15日 午後6:30~9:00(男女ショートほか)※一部地域を除く
4月16日 午後8:00~9:54(男子フリーほか)
4月17日 午後6:56~8:54(女子フリーほか)
4月18日 午後9:55~11:25(エキシビション)
テレ朝チャンネル2
4月29日 午前7:00~10:15(開会式、アイスダンス リズムダンス、女子ショート)
4月30日 午前7:00~10:20 (男子ショート、ペアショート)
5月1日 午前7 :00~10:45(アイスダンス フリーダンス、男子フリー)
5月2日 午前7:00~10:40(ペア フリー、女子フリー)
5月2日 午前11:00 ~午後2:00 (エキシビション)
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