芸人が家族を相方にして漫才を披露！「家族漫才」×「家族愛」優勝するのはどの家族だ!?2021/03/05

　お笑い芸人たちが愛する家族を相方にして漫才を披露し、ナンバー1を競う番組「東野・千鳥のうちのパパはお笑い芸人～家族で漫才GP～」（フジテレビ系）が本日放送される。2020年2月の第1弾では相方の条件は自身の子どものみだったが、第2弾となる今回は両親、孫、妻など、家族であれば誰を相方にしてもOKに。オール巨人が2人の孫と、しずる・村上純が姉と、納言・薄幸が父親と登場するなど、個性豊かな全11組の芸人ファミリーによる特別な漫才をおくるとともに、本番のステージに上がるまでの心温まる姿も追う。

　今回、当番組を一足先に視聴。審査員長を務める千鳥・大悟も「この収録の後には“ちゃんと家に帰ろう”って思うんです」と話す番組の魅力をお伝えしたい。

　まず冒頭のオープニングトークで「世界一優しい（心温まる）賞レース」と、МCを務める東野幸治と千鳥・ノブが番組を紹介するが、まさにその通りで、大きな見どころは「本気の家族漫才」「家族愛」の二つと言えるだろう。

　基本的な番組の流れは、芸人の自宅での家族との様子やステージに上るまでに稽古を重ねる姿などを追ったVTRを見た後に、漫才が披露されるという構成。VTRの内容や家族のエピソードがネタの中に盛り込まれ、盛大な“前フリ”になっていることで、漫才がさらに面白くなっていると感じた。

　どの家族も非常に完成度の高いネタを披露するのだが、個人的に目を引かれたのはトータルテンボス・大村朋宏と長男のコンビと、3時のヒロイン・福田麻貴と母親のコンビ。

　大村の長男については「千鳥のクセがスゴいネタGP」（フジテレビ系）などで披露した替え歌で既に話題になっているが、今回は漫才に挑戦。替え歌の際には父親に対して「今日は僕のバーター」というような歌詞を歌うこともあるが、「尊敬しているお父さんのすごさを伝えたい」と意気込む。歌で非凡な才能を見せる長男の漫才の腕前、そして大村の父親としてのすごさを世の中に示すことができたのか、ぜひ注目してもらいたい。

　3時のヒロイン・福田は顔が驚くほどにそっくりな母親とコンビを組む。VTRでは母の他に祖母も登場するが、ところどころでいきなり辛辣（しんらつ）なコメントが飛び出すなど、家族の日常の会話が既に面白い。ステージでは息の合った漫才を見せ、本物のコンビなのではないか？と錯覚するほどで、終始爆笑してしまった。ゲストの新庄剛志が「お母さんは昔、芸人さんだったわけではないですよね？」と発言するほどの腕前は必見！