絶望下の唯一の安らぎ・ミンジュンとの悲しい別れ&滝藤賢一の狂気的怪演に注目「君と世界が終わる日に」2021/03/06
通信手段なし、逃げ場なし、生存確率0%の“生ける屍=ゴーレム”に占拠された世界を生き抜く、竹内涼真さん主演のサバイバルラブストーリー「君と世界が終わる日に」(日本テレビ系)。2月28日放送の第7話、あまりにも残酷すぎる別れにSNS上でも悲しみの声が多数上がりました。
間宮響(竹内)を守るため、柊木佳奈恵(飯豊まりえ)と駐屯地に残ったミンジュン(キム・ジェヒョン)は、施設内で響の恋人である小笠原来美(中条あやみ)と橘勝利(田中奏生)に襲われ、足を負傷してしまいます。さらに、その傷が引き金となり、血の匂いに誘われた響の母・琴子(臼田あさ美)のゴーレムともみ合いに。なんとかゴーレムの息の根を止めたミンジュンでしたが、その腕には血のにじんだかみ傷が残されていて…。
島へ戻ったミンジュンは、自分が琴子を殺したと響に泣きながら謝罪。一方の響は、ミンジュンの負傷は自分が来美を助けようと駐屯地に残ったことが原因であるとして、強い後悔と責任を感じます。その時、ミンジュンの姉・ジアン(玄理)が、響がテロリストとして投降すればミンジュンのためのワクチンを手配し、他の仲間たちを不問にすると交渉にやって来ます。それは、首藤公貴(滝藤賢一)や駐屯地の人間には一切明かさず、たった一人で決断した、ミンジュンを救うための彼女なりの作戦でした。
いちるの望みにかけ投降を決めた響でしたが、結果としてワクチンは完成しておらず、ミンジュンのゴーレム化は進行。最期は響が涙を流しながら腕の中でミンジュンを鎮めるのでした。それは誰かがやらなければならない、とても、とても悲しい役目でした。
さらに注目したいのは、研究者・首藤を演じる滝藤さんの怪演です。非常電源の故障により冷凍保存装置が制御を失った際、血で顔を真っ赤に染め、狂ったように笑い叫ぶ姿は多くの視聴者の鳥肌を立たせたことでしょう。それ以外にも、にやりと笑う姿や含みのある目の動き…表情だけで恐怖を感じさせる演技は、さすがとしか言いようがありません。今後の放送の中で、首藤の狂気っぷりはどこまで進んでいくのでしょうか。
3月7日放送・第8話
ミンジュンの死を招いた“女”の存在を知った響は、静かに憎しみを募らせていました。仲間たちもまた、ミンジュンを失った悲しみは復讐心へと変わり、怒りの感情をふつふつとさせていて…。必死に生き抜いてきた彼らの怒りの矛先は、徐々に人間へと向かっています。
そんな中、予告映像の中で一番気になるのは、響が「お前がミンジュンを刺した女か」と弓を引いているシーンです。なぜなら、第7話でミンジュンを刺したのは…。さらに、佳奈恵の響へのつらくも真っすぐな思いの行方も見守りたいところです。
一方、駐屯地ではゴーレムの侵入により生存者が激減。ミンジュンを救うため首藤を裏切ったジアンは、駐屯地の一室に幽閉されてしまいます。冷凍保存装置の中身はワクチンではないことが判明しましたが、その正体は一体何なのでしょうか。さらに、自責の念から首藤の研究に妄信的に協力する来美は、首藤への信頼をますます強めていき…。
また、駐屯地で結成された自警団は安全な場所を求めて外部調査を始め、ついに響たちのいる猿ノ島に上陸してきます。響と来美、2人の運命は再び重なり合うのでしょうか。次回放送も見逃せません!
【番組情報】
「君と世界が終わる日に」
日本テレビ系
日曜 午後10:30~11:25
日本テレビ担当 K・S
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